Chromebook(クロームブック)とは?できることやデメリットを解説

2022/08/10

現在、教育の現場でもシェアが拡大するChromebook。

Chromebookは値段が安価な機種が多いため、教育現場以外にカジュアル を求めるユーザーからも人気を得ています。

安価だからといって品質が低いわけではなく、できることの種類は幅広いため、パソコンを使う目的がよほど高度なものではない限り、Chromebookは検討する価値があるでしょう。

本記事では、Chromebookでできることやデメリットを解説します。

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Chromebookとは

Chromebookとは、Googleが独自に開発した「Chrome OS」が搭載されたパソコンで、WindowsやMacとはOSが異なるパソコンになります。

Googleは検索エンジンとして有名ですが、スマホのAndroid OSも開発しています。

Chromebookの主な特徴は以下の4点です。

1.起動スピードが早い
2.Googleアカウントでログインできる
3.Google Playアプリが利用できる
4.自分でセキュリティ対策をする必要がない

 

起動スピードが早い

Chromebookは、電源を入れてからログイン画面が表示されるまでの時間が約10秒程度という機種が多くなっています。

また起動後のファイル読み込み速度も早く、内蔵ストレージやメモリを圧迫しない限りは快適に利用できます。

 

Googleアカウントでログインできる

Chromebookは、Googleアカウントを使ってログインする仕組みとなっているため、Googleアカウントを持っていれば初期設定がとても簡単です。

Googleアカウントがある場合、以下の4つのステップで初期設定が完了します。

1.電源を入れる
2.キーボード設定をする
3.ネットワークの接続設定をする
4.GoogleアカウントのIDとパスワードを入力してログインする

画面の指示に沿って設定すればすぐに初期設定は完了し、ネットワークの接続設定はスマホをWi-Fiにつなぐ場合と同様です。

 

Google Playアプリが利用できる

Chromebookでは、Google Playからアプリをダウンロードするため、スマホで使い慣れたアプリがパソコンでも利用できます。

Google ChromeやGmail、YouTubeといったGoogleのアプリはあらかじめインストールされています。

 

自分でセキュリティ対策をする必要がない

Chromebookでは、Chrome OSにセキュリティ対策が施されています。

より詳しく解説すると、OS上ではサンドボックス (※)内でプロセスが実行されます。そのため、ウイルスに感染するWebページやファイルを開いても、システムとは分離されているので情報が漏洩しません。

セキュリティソフトを入れるといった対策は必要ないので、Chromebookは手軽に安全に利用できるデバイスといえるでしょう。

※プログラムが他の部分に影響が出ないように設計された領域の事

 

Chromebookでできること

より具体的にChromebookでできることをリストアップすると、以下の通りになります。

・Webサイトの閲覧および検索
・Officeファイルの作成
・ファイル共有
・オフライン利用
・動画編集
・プログラミング

Androidアプリを活用することで、上記の用途での利用が可能です。

 

Webサイトの閲覧および検索

Chromebookでは、Webブラウザアプリ「Google Chrome」を使ってサイトの閲覧や検索が行えます。

Google Chromeは標準搭載されているので、自分でインストールする必要はありません。もちろんGoogle Playで提供されている他のWebブラウザアプリの利用も可能です。

 

Officeファイルの作成

Google PlayではMicrosoftが提供する以下のアプリをダウンロードできます。

・Word
・Excel
・PowerPoint

Chromebookでは、Officeファイルの作成が可能です。

後ほど「画面サイズによってはOfficeアプリが有料」の項目で解説しますが、利用が有料になる場合があり注意が必要です。

しかし、Officeアプリが有料になる場合、Googleが提供する互換アプリを使う方法があります。

Googleが提供する以下のアプリを使うと、Officeファイルの作成が可能です。

・Googkeドキュメント→Word形式のファイルが作成できる
・Googleスプレッドシート→Excel形式のファイルが作成できる
・Googleスライド→Power Point形式のファイルが作成できる

もちろんMicrosoft製のOfficeアプリを利用している人とファイルを共有できるので、安心です。

 

ファイル共有

Chromebookでは、Google Driveを使えば他の人とファイルを共有できます。権限を付与すれば、他の人と共同でファイルを編集することもできます。

またGoogle Dirveを使うとクラウドストレージへファイルを保存するので、内蔵ストレージを消費しません。

もちろんOneDriveやiCloudといった他のクラウドストレージの利用も可能です。

 

オフライン利用

Chromebookは他のパソコンと同様にオフラインでの利用も可能です。

オフライン状態では、Google Driveからファイルを読み込めません。

しかし、あらかじめ特定のファイルをオフラインで利用できる設定にしておけば、インターネットがない場所でも作業が行えます。

 

動画や画像編集

制約こそありますが、ChromebookではGoogle Playからアプリをインストールすれば動画や画像が編集できます。

 動画編集アプリでは以下の3つが人気です。

・WeVideo
・Power Director
・Adobe Premiere Rush

 

