
KDDI通信障害による返金を装ったフィッシング詐欺に注意|偽SMSの対策を解説
2022/08/162022年7月2日に発生した通信障害に伴い、KDDIは利用者への返金を予定していますが、この返金を装ったフィッシング詐欺が横行する可能性があると注意喚起がされています。本記事ではフィッシング詐欺に騙されないための偽SMS対策を解説していきます。
セキュリティ対策に不安のある方はこちら
KDDIの通信障害とは
2022年7月2日にKDDIの携帯電話サービスで大規模な通信障害が発生しました。今回の通信障害は、通信ネットワーク内の中継ルーターをメンテナンスする作業で設定ミスがあり、全国ネットワークに連鎖的に輻輳が波及したことから、61時間の大規模障害となりました。
7月28日に総務省へ提出された報告書では、この障害による影響範囲は合計約3,091万人とされています。
KDDIは通信障害に対して補償を発表
2022年7月2日に起きた通信障害において、KDDIは対象者への返金 を行うことを発表しています。
返金総額は75億円となり、返金の対象者は8月中旬以降に確定し、SMSで案内がされます。
KDDIを装ったフィッシング詐欺が予測される
KDDIの返金時に懸念されるのがフィッシング詐欺です。KDDIを装った偽物のSMSを通知し、返金のために口座情報の入力を誘導する詐欺や、URLのクリックを誘導しマルウェアに感染させるといったサイバー攻撃の発生が予測されます。
KDDIは請求額を減額する形で返金し、案内を通知するSMSではリンク先のURLの記載や個人情報の入力などは求めない形をとることでフィッシング詐欺の対策を取っています。
しかし、利用者側が上記を認識しないと、フィッシング詐欺の被害が生じる可能性があるので注意が必要です。「返金」という言葉から口座情報などの入力をするものと勘違いして、誤って口座情報や個人情報を入力しないようにしましょう。
過去にauを装ったなりすましメールも多発しています。偽物の通知に騙されないように参考にしてみてください。
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偽SMSの対策方法
KDDIの返金方法を把握していても、偽物のSMSが届く可能性はあります。偽物のSMSが届いた時にきちんと対応できるように対策方法を把握しておきましょう。
URLをクリックしない
まずSMSが届いた際に記載されているURLはクリックしないようにしましょう。SMSは手軽で便利な反面、本物かどうか確認する方法が少ないため、基本的には偽物と疑って対応するようにしましょう。
正式な電話番号か検索する
届いたSMSが正式な電話番号からの通知かどうか確認しましょう。届いた電話番号をそのまま検索してみると正式な電話番号なのかどうかを確認することができます。また「090」や「080」など携帯電話の番号でSMSが届いた場合には偽物の通知だと疑いましょう。
検索から公式HPにアクセスする
SMSで届いた内容が本当かどうかは公式HPに直接アクセスすることで確認しましょう。検索から公式HPにアクセスし、SMSで届いた内容が発信されているかどうか「お知らせ」や「マイページ」で確認したり、同様の偽物のSMSが出回っているかなども公式HPで情報提供されていたりします。
SMSが本物だとしても公式HPにアクセスしてから手続きをする癖をつけておくことが、偽SMSの対策になります。
セキュリティソフトで不正サイトへのアクセスをブロックする
いくら自分で対策をしていても、それを掻い潜ってサイバー攻撃を仕掛けてくるものがあります。サイバー攻撃からの被害を防ぐにはセキュリティソフトの導入をおすすめします。セキュリティソフトを導入すれば危険なサイトへのアクセスをブロックしたり、マルウェアに感染した際もフルスキャンでウイルスを駆除ができて安心です。
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※2022年8月時点の情報です。
※iOSはウイルススキャンに対応していません。
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