
【Google Chrome】履歴を残さない!「シークレットモード」ブラウザの起動&使い方
2018/07/18 遠藤 政樹ブラウザ「Google Chrome」には「シークレットモード」という機能がありますが、皆さんは使ったことはありますか? 存在は知っているけど、いまいち使い方がわからない……という人も多いのでは。今回はシークレットモードについて見ていきましょう。
シークレットモードとは
そもそもシークレットモードとは何でしょうか。試しに手元のAndroidスマホで見てみると、「シークレットタブで表示したページの記録は、シークレットタブをすべて閉じた後、ブラウザの履歴、Cookieの保存場所、検索履歴から消去されます」(※一部抜粋)と表示されるように、Webサイトを閲覧した痕跡を残したくない場合に活躍してくれます。
シークレットモードはGoogle Chromeさえインストールしておけば、AndroidやiPhoneといったスマホだけでなく、パソコンでも利用できます。そのため、会社や学校で使う共有パソコンや、家族で一緒に使っているパソコンでWebサイトを見る際は、プライバシーを知られないよう使っておくと便利かもしれません。
ちなみに、Internet Explorerでは「InPrivateブラウズ」が、シークレットモードと同じ役割を持っています。
履歴を残さずにネットを楽しみたいときは「InPrivate ブラウズ」がオススメ!
シークレットモードの使い方
次に、シークレットモードの起動方法を見ていきましょう。
・Androidスマホ&iPhoneでシークレットモードを使う方法
(1)Google Chromeアプリを起動
(2)画面右上にある設定ボタン「?」をタップ
(3)「新しいシークレットタブ」を選択
・パソコンでシークレットモードを使う方法
(1)Google Chromeブラウザを起動
(2)画面右上にある設定ボタン「?」をクリック
(3)「シークレットウィンドウを開く」を選択
このように起動させる手順はいたって簡単です。シークレットモードが有効になると、ブラウザの画面内が黒くなります。この状態でWebサイトを見ても閲覧履歴などは残りません。
ちなみに、シークレットモードを終わらせるには、スマホならウィンドウ右上の数字が表記されたボタンを押すと表示される「×」ボタンを押しましょう。PCブラウザなら開いているウィンドウを閉じるだけでOKです。
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シークレットモードを使うメリット&デメリット
では、シークレットモードを利用するメリットは何でしょうか。
・閲覧したWebサイトの情報が残らない
・入力した個人情報やクレジットカード情報などがCookieに残らない
・パスワードの履歴も残さない
主にこのような利点がありますので、個人で使っているパソコンならいざ知らず、共有パソコンなどを利用する際には、シークレットモードにすることで、自分のアカウントを安心して使えます。
また、検索エンジンでの検索結果に影響するパーソナライズ機能をオフにした状態でシークレットモードは検索できるため、いつも見ているサイトの影響を受けることなく、客観的な検索順位を知ることも可能です。
ただし、注意点としては、
・Cookieが無効化されるのでアカウントに自動ログインできない
・デフォルトの設定ではChromeの拡張機能が使えない
・Webサイトの管理者やネットワークの管理者には閲覧履歴を隠せない
といった点が挙げられます。
管理者レベルにはバレてしまいますが、セキュリティ対策としては有効な部類に入ります。少なくとも共有パソコンを使うときには利用してみるといいかもしれません。
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