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【初心者向け】無料でIPv6を申し込む方法と初期設定を解説

2022/07/29

これから固定回線を利用するうえで、快適さを維持するポイントとなる「IPv6」。IPv6は通信速度の安定性を保てる通信方式ですが、まだまだ普及を進めている途中のため、利用する方法がわからない人も多いのではないでしょうか?IPv6を利用する方法は簡単ですが、状況によっては追加料金が発生するので注意が必要です。

本記事では、無料でIPv6を申し込む方法と初期設定の手順を解説します。

IPv6対応のインターネットはこちら

 

IPv6とは

IPv6とは次世代の通信プロトコル(インターネットで情報を通信するためのルール)で、もともとIPv6は「IPv4」という通信規格だけではIPアドレスがいずれ不足するという問題を解消するために誕生しました。

IPアドレスはインターネット上での自分の住所となるもので、プロバイダーから発行されます。

IPv6でのIPアドレスは約340澗(かん)個にもなります。(※1澗=1兆×1兆×1兆)日常生活で出てくることのないような桁のIPアドレスが利用できるようになるため、事実上IPv6が発行できるIPアドレスは枯渇する心配がありません。

IPoE方式での通信ができるのもIPv6のメリットです。IPoE方式では、混雑する経路を避けて安定した通信ができるため、IPv6の利用は通信速度を改善する方法とも言えます。

IPv6とは|接続確認から申込まで初心者にもわかりやすく解説

 

IPv6接続かIPv4接続かを確認しよう

すでにIPv6接続を利用している場合があるため、申し込みをする前に、IPv6の接続状況を確認してみましょう。

IPv6の接続状況は、以下の方法で確認できます。

・IPv6接続確認サイトを使う
・PCの設定画面で確認する

それぞれの詳しい確認方法は以下記事を参考にしてください。

IPv6の利用状況を確認する2つの方法|スマホやタブレットでもチェックしよう

 

IPv6の利用には申し込みが必要

IPv6を利用するには、以下どちらかの方法で申し込みが必要です。

・IPv6対応プロバイダーを申し込む
・利用中のプロバイダーでIPv6オプションサービスを申し込む

後ほど「IPv6の申込方法」で詳しい手順を解説しますが、申込み方法によって流れが異なります。

 

IPv6対応条件確認

IPv6を利用するには、以下3つの条件を満たしている必要があります。

・IPv6対応プロバイダーを利用
・IPv6対応デバイスを利用
・IPv6対応ルーターを利用

どれか1つでも満たしていないと、IPv6は利用できません。

特に注意したいのは、対応プロバイダーの利用が必要な点です。

IPv6を利用できるプロバイダーは増えてきましたが、今も非対応の事業者は存在するため、これから新規でプロバイダーを契約する場合、IPv6に対応しているか確認しましょう。

現在はIPv6の普及が進んでいるので、よほど古い機種でなければ利用しているデバイスやルーターはIPv6接続に対応しています。

IPv6対応ルーターの選び方

 

IPv6の申し込み方法

先ほど「IPv6の利用には申し込みが必要」の項目で説明した通り、申し込み方法は以下の2通りありますが、どちらの方法も難しくなく、手順がわかればスムーズに行えます。

方法別に詳しい手順を解説します。

 

対応プロバイダーを申し込む場合

新規でIPv6対応プロバイダーを申し込む場合、流れは以下の通りとなります。

1.対応プロバイダーの専用ページで申し込み手続きをする
2.Pv6対応ルーターを用意しない場合、ホームゲートウェイのレンタルも申し込む
3.開通工事を行う
4.プロバイダー側が利用環境を確認
5.プロバイダーからの利用開始メールを受信する
6.IPv6の利用開始

IPv6対応プロバイダーを申し込む場合、基本的に開通とほぼ同じタイミングで利用開始となることがほとんどです。

なお、以下のパターンに当てはまる場合、家に引き込み済みの回線を引き続き使うので開通工事は行われません。

・フレッツ光からIPv6対応光コラボ への移行
・他社の光コラボからIPv6対応光コラボへの移行

 ※光コラボとはNTT東日本、NTT西日本が提供するフレッツ光回線を各プロバイダー事業者が借り受けて展開する光回線です。

 

IPv6オプションサービスを申し込む場合

IPv6対応のプロバイダーを契約中で、追加サービスとして申し込む場合は基本的に以下の流れになります。

1.ホームゲートウェイのレンタルを申し込む(またはIPv6対応ルーターを用意する)
2.契約プロバイダーの会員ページでIPv6を申し込む
3.プロバイダー側が利用環境を確認
4.プロバイダーからの利用開始メールを受信する
5.IPv6の利用開始

 

光電話に加入でホームゲートウェイ提供

フレッツ光や光コラボでIPv6を利用する場合、光電話に加入すると別途申し込み不要でホームゲートウェイが提供されます。

ホームゲートウェイはIPv6対応なので、提供されればルーターがIPv6に非対応でも大丈夫です。

また、ホームゲートウェイを利用する場合、自動的にIPv6を利用するので設定は必要ありません。

 

IPv6初期設定方法

IPv6を申し込み後、ルーターやデバイス側で設定が必要な場合があります。

以下、設定の手順を紹介します。

 

ルーター側で行う設定方法

ホームゲートウェイを利用せず、IPv6対応ルーターを使う場合は設定が必要なケースがあります。設定の手順はルーターの機種ごとに違いますが、基本的な流れは同じです。

ここではBuffalo製のルーターを使っていると仮定して、設定方法を紹介します。

 

まずWi-Fiルーターに接続しているPCのブラウザ、スマホの専用アプリ(StationRadar)で設定画面を開いてください。
※設定画面:検索窓にWi-FiルーターのIPアドレス(初期値は「192.168.11.1」)を入力して検索

 

設定画面を開いたらログイン のうえ、「詳細設定」を選択します。

※ログインユーザー名やパスワード等詳細は、Buffaloサイトにてご確認ください。

Ipv6_02

 

次に「Internet」を選択して、「IPv6アドレス取得方法」の項目で以下のように表示されている項目を選択してください。

・v6プラス
・IPv4 over IPv6接続
・IPv6接続オプション

 

メーカーや製品によっては、ルーターの背面にスイッチがあります。

スイッチがある場合、ツマミを「MANUAL」や「ROUTER」にあわせてください。

以上の手順を行い、管理ツールで「設定」を選択すると以下の流れで画面が切り替わります。

IPv6_04

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画面の指示に沿って、最後に「接続成功」と表示されればOKです。

 

PC側で行う設定方法

PCでインターネットを利用する場合、デバイス側でIPv6を有効にする必要があります。

以下記事内、「PCの設定画面でIPv6接続を確認する」の手順でIPv6の接続設定を有効にできます。

IPv6の利用状況を確認する2つの方法|スマホやタブレットでもチェックしよう

 

スマホやタブレット側は設定不要

スマホやタブレット側で設定をする必要はなく、ルーター側でIPv6が有効になっていればOKです。

 

おすすめのIPv6対応プロバイダー

IPv6対応のプロバイダーは増えてきましたが、まだ全てのプロバイダーが対応しているとは言えません。

IPv6に対応したプロバイダーでは「@nifty光」がおすすめです。

@nifty光はIPv6サービス「@nifty v6サービス」を追加料金なしで提供しており、@nifty光の月額料金で利用できます。 

そのため、通信速度を改善したい人はもちろん、IPv6を有料で利用している人も、IPv6対応ルーターが最大25カ月間無料で利用できる@nifty光を検討されてみてはいかがでしょうか。

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