
スマホ+QRコードだけでATMが利用可能に! 次世代バンキングアプリ「My Pallete」
2018/07/12
スマホを使い、キャッシュカードレスでATMを利用できるサービス「My Pallete(マイパレット)」が注目されています。地方銀行の口座をセブン銀行のATMで取引できるようですが、一体どのようなサービスなのでしょうか?
そう、銀行のキャッシュカードですが、もしかしたら、その銀行のキャッシュカードがスマホ化する日は、遠くないかもしれません。というのも、皆さんはNTTデータが開発した「My Pallete」というアプリをご存知でしょうか。
正式には「金融機関向け次世代バンキングアプリ」と呼ばれるものですが、要はスマホだけで銀行取引が可能になるアプリなのです。
その第1弾として2017年8月からスタートしたのが、西日本シティ銀行。福岡県を中心に九州で展開する地方銀行ですが、「My Pallete」ならインターネットバンキングの契約なしに、残高や送金などの明細確認、税金や公金などの支払い、請求書支払(ペイジーなど)が利用できます。
ポイントは、「インターネットバンキングの契約なしに」という部分。それまで必要だった手間を省き、「スマホひとつで、より簡単に」が、「My Pallete」の目的でもあるわけです。
そして2018年5月からは、新潟県を中心に展開する北越銀行でも「キャッシュカードなしに」ATMが利用できるように。ただ、そう聞くと「セキュリティは大丈夫なの?」と思われそうですが、そこにはちょっとした仕掛けがあります。
(1)ATMで「My Pallete」操作を開始
(2)ATMの画面に表示されたQRコードをスマホで撮影
(3)専用アプリが起動するので、アプリに表示された番号をATMに入力
これでATMでの入出金ができますが、スマホをタッチすればいいのかと思いきや、ちょっとアナログ的な手間が必要に。
ただ、その都度変わるQRコード+スマホの組み合わせは、キャッシュカード+暗証番号よりも安心といえそう。カードのスキミングを防げますし、ATMに不正なカメラが設置されていないかなど、余計な心配をする必要もありません。
さらに、暗証番号を考える手間や、暗証番号を忘れてしまう不安からも開放されます。数字4ケタの暗証番号という、数十年前レベルのセキュリティがようやく進化したともいえるのでは。
つまり、関東や東京にも支店がある北越銀行で口座を開設すれば、全国に24,000台以上あるセブンイレブンのATMで使えるわけです。それなら現実味がありますよね?
もちろん、西日本銀行と同様に口座のネット管理もOK。Android、iOSとも対応なので、どの端末でも利用できます。
経済的なお話になりますが、地方銀行の再生や全国化という意味でも、画期的な取り組みとして注目される「My Pallete」。他の銀行への対応も進む予定なので、全国各地にお住まいの方も要チェックですよ。
※記事内容は2018年5月現在の情報を基に作成。
◆銀行の利用がスマホだけで簡単に
お財布を分厚くするカード類は、少しでも減らしたいもの。では、お財布に必ず入っているカードといえば?そう、銀行のキャッシュカードですが、もしかしたら、その銀行のキャッシュカードがスマホ化する日は、遠くないかもしれません。というのも、皆さんはNTTデータが開発した「My Pallete」というアプリをご存知でしょうか。
正式には「金融機関向け次世代バンキングアプリ」と呼ばれるものですが、要はスマホだけで銀行取引が可能になるアプリなのです。
その第1弾として2017年8月からスタートしたのが、西日本シティ銀行。福岡県を中心に九州で展開する地方銀行ですが、「My Pallete」ならインターネットバンキングの契約なしに、残高や送金などの明細確認、税金や公金などの支払い、請求書支払(ペイジーなど)が利用できます。
ポイントは、「インターネットバンキングの契約なしに」という部分。それまで必要だった手間を省き、「スマホひとつで、より簡単に」が、「My Pallete」の目的でもあるわけです。
そして2018年5月からは、新潟県を中心に展開する北越銀行でも「キャッシュカードなしに」ATMが利用できるように。ただ、そう聞くと「セキュリティは大丈夫なの?」と思われそうですが、そこにはちょっとした仕掛けがあります。
◆キャッシュカードより安心なスマホ取引
では、簡単に利用手順を紹介しましょう。(1)ATMで「My Pallete」操作を開始
(2)ATMの画面に表示されたQRコードをスマホで撮影
(3)専用アプリが起動するので、アプリに表示された番号をATMに入力
これでATMでの入出金ができますが、スマホをタッチすればいいのかと思いきや、ちょっとアナログ的な手間が必要に。
ただ、その都度変わるQRコード+スマホの組み合わせは、キャッシュカード+暗証番号よりも安心といえそう。カードのスキミングを防げますし、ATMに不正なカメラが設置されていないかなど、余計な心配をする必要もありません。
さらに、暗証番号を考える手間や、暗証番号を忘れてしまう不安からも開放されます。数字4ケタの暗証番号という、数十年前レベルのセキュリティがようやく進化したともいえるのでは。
◆My Palleteが利用できる銀行・エリアは?
でも、新潟県だけの話でしょ? そう思うのは早計で、実はこのサービス、「北越銀行の口座をセブン銀行のATMで取引する」際に利用可能なのです(※いずれは北越銀行のATMでも利用可能に)。つまり、関東や東京にも支店がある北越銀行で口座を開設すれば、全国に24,000台以上あるセブンイレブンのATMで使えるわけです。それなら現実味がありますよね?
もちろん、西日本銀行と同様に口座のネット管理もOK。Android、iOSとも対応なので、どの端末でも利用できます。
経済的なお話になりますが、地方銀行の再生や全国化という意味でも、画期的な取り組みとして注目される「My Pallete」。他の銀行への対応も進む予定なので、全国各地にお住まいの方も要チェックですよ。
※記事内容は2018年5月現在の情報を基に作成。