不正使用を防げ! 詐欺サイト対策にはプリペイドカード&バーチャルカードが効果的

2017/07/03

万全の対策をしていたとしても、ユーザーがうっかりしたミスをするだけで被害が起きてしまうのが、ネット犯罪の怖いところ。なかでもクレジットカードの不正利用は被害も大きく、できれば避けたいもの。なんとかリスクを減らす方法はないのだろうか。

◆クレジットカード番号の流出を避けるには…

フィッシング詐欺をはじめ、ネット上には残念ながら、数多くの危険が存在している。「セキュリティソフトを入れているから大丈夫」「自分は引っかかるわけがない」と思っている人も多いだろうが、ネット犯罪の手口は年々、巧妙化していてそのすきにつけ込んでくるのだ。

たとえば、好きな時間にほしい物を注文できるネット通販は便利だが、ネットでクレジットカード情報を入力するのには、少なからず危険もある。サイトの運営会社やクレジットカード会社でもセキュリティを高める努力は行われているが、残念ながら、それでもクレジットカードの情報流出はゼロにはなっていない。

そこで対策としてオススメしたいのが「プリペイドカード」。最大の利点は、自分がチャージした以上の金額を引き落とされることがないということだ。

◆プリペイドカードなら被害額を最小限に抑えられる

プリペイドカードを扱っているサービスはいくつかあるが、有名なところでは、「Vプリカ(ネット専用Visaプリペイドカード)」「MasterCardプリペイドカード」「三井住友VISAプリペイド」などがある。

いずれのサービスも、クレジットカードのように審査がいらず、すぐに発行してもらえ、クレジットカードの代わりとして利用できる。

プリペイドカードの多くはコンビニやネットバンキングで事前に購入し、使用する分だけの金額をチャージ(前払い)することになる。交通系ICカードを想像してもらえばわかりやすいだろう。

ほかにも「WebMoney Card」のようなプリペイド式の電子マネーも同様の役割に期待できる。いずれの場合も、カード番号が流出してしまったとしても、チャージしただけの金額ですむので、被害を最小限に抑えることが可能だ。

◆バーチャルカードは番号の不正利用に効果絶大!

プリペイドカードやプリペイド式の電子マネーは、被害額を下げる意味では効果的だが、事前に入手およびチャージしておく必要がある。詐欺サイト対策としてやっておきたいけど、ちょっと面倒……という人もいるのでは?

そんな人は「バーチャルカード」をチェック! バーチャルカードはネット決済専用で、新たにカードが発行されるのではなく、16桁のカード番号だけをもらうことになる。

番号が発行されるなら不正対策としては意味ないのでは……と疑問を感じるかもしれないが、バーチャルカードの16桁は最初に発行されたものを使い続けるわけではなく、状況に応じて、いつでも変更が可能。ネットショッピングごとに番号を変えれば、本物のカード番号を使わず、また番号再利用による流出リスクを軽減しながら、より安全に使えてしまうのだ。

バーチャルカードは、たとえば楽天カードなどサービスを行っているカード会社であれば、その会社のクレジットカードを保有などの条件はあるものの、申請すれば簡単に利用を始められる。もちろん、バーチャルカードのみでサービス展開しているところもある。

便利で安全性の高いバーチャルカードだが、年会費が必要だったり、購入の際に一定の手数料が必要な場合も。使い始める前に、諸条件の確認は必要だ。

一番の流出・不正使用の対策は、ネット通販でクレジットカードを使わないということだろうが、便利さと快適さを求めるとネット通販なしの暮らしは考えにくい。自ら防衛策を講じ、ネット犯罪の被害を未然に防ごう。

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