
使っていないGoogleアカウントを削除する方法・復元方法も解説
2024/05/23Googleは2023年12月1日より、2年以上操作されていない非アクティブなGoogleアカウントを自動削除しています。不正アクセスなど、セキュリティリスクを防止するために実施されていますが、不要なアカウントは自分で削除できるのはご存知ですか?
今回はGoogleアカウントの削除方法と共に、自動削除の対象について詳しく解説します。
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Googleアカウントが削除される?
Googleは2023年12月1日より、非アクティブ状態のGoogleアカウントの削除を実施しています。対象となるGoogleアカウントは、2年以上全く操作されていないアカウントが対象です。
Googleアカウントの削除対象について確認していきましょう。
2年以上使用されていないアカウントは削除される
2023年12月1日より、個人アカウントを対象に2年以上使用されていないGoogleアカウントの削除が開始されています。
Googleでは、削除を実施する前にデータ削除に関する通知メールを送信すると発表しています。削除通知メールは該当のアカウントおよび、再設定用メールアドレスに送信されるため、事前に何かしらのアクションがとれるでしょう。
しかし、再設定用アドレスを設定していない場合、2年以上ログインしていないGoogleアカウントは、すでに削除されている可能性があります。削除されている場合はGoogleアカウントにログインできなくなっているので、必要に応じて確認してみましょう。
削除対象は?
Googleアカウントの削除対象は、個人アカウントであり、学校や企業など組織で利用している場合は削除されません。また、Gメールやフォトなど、特定のサービスを2年以上使用しなかった場合、該当のサービスデータも削除されます。
Googleアカウントが削除されると、紐づいていた情報はすべて削除されます。
・Gメールに保存されているメール、添付ファイル
・Googleフォトに保存されている写真、動画
・同期されている連絡先
・Googleマップで保存した場所
・Google Chromeで保存したブックマーク など
サブアカウントなどを利用していた場合、大切なデータが残っている可能性もあるため、削除される前にログインするのがおすすめです。また、写真のバックアップ用にGoogleフォトを使っている方は、念の為写真をダウンロードしておくとよいでしょう。
不要なアカウントは自分で削除しておくと安心
Googleでは不正アクセスを防止するためにも、放置アカウントを自動削除するポリシーを定めています。放置アカウントは強固なパスワードや二段階認証が設定されていないなど、セキュリティが脆弱である可能性が高いです。
ログインしていない不要なGoogleアカウントがあれば、自動削除を待つより自分で削除しておくと不正アクセス防止に役立ちます。必要なデータがあれば、Googleアカウントページからデータのダウンロードが可能です。
Googleサービスのほとんどはダウンロードが可能で、ダウンロードリンクを発行するか、別のドライブサービスへ格納するか選択できます。
Googleアカウントを削除する方法
複数所持できるGoogleアカウントは、用途に合わせて使い分けている方も多いのではないでしょうか。メインで使っているGoogleアカウントは残して、あまり使っていないアカウントのみを削除することも可能です。
また、デバイスとの連携だけを解除し、Googleアカウント自体は残す方法もあります。
ここからはGoogleアカウントを削除する具体的な方法について解説します。
Googleアカウントの完全削除と連携解除の違い
スマホやタブレットなど、Googleアカウントが連携されている端末では、アカウントを残しつつ、ユーザー情報のみを削除できます。昔所属していたサークル用や会社用など特定のGoogleアカウントのみをデバイスから削除する場合は、連携解除がおすすめです。
Googleアカウントを削除する前に、Googleサービスに大切なデータがないか確認しておきましょう。必要なデータがあれば、アカウントページからデータのダウンロードが可能です。
PCでGoogleアカウントを削除する方法
PCからGoogleアカウントを削除する手順は以下の通りです。複数のGoogleアカウントを所持している場合は、削除するアカウントにログインしてから手続きするとスムーズです。
1.Googleアカウントの管理ページにアクセスする

2.左側のリストメニューから「データとプライバシー」をクリックする

3.「その他オプション」をクリックまたは、ページ下部までスクロールする

4.「Googleアカウントの削除」をクリックする

5.削除したいアカウントのパスワードを入力し、画面の指示に従って削除する

削除したいアカウントが複数ある場合は、それぞれのGoogleアカウントで削除する必要があります。
iPhoneからGoogleアカウントを削除する方法
iPhoneから不要なGoogleアカウントを削除する方法は下記の通りです。
1.「設定」アプリを開く
2.「メール・連絡先・カレンダー・メモ」のいずれかをタップ

3.「アカウント」をタップ

4.削除したいアカウントをタップ

5.「アカウントを削除」をタップ

iPhoneからGoogleアカウントを削除する場合、連携していたサービスから削除が可能です。削除するとカレンダー等の情報も消えてしまうので、必要な情報があれば忘れずに移行させておきましょう。
AndroidスマホからGoogleアカウントを削除する方法
AndroidスマホからGoogleアカウントを削除する方法は以下の通りです。
1.「設定」アプリを開く
2.「アカウント」または「ユーザーとアカウント」をタップ
3.削除したいアカウントをタップ
4.「アカウントを削除」をタップ
AndroidスマホからGoogleアカウントを削除する際、パターンやPIN、パスワードの入力が求められるケースがあります。Androidスマホの場合も、紐づけられていた情報がすべて削除されるので事前に大切なデータがないか確認しておいてください。
Googleアカウントは削除後も復元できる
Googleアカウントを削除しても、一定期間内であれば復活が可能です。ここではGoogleアカウントが復元できる条件と手順方法について解説します。
削除後20日以内であれば、復元可能
大切なデータを移行し忘れていたり、サービスのアカウント認証に使っていたりした場合、Googleアカウントの復元が可能です。下記の条件に当てはまっていれば、Googleアカウントヘルプからアカウント復元手続きができます。
・Googleアカウントを削除後20日以内
・復元するGoogleアカウントのユーザー名、パスワードを覚えている
・再設定用メールアドレスを覚えている
・本人確認用メールアドレス、電話番号が使える
Googleアカウントが復元できない場合は、すでにユーザー名が使用されているかもしれません。また、普段使っているデバイス以外でアカウント復元を実行すると、復元に時間がかかる可能性があります。すぐにGoogleアカウントを復元したい場合は、いつも使用しているデバイスから試してみてください。
Googleアカウントを復元する方法
Googleアカウントを復元する際は、いくつかの質問に答える必要があります。Googleアカウントを復元する方法は以下の通りです。
1.アカウント復元ページへアクセスする
2.復元するGoogleアカウントのメールアドレスまたは電話番号を入力する
3.パスワードを入力する
4.いくつかの質問に回答する
5.Googleアカウントの復元が完了
Googleアカウントを復元する際は、普段から使用しているデバイスやブラウザから行いましょう。通常とは異なる方法で復元をすると、セキュリティ上うまく復元できない可能性があります。
まれにパスワードを正確に入力し、アカウントに関連しているメールアドレスを入力しても復元できない場合があります。正しい情報を入力しても復元できない時は、迷惑メールフォルダに「Googleサポートへのお問い合わせ」という件名のメールが届いているかもしれません。メールが届いている場合は、指示の通りに操作してみてください。
不要なGoogleアカウントは削除がおすすめ
不正アクセスなどのトラブルを避けるためにも、不要なGoogleアカウントの削除は自分で行うのがおすすめです。削除前にデータをダウンロードしておけば、後からデータが必要になったときも安心できます。誤って必要なアカウントを削除してしまっても、20日以内であればアカウントの復元ができるため心配ありません。
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※2024年5月時点の情報です