家電の買い替え不要!スマホや音声で複数の家電を操作する方法「設定編」

2018/10/26

なにかと話題の「スマートホーム」や「スマートリモコン」。便利そうだとは感じつつも、基本的には対応した家電が必要なため、まだ導入していないという人も多いのでは。実は、対応していない家電でも、中継機となる「ルームハブ」を利用すれば比較的簡単にスマートリモコン化ができてしまうのです!

◆そもそも「スマートリモコン」とはどんなもの?

最近耳にする機会が増えてきたスマートリモコンですが、ひとことで言うと、「さまざまな家電をスマホやタブレットを使ってインターネットで接続し、一括で遠隔操作するもの」です。

つまり、家電ごとのリモコンをスマホひとつにまとめられ、さらにネット回線を使って外出先からも操作が可能に。この「ネット経由でも操作できる」という点が、従来のリモコンと大きく異なる点です。

スマホをスマートリモコン化しておけば、部屋の中でリモコンを探す手間は省けるし、家の中を移動する際もスマホさえ持っていれば、テレビもリモコンもどこでもオン・オフできるのは便利です。

スマートリモコン化するメリットとしては、
・枕元にテレビやエアコンのリモコンを置かなくてもいい
・あわてて家を出たときなど、通勤中に消し忘れを解消できる
・留守番しているペットや子どものために外出先からエアコン調整が可能
・帰宅時間を逆算してエアコンをオンにできる
・旅行・出張中に照明を点けて空き巣対策
・両親が暮らす離れた実家の室内環境状態が確認できる


など、「リモコンを集約」&「どこからでも操作可能」な特長を生かし、使い方は広がります。

スマートスピーカーの「Amazon Echo」や「Google Home」と連携させれば、何か作業をしていて手を離せないときでも、音声で家電を操作できるので、かなり便利と言えそうですね。

◆スマートリモコン環境は「今ある家電」でも実現可能!

自宅のスマート化を進めるには、対応している家電に買い替える必要があると思われがちですが、実は「ルームハブ」さえあれば、たいていの場合はスマートリモコン環境を実現できてしまいます。

スマートリモコンを利用するには、
・ルームハブ
・ルーター(またはモデム)経由での Wi-Fi環境
・専用アプリ
・利用料金


が最低限、必要となります。

市販されているルームハブを購入するのもいいですが、ハブや専用アプリなどを一括提供サービスしている「@nifty RiMoT(リモット)」などもおすすめです。

◆スマートリモコン化にはルームハブが必要

では、実際にスマートリモコン化してみましょう。「@nifty RiMoT」を申し込むと、以下の写真のように「ルームハブ」「ACアダプター」「USBケーブル」などが届きます。



事前準備として、
・ルームハブと電源アダプターを接続しコンセントに差し込む
・Google PlayまたはApp Storeで「@nifty RiMoT」と検索し、専用アプリをインストール

アプリインストールを済ませたら、続いてルームハブを設定します。
(1)アプリを起動→@niftyIDとパスワードを入力してログイン


(2)スマホでWi-Fi・Bluetooth・GPS機能をオンにし、「ルームハブに接続する」ボタンをタップ


(3)接続しているWi-Fiのネットワーク名が表示されたらWi-Fiのパスワードを入力


これでペアリングが完了します。(ペアリング中はランプが水色に点滅します)

◆「@nifty RiMoT」に家電のリモコンを登録する方法・手順

ここまできたら、次はいよいよリモコンの登録です。ここではテレビを例に手順を見ていきましょう。

(1)リモコン登録の画面で、登録したい家電の横にある「登録」ボタンをタップ
(2)自宅にあるテレビのメーカーをタブメニューの中から選択し「次へ」をタップ

(3)表示されている項目ごとに動作するかを確認(※テレビなら電源・CHなど)
(4)動作する場合は「はい」をタップし、すべての動作にチェックマークがつくまで繰り返し「登録する」ボタンを押す

これでリモコン登録は完了です。



なんとなく難しい&面倒なイメージがありましたが、実際に届いた機器や設定手順は、スマホなどデバイスに表示されるナビに従って進めていくだけなので、普段から何かしらのアプリをインストールしたことがあれば、同じ要領で簡単にできてしまいます。

またルームハブを使ってスマートリモコン化する場合、よほど型番の古い機器でない限り、連携&制御が可能です(※10年ほど前に引っ越し部屋に設置されていたエアコンも連携できました!)。

このあたりは、対応メーカーの家電であっても、実際にリンクさせられるかを試してみないとわからない部分もあります。


さらに、この10月に「家電の自動コントロール機能」が追加されました。

「タイマー機能」では、1日(24時間)、1時間毎にエアコンの設定を変えられるため、冷やしすぎや暖めすぎを防止できるようになり、不在時に照明を自動的にオン・オフできるため、留守中の防犯対策も可能になりました。

「シナリオ機能」では、温度・湿気をキャッチして、エアコンを自動でオン。また、最寄り駅についたことをGPSでキャッチし、電気をつけて、エアコンをつけて…といったいつもの作業を自動で実行してくれるので、玄関を開けたら快適空間になっているという、まさに理想的な機能が追加されています。

今回は設定方法を中心に解説しましたが、次回は実用編として新機能を含めたもう少し踏み込んだ使い勝手についてレビューしていきたいと思います。

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