画像編集アプリでは、以下の3つがおすすめです。

・Google図形描画
・Pixlr X
・Canva

どのアプリも基本無料で使えるのが嬉しいところですが、有料機能を購入するとより高度な編集が行えます。

ただし、可能なのはあくまで簡単な編集のみのため、プロ志向の高度な作業には適していません。Chromebookでできる動画や画像編集は、プライベートレベルと思ったほうがいいでしょう。

 

プログラミング

Chromebookでは、Linux対応機種を使えばプログラミングの作業も行えます。

Linuxをセットアップして、テキストエディターをダウンロードすればプログラミングが可能です。

しかし、快適に作業できるかは搭載CPUの性能で左右されるので注意が必要です。

Chromebookでプログラミングをしたい場合、適した性能のCPUが搭載された機種を選びましょう。

またメモリ容量が8GB以上ないと動作が重くなる恐れがあるので、こちらも要注意です。

 

Chromebookのデメリット

できることを挙げると、Chromebookは使い勝手の良いデバイスだと思えるでしょう。

しかし、良いところばかりではなく、以下4つのデメリットもあります。

・Google Playで提供されていないソフトは利用できない
・画像や動画編集には限界がある
・外付けHDDのデータを更新できない
・画面サイズによってはOfficeアプリが有料

 

より詳しくデメリットを解説します。

 

Google Playで提供されていないソフトは利用できない

Chromebookで利用できるソフトは、Google Playから提供されているものに限られます。

そのため、WindowsやMac用に提供されているソフトが利用できない場合が多くなっています。

WindowsやMacで利用していたソフトがChromebookで使えない可能性があるので、購入前は確認が必要ですが、Google Playで配信されているアプリに代替となるものが存在する場合もあります。

 

画像や動画編集には限界がある

Chromebookで行える画像や動画編集は、あくまでプライベート用の簡易的なものに限られます。

InstagramやTwitterなどSNSで利用する画像や動画を作る場合、Chromebookで十分な編集が可能です。

しかし、仕事で利用するとなると機能性が乏しく、プロ志向の編集ができません。プロ志向の編集機能が必要であれば、WindowsやMacを利用するのが望ましいです。

 

外付けHDDのデータを更新できない

Chromebookでは外付けHDDのデータ更新、いわゆる書き込みと読み込みができません。

そのため、他のストレージへデータを保存する場合はクラウドサーバーを使う方法が基本となります。

外付けHDDの種類次第ではデータを読み込める場合もありますが、基本的にできないので注意が必要です。

 

画面サイズによってはOfficeアプリが有料

ChromebookでMicrosoft Officeのアプリを利用する場合、画面サイズによって料金が発生するかが異なります。

画面サイズが10.1インチ以上だと、Office365を契約して月額や年間で利用料を支払わないといけません。

画面サイズが10.1インチのChromebookでOfficeアプリを無料で利用したい場合、Googleが提供する互換アプリを使う必要があります。

 

Chromebookの選び方

現在、Chromebookはさまざまな機種が販売されており、モデルによって特徴が違います。

 

Chromebookを選ぶポイント

どのChromebookを選ぶべきか迷いますが、以下3つのポイントを押さえておけば自分にあった機種が見つかります。

・CPUやメモリ、ストレージのスペック
・サイズ
・搭載インターフェース

特に押さえておきたいのは「CPUやメモリ、ストレージスペック」です。スペックによってできることが変わってきます。

Webサイトの閲覧やOfficeファイルの作成であれば、CPUがCeleron、メモリが4GBでも問題ありません。動画や画像編集をするのであればCPUはCore i5、メモリは8GB以上にするといいでしょう。内蔵ストレージをメインで利用するのであれば、こちらの容量もできるだけ大きいほうが望ましいです。

Chromebookは小さくても10インチ、大きい機種だと15インチ以上と画面サイズが豊富です。

そのため、持ち運びやすさと画面の見やすさのどちらを重視するかでサイズを選びましょう。周辺機器を利用したい場合、搭載ポートに不足はないかチェックしてください。

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光回線の見直しでChromebookがお得に

Chromebookは他のパソコンに比べて安価なので、値段の安さで選ぶ人は多いと思います。中には、「よりお得にChromebookを購入したい」と考えている人もいるのではないでしょうか?

実は光回線を見直すことで、Chromebookをお得に購入できる方法があります。

Chromebookで利用できるGoogleドライブへファイルを保存するには、安定した通信が求められるため、購入時には光回線の見直しもしたいところです。

 

Chromebookを購入するなら、「@nifty光」の利用がおすすめです。

@nifty光は高速通信が可能なIPv6接続に対応しており、Googleドライブへのファイル保存や呼び出しもスムーズに行えます。

また@nifty光会員になると、ノジマの店内商品が8%割引される「ニフティ割引」が利用できるため、Chromebookをお得に購入することができます。

ぜひChromebookの購入と合わせて、@nifty光を検討されてみてはいかがでしょうか。

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