
iPhoneで撮影した「.HEIC」形式の画像ファイルをJPG・JPEG形式に変換する方法
2022/09/10iPhoneで撮影した写真がWindowsパソコンで開けなかったり、サイトにアップロードできなかったりなど、困った経験はありませんか?
原因はおそらくiPhoneで撮った写真の形式にあります。一番の解決策は、汎用性の高いJPGファイルに変えること。早速その方法を見ていきましょう。
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「.HEIC」とはiOSとmacOSが採用する画像ファイル拡張子
iPhoneで撮影した写真をパソコンに送ると、アイコンの下に
「IMG_0000.HEIC」
といったファイル名が表示されます。
「.HEIC」とは、HEIF(High Efficiency Image File Format)という画像ファイル形式につけられる拡張子のこと。「HEIF」はヒーフ、「.HEIC」はヘイクなどと呼ばれています。
最大圧縮率がJPEGの約2倍と非常に高いことから、2017年にiOS11とmacOS High Sierraで採用され、iPhoneの写真の標準フォーマットになりました。
同じストレージ領域に最大2倍の高画質画像(容量はJPEGの約半分)を保存できるのは、iPhoneユーザーやmacユーザーにとってはうれしい限りですが、問題はその互換性です。
Apple以外のOSやブログなどのWebサービスがこの画像ファイルフォーマットをサポートしていない可能性があるため、「.HEIC」形式のファイルを開けない、アップロードできないといったトラブルが生じています。
そんなときに活躍してくれるのがJPGという画像ファイル形式。汎用性が高く、WindowsやMac、iPhoneでもAndroidでも開くことができます。JPEGという形式もありますが、文字数をのぞけば大きな違いはありません。
「.HEIC」形式の写真を「.JPG」ファイルに変換する方法
「.HEIC」から「.JPG」に変換する方法は、何パターンかあります。ここでは、主な変換法を紹介します。
「Google フォト」で開く
「Google フォト」(またはGoogleフォトアプリ)にアップロードすることで、WindowsパソコンやAndroidスマホでも「.HEIC」形式の写真を見ることが可能に。
さらに名前をつけて保存すれば、「.JPG」形式への変換が可能に。
オンラインツールを使う
もっとも手軽なのは、無料で使えるオンラインツールを使用する方法。おすすめはこちらのサービス。
・HEICからJPGへのコンバーター(Convertio)
・HEIC変換フリーソフト(Apowersoft)
どちらもインストール必要はなく、変換したい画像をアップロードするだけでOK。簡単な手順もうれしいですね。
無料アプリを使う
写真をオンライン上にアップしたくないという人は、無料アプリを使って変換することも可能です。
・JPEG – PNG 変換 〜画像フォーマットを変換(iOS)
Windows10デバイスなら拡張機能で解決
Windows10デバイスで「.HEIC」形式の画像を開く場合は、マイクロソフトのサイトから「HEIF 画像拡張機能」を入手し、インストールするのがベスト。面倒な変換作業が不要になります。
iPhoneで撮った画像を「.JPG」ファイル形式で保存するには?
iPhoneで撮影した写真は自動的に「.HEIC」形式で保存されますが、「.JPG」形式で保存するように、設定変更もできます。手順は次の通り。
(1)設定アプリを起動
(2)「カメラ」→「フォーマット」の順にタップ
(3)「互換性優先」を選択
これで次の撮影から「.JPG」形式で保存されるようになります。
同じ被写体を「.HEIC」と「.JPG」で撮影し、パソコンに送ってみると分かりますが、ファイルサイズは約2倍です。「互換性優先」のまま撮影し続けると、ストレージを圧迫する可能性があるのでご注意ください。
設定操作が心配な方はサポートサービスの利用がおすすめ
ご説明した手順でファイル形式の変換が可能ですが、中には設定操作が心配な方もいるのではないでしょうか。
あまりスマホやパソコンの操作に慣れていない方は、リモートで設定をサポートしてくれる「@nifty まかせて365」がおすすめです。
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※2022年9月時点の情報です。
※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。