
【iPhone】Wi-Fiが検索中?駅や街中で動作がおかしくなるのは原因はフリーWi-Fiかも
2019/04/10 藤田 智美駅やコンビニ、街中でネットの読み込みが遅くなったり、iPhoneの動作がおかしくなったりしたことはありませんか? 原因は電波の弱い“微弱Wi-Fi”かもしれません。接続したくないネットワークを避けるにはどうしたらいいのでしょうか。
◆読み込みが遅い? iPhoneの挙動が変!? 原因は?
移動中などにiPhoneの画面の一部がタッチしても反応しなくなったり、動作にラグが発生したり、いきなりアイコンが震え出してホーム画面編集モードに切り替わってしまう。さらには通話や再起動さえできない状態に陥って、パニックになった経験がある人もいるのでは?
iPhoneの動作が不安定になる原因を探るため、症状が出ているときにまず試してほしいのが次の手順です。
・コントロールセンターを開いて左上のカードを長押し
ここで、Wi-Fiアイコンの下に「検索中」と表示された場合、付近の微弱Wi-Fiが邪魔をしている可能性があります。
まれにコントロールセンターさえ開けなくなることもありますが、不具合が生じた場所から500m以上、できれば街の中心とは反対方向へ移動してみて動作が改善されるようなら、フリーWi-Fiが原因である可能性が高いです。
なぜこのようなことが起きるのかというと、iPhoneには一度接続したことがあるアクセスポイントを記憶し、次回から自動的に接続する仕様があるからです。
◆個別に自動接続をオフにする方法
自宅や会社に戻ると自動的にWi-Fi接続してくれるのは便利ですが、通信範囲ギリギリのところで電波を拾われても困ってしまいますよね。
でも大丈夫。以下の方法でiPhoneの設定を見直せば、微弱Wi-Fiによるトラブルは回避できます。
もっとも簡単なのは、「コントロールセンターまたは設定AppからWi-Fiをオフにする」こと。
ただ、微弱Wi-Fiが邪魔をしていると、この操作もできない場合があります。肝心なときにiPhoneの機能が制限されるのはもったいないので、根本的に設定を見直していきましょう。
iOS11以降のiPhoneでは、つなぎたくないWi-Fiを選んで自動接続をオフにすることが可能です。
(1)「設定App」を起動し「Wi-Fi」を開く
(2)自動接続したくないネットワーク名の右側にある「i」マークをタップ
(3)「自動接続」をオフにするか、「このネットワーク設定を削除」をタップ

これでOK。次に同じ場所を通っても、自動的に接続されなくなります。
一つ問題を挙げるとすれば、設定AppのWi-Fi設定ページには、その場で接続可能なネットワークしか表示されないということ。ここに表示される時点で、問題の微弱Wi-Fiが邪魔をして、iPhoneの動作がおかしくなっている可能性もあるわけです。
設定Appの「Wi-Fi」設定ページを開いたまま、電波を拾うか拾わないかギリギリの場所まで離れて、「ネットワークを選択」に表示されたらすかさず「i」ボタンをタップするという荒技もありますが、いちいちやっていられないという人も多いはず。
「自分でWi-Fiの設定ができない」
「(取引先の社内Wi-Fiなど)消去できないネットワークの設定がある」
という人は上のやり方で試すのが得策ですが、そうでない場合、すべてのネットワーク設定を消してしまうのも一手です。
◆ひと思いにネットワーク設定をリセット!
設定Appを使って、すべてのネットワーク設定をリセットすることができます。
旧機種から引き継いだものを含め、これまで設定したネットワーク設定がすべて消えてしまいますが、スムーズな通信&動作を邪魔していた自動接続設定がリセットされるだけでもメリットは大きいでしょう。
設定手順は次の通りです。
・「設定App」→「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」を選択→パスコードを入力

Wi-Fiネットワークやパスワード、Bluetoothの登録デバイス情報、モバイルデータ通信設定、VPN・APN設定がリセットされるだけで、ほかのアプリや写真などのファイルには影響ありません。自分で設定し直せる人は試してみるのもいいでしょう。
iPhoneをいつでもどこでも快適に使えるよう、不具合の元は早めに取り除いておきたいものです。
※記事内容は2019年3月現在の情報を基に作成。
※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。