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電気料金明細のアンペア(A)数とは?30A 40A 60Aの目安

2023/01/01

電力会社との契約を見直すだけで、電気料金が1年間で1万円も浮くこともあるという「契約アンペア」。その意味合いと、「どれぐらいの契約アンペアにすればいい?」のかを考えてみましょう。

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契約アンペアによって電気代の基本料金が大きく変わる

まずは、電気料金の明細を見てみましょう。

たとえば東京電力の場合なら、中央上部に大きく「ご契約」という項目があり、「30A」「60A」などと数字が記されているはず。これが「契約アンペア」です(アルファベットの「A」は「アンペア」の意味です)。

契約アンペアとは、同時に使える電力の上限を示します。さまざまな電気機器を同時使用した場合の、最大限に使える電気量だと考えましょう。

同時に使っている機器の総電気量がこの数値を超えると、ブレーカーが落ちて一時的な停電になるわけです。

東京電力の場合、契約アンペアには「10・15・20・30・40・50・60A」という7種類があり、契約者が自由に選択できます。

どのアンペアを選ぶかによって、電気料金の基本料金も変わってきます。一般的な30Aなら基本料金は月額858.00円(税込)ですが、60Aだと1,716.00円(税込)

アンペア数が倍になると、基本料金も倍ということになります。

当然ながら電気機器の同時使用がそれほどないのであれば、契約アンペアも低めでいいはず。

自宅にある電気機器の使用パターンを考慮し、契約アンペアを見直すことで、1年間で電気料金が1万円近く変わるケースも珍しくありません。

 

節電意識をしっかりもてば、契約アンペアは40A程度で十分

では、実際にブレーカーが落ちない程度の契約アンペアとは? 機器別に具体的な電気消費量を見てみましょう。

・エアコン
 冷房時:2~5.8A
 暖房時:3~6.6A(起動時は電力消費が大きい)
・ 冷蔵庫:0.5~2.5A
・テレビ:1.5~5.0A(大きさや、液晶かプラズマかによって変わる)
・電子レンジ:11~15A
・炊飯器:8~13A
・ドライヤー:12A


ブレーカーが落ちるケースは、上記の機器を同時使用してしまった場合が大半でしょう。

これらの機器の使用電流の平均値から試算すると、30Aではやや心もとない、40Aならほぼ大丈夫ということがわかります。たとえば電子レンジとドライヤーを同時に使用しないよう気をつけるなどすれば、30Aでも問題なさそうです。

一般に、一人暮らしや夫婦世帯であれば30~40A子供や同居人が複数の家庭では40~60Aが目処とされます。上記の試算とも、ほぼ合致します。

逆に、頻繁にブレーカーが落ちてしまう家庭では、契約アンペアを上げることを考えてみることをおすすめします。一時的な停電=強制シャットアウトを繰り返すと、電気機器の耐久性にも悪影響を及ぼしかねません。

このような場合は、現在が30Aなら40Aに、40Aなら50Aにと、とりあえず現状の契約アンペア数の一段階上にして様子を見ましょう。電力会社に連絡すれば、担当者がブレーカーの容量を変更しに来てくれるはずです。

もちろん、それを機に電気機器の同時使用や、節電への意識を高めることも大切です。当初から60A契約になっている家庭も多いそうですが、オール電化+大家族+節電の意識が希薄でない限り、60A=オーバースペックというケースもあるのでは? 今一度、電気使用量や使用パターンに合わせて、契約アンペア数を見直してみてください。

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