
コンビニ払いはもう古い!? スマホだけで公金支払いが可能な「モバイルレジ」が便利!
2019/04/25請求書や納付書に印刷されたバーコードを専用アプリ(+カメラ)で読み込み、オンラインで納付できる公金収納サービス「モバイルレジ」の対応自治体が、ここのところ増えてきています。スマホだけで納税や公金支払いが済む便利なサービスを、積極的に活用してみましょう。
■スマホだけで簡単に送金OKな便利サービス
最近は役所への公金支払いも進歩し、各種のネット支払いサービスが利用できるようになっています。
ただ、従来のネットサービスには、“呪文のように”長い各種番号をキーボードで入力しなければなりませんでした。キーを打ち間違えたり、間違っていないか確認が必要だったり、便利さと不安&面倒さが表裏一体のようなイメージだったりしたこともたしかです。
そこで積極的に利用したいのが、「モバイルレジ」と呼ばれるサービスです。
モバイルレジとは、請求書に印刷されているバーコードをスマホで読み取り、ネット上から送金を行うサービスのこと。長い番号入力に悩まされることもなく、慣れれば数分で支払いが完了します。
使い方は簡単です。
(1)「モバイルレジ」アプリを起動し、請求書のバーコードをカメラで撮影
(2)支払金額が表示されるので、支払方法を選択
(3)支払い方法は「ネットバンキング」「クレジットカード決済」「口座振替」のいずれかを選択
手続きはスマホだけで行えるため、出先でもOK。究極のネット送金サービスといえるかもしれません。
◆「モバイルレジ」がかえって不便なケースも?
このように便利なモバイルレジですが、現状では不便な部分や、注意が必要な点もあります。
・ネットバンキングが必須
システム的にはクレジットカード決済や口座振替が可能でも、利用できる自治体の多くはネットバンキングにしか対応していません。クレジットカードでの納付は、東京都港区など、一部の自治体に限られます。
・領収書が発行されない
モバイルレジで送金した場合、請求書の「領収日付印」は空白のまま。たとえば、バイクの軽自動車税をモバイルレジで支払い、車検に領収書が必要な場合、役所窓口で「納税証明書」を発行してもらう必要があります。「納税証明書」が、「領収日付印」の代わりになるわけです。
当たり前ですが、役所窓口は平日の日中しか開いていません。「納税証明書」が必要なケースでは、最初からコンビニなどで支払い、「領収日付印」を押してもらった方が手間はかからないかも。
新しいサービスだけに、モバイルレジが現状に沿っていないケースもあることは、覚えておきましょう。
納付できる公金は自治体ごとに異なりますが、住民税と軽自動車税に利用できる自治体が多いようです。一部の自治体では、国民健康保険料、介護保険料、後期高齢者医療保険料、上下水道料金などにも対応しています。
お住まいの自治体が「モバイルレジに対応しているかどうかは、各自治体のホームページで調べられます。
とても便利なサービスなので、使える自治体では積極的に活用したいところ。利用実績を作ることで、より利便性が高いサービスも導入されるはずですから。
※記事内容は2019年3月現在の情報を基に作成。