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「macOS Catalina(カタリナ)」へのアップグレードで使えなくなるソフトウェアの見分け方

2020/01/28

最新macOSへのアップグレードは不具合が解消されてから……と考えている人が多いと思いますが、「macOS Catalina」に限っては一筋縄ではいかない模様。なにしろ、毎日使っているアプリが使えなくなる可能性があるのですから、ある種の決断が必要になります。

◆macOS Catalinaへのアップグレードに必要な条件

最新macOSがリリースされたとき、まずチェックするのはアップグレードに必要なシステム条件とハードウェア条件でしょう。まずはmacOS Catalinaに必要な条件を見ていきましょう。

【システム条件】
・OSX 10.9以降
・4GBのメモリ
・12.5GB以上の空き領域(OS X El Capitan 10.11.5以降の場合)
 OS X El Capitan 10.11.5以前のOSからmacOS Catalinaへアップグレードするには、最大18.5GBの空き領域が必要
・Apple ID
・インターネット接続環境

【ハードウェア条件】
・MacBook(Early 2015以降)
・MacBook Air(Mid 2012以降)
・MacBook Pro(Mid 2012以降)
・Mac mini(Late 2012以降)
・iMac(Late 2012以降)
・iMac Pro(2017)
・Mac Pro(Late 2013以降)

システム条件、ハードウェア条件を確認するには、Appleメニュー→「このMacについて」を選択。「概要」からOSとメモリ、ハードウェア条件を、「ストレージ」からハードドライブの空き容量を、それぞれチェックすることができます。

◆macOS Catalinaで使えなくなるアプリがある!?

macOS Catalinaにアップグレードする上で気をつけなければならないのが、アプリケーションの互換性。Appleは以前から32bitアプリの廃止に向けて動いていましたが、「macOS Mojave(モハベ)」では32bitアプリに対し、30日に一度、警告画面を出すにとどめていました。

しかし、64bitへの移行が完了したmacOS Catalinaは、32bitのアプリケーションに対応していません。毎日使っているアプリが32bit版である場合、仕事や日常の作業に支障をきたす可能性があるのです。

macOS Catalinaから非対応となったアプリケーションの中には、「Adobe Creative Suite(Adobe CS)」「Office for Mac 2011」といった日常使いのアプリもあります。

Adobeからは「Adobe Creative Cloud(Adobe CC)」という64bit対応の後継シリーズが、office for Macからは「Office 365」「Office 2019 for Mac」という、やはり64bitの後継シリーズがリリースされています(「Adobe CC」と「Office 365」はサブスクリプション(サブスク)製品)。

こうしたアプリを使用している人がmacOS Catalinaにアップグレードする際は、後継シリーズのサブスク契約を結ぶか、パッケージ版がある場合は後継アプリを購入する必要があります。

macOSアプリは自動的に64bitに移行するので心配はありませんが、サードパーティ製のソフトウェアは使えなくなる可能性があります。macOS Catalinaにアップグレードする場合は、事前に確認した上で行いましょう。

◆32bitアプリケーションの見分け方

32bitのアプリケーションが使えている間は、使用中のアプリが64bitか32bitかわからないという人も多いはず。ここでは、32bitアプリの見分け方を紹介します。

(1)Appleメニュー→「このMacについて」→「システムレポート」を開く
(2)「ソフトウェア」の下階層にある「アプリケーション」を選択

(3)画面右端にある64ビット(Intel)の欄をチェック。「いいえ」の項目が、macOS Catalinaへのアップグレードで非対応になる
まずは、ご使用中のアプリをチェック。仕事や日常の作業で32bitアプリケーションを使用している場合、macOS Catalinaへのアップグレードは後継アプリの購入・サブスクリプション契約後に行うのが賢明と言えそうです。

※2019年12月時点の情報です。
※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。

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