MU-MIMOとは?読み方やメリット、デメリットを解説

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MU-MIMOは無線LANルーターの性能をアップさせる最新の機能で、MU-MIMO対応ルーターを利用すれば速度が安定する上にWi-Fiが届きやすくなります。さらに複数のデバイスで同時にWi-Fiを利用しても速度が遅くなる心配がないなど、快適なWi-Fi環境になります。

この記事では無線LANルーターのMU-MIMOとはどのような機能なのか解説します。

MU-MIMOとは

MU-MIMOとは、『Multiple Input Multiple Output』を略した言葉で、マルチユーザーマイモと読みます。MU-MIMOは高性能な無線LANルーターに搭載されている最新鋭機能です。

MU-MIMOを正しく理解するには、まずMIMO(SU-MIMO)とは何かを知る必要があります。

MIMOは複数のアンテナを用いて速度を向上する技術

MIMOは無線LANルーターとWi-Fiに接続する端末側の双方が複数のアンテナを用いて、通信データの送受信をする技術です。複数のアンテナを使用することで通信速度の向上を実現しています。

MIMOは2009年に策定された無線LAN規格IEEE802.11nで取り入れられ、この頃から無線LANルーターの性能は飛躍的に向上するようになりました。しかし、MIMOでは1本のアンテナにつき1台までのデバイスとしか通信できない欠点があります。ひとつのWi-Fiに複数のデバイスを接続することはできますが、通信は順番で1台ごとに提供されます。

例えば一つのWi-Fiに3台のデバイスが接続していて、それぞれが動画をダウンロードしようとしているとします。この場合、最初に通信を開始したデバイスのダウンロードが終了するまで他の端末は通信できません。そのため、MIMOはSU-MIMOとも呼ばれています。SU-MIMOとは『Single User MIMO』を略した言葉で、一つの端末に向けて通信を提供する技術でもあります。

MIMOでは基本的に1対1の通信を前提としているので、複数のデバイスが同時に接続すると速度が不安定になる恐れもあります。

MU-MIMOはMIMOの進化系

MU-MIMOはMIMOを進化させた通信技術です。MU-MIMOは2013年に策定された無線LAN規格IEEE802.11acから取り入れられました。

MIMOでは搭載できるアンテナとなるストリーム数が4×4でした。MU-MIMOではその倍の8×8を内蔵可能にしたことで、より通信速度が向上されています。IEEE802.11acと802.11nの最大通信速度の差には、MU-MIMOとMIMOの違いが表れています。

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SU-MIMOでは複数のデバイスをWi-Fiに接続すると、それぞれの端末へ順番に通信を提供しなければいけませんでしたが、MU-MIMOでは複数デバイスとの同時通信が可能になりました。そのため、複数デバイスで同時に動画などのダウンロードをしてもスムーズに通信が行えます。

さらにMU-MIMO対応だとビームフォーミング機能が搭載できるメリットもあります。ビームフォーミングとは、Wi-Fiに接続している端末の場所や距離を判別し、適した電波を送る機能です。ビームフォーミングが利用できれば、壁や家具などの障害物があっても安定したWi-Fi接続が可能になります。

MU-MIMOのメリット

前述した内容を踏まえてMU-MIMOのメリットをまとめると、以下の2つです。

・複数端末での同時通信が可能
・複数の端末を同時接続しても速度が低下しない


MU-MIMOはMIMOの欠点を解消させた進化系なので、複数の端末をWi-Fiに繋いでも速度が安定します。家族で同時にWi-Fiを利用するのであれば、MU-MIMOを利用できる環境にするのが望ましいです。

ただし、MU-MIMOに対応していても、Wi-Fiに接続できる端末の台数は無線LANルーターごとに限りがあります。MU-MIMO対応であってもWi-Fiに接続している端末台数が上限を超えると、速度が不安定になるので注意してください。

MU-MIMOのデメリット

MU-MIMOには以下2つのデメリットがあるので注意が必要です。

・デバイス側も対応機種でなければいけない
・対応ルーターの値段が高い


順番に見ていきましょう。

デバイス側も対応機種でなければいけない

MU-MIMOを利用するには、無線LANルーターとWi-Fiに接続するデバイスの両方が対応機種である必要があります。どちらかの一方が非対応機種であれば、MU-MIMOは利用できません。

とはいっても、よほど古い機種でなければデバイス側が対応している可能性は高いです。古いスマホやパソコンを利用している場合、MU-MIMOに対応していない可能性があるので注意しましょう。利用している端末がMU-MIMOに対応しているかは、メーカーの製品ページを見ると確認できます。

製品ページのスペック表にある無線LAN規格の項目でIEEE802.11acと記載されていれば、対応ということになります。

対応ルーターの値段が高い

MU-MIMOはハイスペックな無線LANルーターに搭載されている機能です。そのため、対応ルーターを買うときの費用が高くなりがちです。安価なものでも5,000円前後、よりハイスペックな機種になると1万円以上します。

ところがMU-MIMO対応ルーターは契約する光回線の事業者からレンタルできる可能性があります。MU-MIMO対応ルーターがレンタルできれば、利用料金は月額数百円とさほど高くありません。

インターネットを契約している事業者がMU-MIMO対応機種をレンタル品として提供しているのか確認してみるのもいいでしょう。MU-MIMO対応ルーターがレンタルできる事業者の契約や乗り換えを検討するのも悪くありません。

まとめ

MU-MIMOとSU-MIMOの違いを一言でまとめると、「複数端末での同時通信が可能なのか」です。

MU-MIMOは複数端末での同時通信が可能で、家族で同時にWi-Fiを利用しても速度が速い状態のままです。SU-MIMOは1対1での通信を行う技術のため、1台の端末が通信を行っている間は他の端末での通信ができません。

MU-MIMOにはビームフォーミング機能も利用でき、デバイスへのWi-Fiの届きやすさが向上しています。SU-MIMO対応ルーターからMU-MIMO対応ルーターへ買い替えると、Wi-Fiの繋がりやすさ向上に期待できます。

快適なネット環境には光回線の品質も求められる

MU-MIMOは無線LANルーターに搭載された、より快適にWi-Fiを利用できる機能ですが、MU-MIMO対応の無線LANルーターを利用しても、契約している光回線の品質が高くないと利便性は上がりません。

理論上ではどの光回線も最大通信速度は1Gbps以上ですが、実効速度はプロバイダによって異なるので、MU-MIMOを利用する上で注意しなければいけません。

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※2021年4月時点の情報です。
※本文中に記載されている通信速度は理論値です。必ずしもこの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯などによっては、思うように速度が出ない場合や接続が不安定な場合があります。

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