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iPhoneのプライベートブラウズのメリットとデメリットとは?履歴を残さない使い方を解説

2024/01/26

iPhoneに標準搭載されているWebブラウザのSafariには、閲覧したWebサイトの履歴を残さないプライベートブラウズモードという機能があります。

Safariに残った記録からWebサイトで入力した情報が漏洩する危険もゼロではないため、必要に応じてプライベートブラウズモードを活用するといいでしょう。

本記事では、iPhoneのプライベートブラウズについて詳しく解説します。

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iPhoneのプライベートブラウズモードの使い方

iPhoneのプライベートブラウズモードの使い方はどの機種も基本的に同じですが、OSのバージョンによって少し異なります。

 

iOS17以降の場合

サファリを起動して、画面右下のタブボタンをタップします。

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iOS17以降では、画面下部で「プライベート」を選択します。

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この状況で新たにタブを開くと、プライベートブラウズモードが有効な状態でWebサイトを閲覧できます。

 

プライベートブラウズをオンにした場合の画面

プライベートブラウズモードを有効にすると検索バー(URL表示)が黒くなります。

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プライベートブラウズのメリット

iPhoneのプライベートブラウズモードは、ブラウザに検索や閲覧の履歴を残さずにWebサイトを見られる機能です。

そのため、プライベートブラウズを利用すると、以下のメリットが生じます。

 

・ブラウザの機密性を高められる

・トラッカーをブロックできる

・端末への負荷を軽減できる

 

詳しくメリットを解説します。

 

ブラウザの機密性を高められる

Safariに記録される検索や閲覧履歴は流出する可能性がないわけではなく、以下の状況で人に見られる恐れがあります。

 

・一時的に人にiPhoneを貸すとき

・iPhoneを落としたとき

・ハッキングされたとき

 

一時的に知人へiPhoneを貸す場合、誤操作で履歴が表示される可能性がある上に、iPhoneを落とした場合も、ロックをかけていないと人に履歴が見られるかもしれません。

IDやパスワードといった入力情報が記録されている可能性こともあるので、ハッキングによるSNSのアカウント乗っ取りに発展する恐れも考えられます。

プライベートブラウズモードでは検索や閲覧履歴、サイトで入力した情報が記録されないため、人に知られたくない検索や閲覧履歴、入力情報をブラウザに記録したくないときにプライベートブラウズが役に立ちます。

 

トラッカーをブロックできる

SafariでWebサイトを閲覧していて、同じ広告が繰り返し表示されるときがありませんか?

同じ広告が何度も表示されるのはトラッカーが原因です。

トラッカーとは、Webサイトの訪問者からデータを収集して、その人をターゲットにできる広告を表示するソフトウェアで、訪問者を追跡して情報を得て、興味を持ちそうな広告を何度も表示しています。

プライベートブラウズはトラッカーをブロックするので、利用中は同じ広告が繰り返して表示される可能性が低くなるでしょう。

 

端末への負荷を軽減できる

iPhoneへ負荷をかける原因は、データ保存によるストレージの圧迫です。

データを保存しすぎてストレージの空き容量が少なくなると、iPhoneの動作が不安定になります。

ストレージを圧迫する主要なデータは写真や動画、アプリですが、Webサイトの閲覧履歴も例外ではありません。

Webサイトの閲覧履歴は写真や動画と比べると軽いですが、蓄積されると1GB以上の容量になることもあるため、定期的に削除する必要があります。

一方、プライベートブラウズモードでWebサイトを閲覧する場合は履歴が記録されないので、ストレージ容量の消費を避けられます。

不必要に履歴を蓄積したくないのであれば、プライベートブラウズモードの利用はおすすめです。

 

プライベートブラウズのデメリット

プライベートブラウズモードは閲覧履歴、入力情報を残さない機能のため、以下のデメリットも伴います。

 

・閲覧履歴からの後追いができない

・入力状況が記録されない

・他のデバイスにタブリストが表示されない

 

プライベートブラウズを利用する際は、上記のデメリットを踏まえて状況に応じて使い分けるのが理想的です。

 

閲覧履歴からの後追いができない

閲覧履歴が記録されない点はメリットでもあり、デメリットでもあります。

プライベートブラウズで閲覧したWebサイトに再度アクセスしたくても、履歴から後追いできないため、もう1度見たいWebサイトにアクセスした場合、ブックマークに保存するか通常モードで閲覧しましょう。

 

入力状況が記録されない

情報漏洩の観点で考えると、Webサイトで入力した情報が記録されない点は大きなメリットといえますが、利便性の観点で考えるデメリットにもなり得ます。

例えばプライベートブラウズで再度会員制サイトにログインする場合、1からIDとパスワードを入力する必要があります。

以前に利用した通販サイトで再度買い物をする場合も、最初から送り先の住所を入力する必要があります。

 

他のデバイスにタブリストが表示されない

iPhoneでWebサイトを閲覧している状態で他のAppleデバイスでSafariを起動すると、iPhoneで閲覧中のWebサイト情報が表示されます。

この機能はiPhoneで閲覧しているサイトをiPadやMacBookで見たくなったときに便利ですが、プライベートブラウズを利用しているときは、他のデバイスに閲覧情報が表示されません。

他のデバイスでもWebサイトを見る可能性がある場合は、通常モードの利用をおすすめします。

 

他のブラウザでのプライバシー保護モード

閲覧履歴や入力情報を残さない機能を備えているブラウザはSafariだけではありません。

他の主要ブラウザに搭載されているプライベートブラウザに似た機能を紹介します。

 

Google Chormeのシークレットモード

Google Chormeにはシークレットモードが搭載されています。

シークレットモードは検索や閲覧履歴を記録せずにWebサイトにアクセスできる機能です。

名称は違いますが、基本的な機能はiPhoneのプライベートブラウズと似ています。

 

Microsoft EdgeのIn Private

WindowsでおなじみのMicrosoft Edgeでは、In Privateを有効にすると検索や閲覧の履歴が記録されなくなります。

メニューボタンをクリックして表示される項目で「新しいIn Privateウィンドウ」を選択すると、In Privateを有効にしたウィンドウでブラウジングが行えます。

 

FireFoxのプライベートウィンドウ

FireFoxにも検索・閲覧履歴を残さないプライベートウィンドウ機能があります。

メニューボタンをクリックしてから「新しいプライベートウィンドウ」を選択するだけで使えるので、気軽に活用できるでしょう。

 

シークレットモードを利用してもウイルス対策は必須

iPhoneのプライベートブラウズは、あくまでブラウザに検索や閲覧履歴、入力情報を残さないための機能です。

情報の漏洩を防ぐための方法ではありますが、ウイルスへの対策になるわけではありません。

プライベートブラウズを有効にしていても、悪意のあるサイトにアクセスするとウイルス感染は避けられません。古いiOSを利用していて脆弱性が狙われてウイルスに感染する可能性もあるので対策が必要です。

ウイルス感染への対策をするには、「常時安全セキュリティ24」のようなセキュリティソフトの利用がおすすめです。

 

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