
ACアダプターとは?専用品でなくても大丈夫? 代用品で使い回せる?
2023/01/01電化製品には欠かせないACアダプターですが、「他の製品と使い回せないの?」など、意外に知らないことは多いもの。今回は、そんなACアダプターについて考えてみましょう。
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ACアダプターは家電製品には不可欠! 電源と機器の間で電圧を調整
小型の電化製品を購入すると、付属している電源ケーブルの途中に、大きな箱状の部分があることに気づくでしょう。これが「ACアダプター」部で、一体化した電源ケーブルごと「ACアダプター」と呼ぶのが一般的です。
「無粋な形で大きすぎ!」「コンセントにつなぎにくくて邪魔!」など“鬼っ子”扱いされがちなACアダプターですが、電化製品を使う上で、実は重要なパーツなのです。
家庭に供給されている電源はAC(交流)100Vと高電圧なので、そのまま家電製品につなぐことはできません。コンセントと機器の間で電圧調整を行うACアダプターがなければ、機器が壊れてしまうのです。
ACアダプターが大きい理由や販売価格が高いのは…?
テレビや冷蔵庫など大型家電の電源ケーブルに箱状部分がないのは、ACアダプターを本体に内蔵しているためです。機器の大きさに余裕がない小型家電では、ACアダプターを外に出さざるを得ないわけです。
機器によっては、ACアダプターが別売りになっているものもあります。本体の価格を抑えるためなのですが、逆に言えば、それだけACアダプターが高価だということ。別売り品の価格を見て、電池が使える機器であれば、不便だけど電池で使おう……と思う機会もあったりするのでは。
付属のACアダプターが断線などで使えなくなった際にも、交換品の高価さには驚かされるはず。とても「付属品」の価格ではありません。
それなら、以前に使っていた機器の付属品など、余っているACアダプターを使い回せれば家計の節約に……とは、誰もが一度は考えたことがあるかもしれません。
ACアダプターの使い回しを左右する、電圧・形状・極性の3ポイント
ACアダプター(箱状の部分)を見ると、「5V」「500mA」などの数値が記載されています。機器本体の裏側や取扱説明書にも、同様の記載があるはずです。
この数値が、その製品に必要な供給電圧となります。つまり理論上は、数値が同じACアダプターであれば、付属品でなくても使えるわけです。
面倒だからと電圧の数値を確認せずに、ただつないでみて「使えるor使えない」を判断するのはやめましょう。能力が合っていないACアダプターを長時間に渡って使い続けると、負荷がかかりすぎて高熱化し、稀に発火するなど危険です。また、機器に悪影響を与え故障してしまう可能性もあります。
ACアダプターの流用には、電圧だけでなく端子部の形状も問題になります。
「DCプラグ」と呼ばれる部分なのですが、よく見ると、丸型・極性統一型・角型など、さまざまな形状があります。外径サイズも何種類かあり、形状やサイズが合わなければ物理的に挿せません。
このDCプラグには極性の違いもあり、物理的に挿せても、極性が合わなければ動かないので厄介です。ACアダプターに書かれた「+」や「-」などのマークが極性を示すのですが、素人には区別が難しいところ。極性が違っても発火などはしないので、こちらはつないでみて判断するしかありませんが、間違った極性の場合、故障のリスクがあることは覚えておきましょう。
電圧・形状・極性の3要素がすべて合わなければ、ACアダプターの流用はできないので注意が必要です。
使い回すことを前提としたACアダプターも
家電量販店やネット通販で見かける「マルチ電源アダプター」「汎用ACアダプター」などの製品は、差し替え式のDCプラグを使うことで、さまざまな形状と極性に対応しています。製品によっては電圧も切り替えられるので、家庭に1台あると便利です。
ただ、電圧切替式になると価格も高くなるため、付属品や別売りのACアダプターより割高になってしまうことも珍しくありません。他の機器でも使える汎用性を考えて、どちらがお得なのかを判断しましょう。
最初から多用途向けに、互換性を持って作られているものをのぞいては、無理してほかの機器にACアダプターを使うのは、基本的には避けておいたほうがいいでしょう。
仮に使用できても、何が起きるかはわかりませんし、使っている過程で故障が発生してもメーカー保証の対象外になる可能性が高いです。その場しのぎで使い回すことだけはやめておきましょう。
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※2023年1月時点の情報です