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IPv4とIPv6の違いとPPPoEとIPoEの違い|光回線の速度改善が期待できる接続方式

2021/11/16

昨今では、快適にインターネットを利用するためにIPv6対応かどうかがポイントとなってきています。しかし、IPv4とIPv6の違いについて知らない人は多いのではないでしょうか?

本記事では新しい接続方式であるIPv6と、従来型の接続方式であるIPv4の違いを解説します。IPv6について知りたい人はもちろん、インターネットの通信速度を改善したい人もチェックしてみてください。

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IPv4とIPv6の違い

IPv4とIPv6はインターネットの接続方式です。インターネットではスマホやパソコンなどの機器にIPアドレスを割り当て、接続ができる仕組みとなっています。IPアドレスはインターネット上の住所のようなもので、複数の数字を割り当てて構成されています。

IPv4とIPv6のどちらも機器にIPアドレスを割り当てる役割をしていますが、同じ方式というわけではありません。

・発行できるIPアドレスの数
・使用できる通信方式
・設定方法


IPv4とIPv6では、主に上記3つの点で違いがあります。

発行できるIPアドレスの数

IPv4は1990年代後半から普及がはじまったプロトコルで、およそ43億個までのIPアドレスを割り当てられます。ところが全世界の人口が約80億人と言われる現在では、1人がパソコンとスマホの2端末でインターネットに接続すると考えると、43億個では足りなくなってしまいます。

そこで登場したのがIPv6です。IPv6で提供できるIPアドレスは約340澗(かん)個です。事実上、IPv6では無限にIPアドレスを提供できることになり、枯渇問題が発生する心配がありません。(※1澗=1兆×1兆×1兆)

IPv6は提供できるIPアドレスの個数を大幅に増加させるために普及された接続方式というわけです。

使用できる通信方式

IPv4とIPv6では、使用できる通信方式が異なります。IPv6ではIPoEとPPPoEが利用できますが、IPv4ではPPPoEを用いた通信しかできません。後述しますが、IPoEを使うと通信速度が安定する状態になります。 IPv6は通信速度の改善も見込める接続方式なのです。

PPPoEとIPoEの違い

前述の通り、IPv4とIPv6とでは利用できる通信方式が異なります。これは通信速度の安定性を維持するための重要なポイントです。

PPPoEとは

PPPoE方式ではプロバイダーを経由して、インターネットに接続します。この方式だとインターネットを利用する人が多いと、プロバイダー側で混雑が発生して通信速度が遅くなる恐れがあります。

IPv4の普及がはじまった頃は、まだインターネットの利用人口が少なくPPPoE方式でも通信は安定しました。しかし、スマホが普及した今はインターネットを使う人口が増え、PPPoE方式を使うと利用者が多い夜は通信が混雑することで、通信速度が遅くなってしまいます。

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IPoEとは

IPv6で利用できるIPoE方式は、イーサネットを使ってIPパケットを伝送するインターネットの通信方式となっており、インターネットへ接続する経路の道幅が広いため、利用者が多い時間帯でも混雑が起きず通信速度が低下しにくいのが特徴です。

道路で例えると、PPPoEでは一車線を、IPoEでは三車線を使ってデータを移動させるといったイメージです。IPv6を活用するとインターネット利用者が多い夜でも快適にインターネットができ、通信速度の改善が見込めます。

ただし、プロバイダーによってはIPv6でIPoE通信ができない場合があるので注意してください。

IPv4 over IPv6とは

それぞれの違いを比較すると、IPv6はIPv4より機能面で優れている接続方式だと思えます。しかし、IPv6にはIPv4のみ対応のウェブサイトが閲覧できないデメリットがあります。今もIPv4にしか対応していないウェブサイトは多く、この点には注意しなければいけません。

そのデメリットを解消できるのが「IPv4 over IPv6」です。

IPv4 over IPv6とは、IPv6でインターネットに接続している状態でIPv4のみ対応のウェブサイトが閲覧できる技術です。IPv4 over IPv6を利用するとIPv6接続でもIPv4サイトを見ることが可能となり、IPoEでの通信なで通信速度が不安定になる心配はありません。

IPv4 over IPv6やIPoEを利用するには、対応の光回線やプロバイダーとの契約が必須です。中にはIPv6が利用できても、IPv4 over IPv6やIPoEは提供していないプロバイダーがあるので注意してください。

おすすめの光回線

本記事ではIPv4とIPv6の違いを解説してきました。IPv6を用いて快適にインターネットを利用するには、契約する光回線やプロバイダーが重要です。光回線やプロバイダーによって、以下2つの機能に対応しているかを確認しておきましょう。

・IPoE
・IPv4 over IPv6


上記を踏まえた上でおすすめなのが@nifty光です。

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