
意外と知らない「Microsoft Edge」の基本的な使い方と便利な機能
2022/12/142022年6月にInternet Explorerのサポートが終了しました。サポートが終了したWebブラウザを使い続けるとセキュリティリスクが高まるため、Microsoftは「Microsoft Edge」の利用を推奨しています。
新しいWebブラウザへ移行して「操作方法が変わるのではないか?」と抵抗を感じる人もいるでしょう。
しかし、Microsoft Edgeの基本的な操作は難しくなく、慣れてしまえば簡単に使いこなすことができます。
本記事では、Microsoft Edgeの基本的な使い方と便利な機能を紹介します。
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Microsoft Edgeとは
Microsoft EdgeはWindows10から標準搭載されたWebブラウザです。
以前はWindowsの標準WebブラウザといえばInternet Explorerでしたが、サポートが終了した2022年6月16日以降、Internet Explorerを起動するとMicrosoft Edgeへ移行を促す画面が表示されます。
Microsoft Edgeは、2020年1月からブラウザエンジンをGoogle Chromeが採用しているChromiumベースの「Blink」へ切り替えました。
そのため、より高速かつ安定性の高い動作を可能にしています。
Microsoft Edgeとは?Internet Explorer(IE)との違いとEdgeへの移行方法を解説
Microsoft Edgeの基本的な使い方
まずMicrosoft Edgeの基本的な機能を解説します。
基本的な機能は以下の7つです。
2.ページの更新
3.タブの追加
4.URLの入力、Web検索のワードの入力
5.Webページをお気に入りに追加
6.お気に入りに登録しているホームページ一覧の表示
7.各種設定やツールの利用
基本的な機能はInternet Explorerとほとんど同じです。
普段Internet Explorer以外のブラウザを使用している場合も、基本的な機能についてはあまり相違ない仕様となっています。
起動したらまず④の箇所で「検索したいワードを入力」したり、⑥から「よく利用するサイトへアクセスする」といったいつもの使い方ができます。
Internet Explorerでお気に入りに登録する場合、「Webページ上で右クリック」して「お気に入りに追加をクリック」と2段階必要でしたが、Microsoft Edgeではお気に入りに登録したいページを開いて⑤をクリックするだけでお気に入りへの追加ができ、操作の手間がひとつ減っています。
Microsoft Edgeの便利な機能
Microsoft Edgeには、さまざまな便利機能が備わっています。
特徴的なものを挙げると、以下7つです。
1.閲覧頻度の高いWebページのタブをピン留め
2.タブの縦表示
3.Webページで見つけた言葉の検索
4.必要な情報のコレクション
5.Webキャプチャでページを保存
6.常にお気に入りを表示
7.タブをスリープ状態にする
ひとつずつ見ていきましょう。
閲覧頻度の高いWebページのタブをピン留め
お気に入り登録した閲覧頻度の高いWebページにアクセスする場合、以下の手順を踏んでいる人は多いと思います。
1.お気に入り一覧を表示する
2.登録リストからWebページを選択する
Microsoft Edgeの「タブをピン留めする機能」を使うと、よりスムーズにいつも見るWebページへのアクセスが可能になります。
タブをピン留めする手順は以下の通りです。
2.ページ上部の見出しタブを右クリック
3.「タブのピン留め」をクリック
ピン留めしたタブは、常にウィンドウ上部の左側にアイコン表示され、このアイコンをクリックするだけで、いつも見ているWebページへアクセスできます。
タブの縦表示
基本的にタブは横一列に表示されますが、多くのWebページにアクセスするとタブごとの文字表示が狭くなり、どのタブがどこのページを表示しているのか分からなくなってしまいます。
Microsoft Edgeでは、この問題を避けるためにタブを縦表示させることが可能です。
タブを縦表示させる手順は以下の通りです。
2.「垂直タブバーを オンにする」を選択

タブを縦表示にすると表示されるページタイトルの文字数が多くなり、タブが見分けやすくなります。
Webページで見つけた言葉の検索
Webページを見ていると、調べたい言葉を見つける場合があります。
Microsoft Edgeでは、この状況ですばやく検索できる機能があります。
Webページ閲覧中の検索手順は以下の通りです。
2.表示された3点マークのアイコンをクリック
3.「検索」をクリック
すると、ウィンドウ右側のサイドバーに検索結果が表示されます。
必要な情報のコレクション
Microsoft Edgeでは、お気に入りとは別の「コレクション」という機能を使って必要な情報を分類して集めることができます。
この機能を活用すると、スムーズにカテゴリー別に必要な情報の見直しができて便利です。
コレクションを活用する場合、まず以下の手順でカテゴリーを作成します。
1.ウィンドウ右上にある3点マークのアイコンをクリック
2.「コレクション」を選択
4.コレクション名を入力する
5.「<」矢印で戻るとコレクションが作成される
コレクションのカテゴリーを作成したら、次は以下の手順で保存したいWebページを追加すればOKです。
2.ウィンドウ右側のサイドバーで作成したコレクションをクリック
3.「現在のページを追加」をクリック
Webキャプチャでページを保存
Windows10ではスクリーンショットを撮影できますが、基本的にPC画面全体を撮影します。
ブラウザの画面だけ撮影する場合、ブラウザを全画面表示するか撮影したスクリーンショットをトリミングする必要があります。
Microsoft Edgeではブラウザだけでのキャプチャが可能で、わざわざブラウザの画面だけ切り抜く必要はありません。
またブラウザの機能内でキャプチャする画面の範囲を指定できたり、重要な箇所に手書きでコメントを入れたりできます。
Microsoft Edgeのキャプチャ機能利用手順は以下の通りです。
2.「Webキャプチャ」を選択
次に指定のエリアをキャプチャするか、ページ全体をキャプチャするかを選択します。
必要に応じて重要な箇所に手書きでマークやコメントを入れて保存ボタンをクリックすれば完了です。
常にお気に入りを表示
Microsoft Edgeでは、下記の手順でお気に入りをウィンドウ右側に常に表示させることが可能です。
2.お気に入りの画面右上にあるピンのアイコンをクリック
毎回お気に入りを表示させる必要がないため、スムーズにお気に入りにアクセスできます。
タブをスリープ状態にする
Microsoft Edgeには、複数のタブを開いている場合に使用していないタブをスリープ状態にする機能があります。
作業中に複数のタブを開くことが多い場合、そのタブによってメモリやCPUに負荷がかかりパソコンの処理速度が遅くなる恐れがあります。
このタブのスリープ機能を使えば、メモリやCPUへの負荷を軽くして作業速度の効率化が可能です。
この機能を有効にする手順は以下の通りです。
2.「設定」を選択
3.設定の画面が表示されたら、ウィンドウ左側で「システムとパフォーマンス」を選択
4.ウィンドウ右側で「スリープタブでリソースを保存する」を「オン」にする
なお、以下の手順で特定のサイトタブをスリープ状態にしない設定もできます。
2.ウィンドウ右側で「これらのサイトをスリープ状態にしない」の項目にある「追加」をクリック
4.「追加」をクリック
操作方法が不安な方はサポートサービスの利用がおすすめ
Microsoft Edgeの便利な機能は多数あり、操作方法を理解できているか不安を感じる人もいると思います。いざMicrosoft Edgeを使ってみたものの、特定の操作方法や機能の使い方がわからない場合もあるかもしれません。
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※2022年12月時点の情報です。