
Office2010の延長サポートが間もなく終了|終了後のリスクと対処法を解説
2020/10/02Office2010は2020年10月13日をもって延長サポートが終了します。Office2010のサポートが終了しても利用はできますが、リスクを伴うため対策は急務です。
この記事ではOffice2010のサポート終了によるリスクと対策についてご紹介します。
2020年10月13日でOffice2010の延長サポートが終了
WordやExcel、PowerPointが利用できるOffice2010は、2020年10月13日に延長サポートが終了します。すでにWindows7のサポートが2020年1月14日に終了しており、この流れに追随した形になります。
Office2010のサポートが終了しても、引き続きWordやExcelなどは利用できますが、サポートが終了することにより致命的なリスクにつながる可能性があるため、注意しなければいけません。
ちなみにWindows8.1も、2023年1月10日で延長サポート終了が予定されています。
Office2010のサポートが終了するとどうなる?
主に以下の2つのMicrosoftサポートがなくなります。
・不具合の修正
テクニカルサポートとは、インストールやセットアップ、基本操作方法やトラブルをサポートしてくれるサービスです。
テクニカルサポートがあれば、何か不具合が起きてもMicrosoftからサポートが受けられますが、2020年10月13日に延長サポートが終了してしまうと、Office2010でトラブルが発生した場合、テクニカルサポートが受けられなくなります。
また、現行のバージョンに不具合が発生しても、アップデートはされず修正されないまま使わざるを得なくなるため、脆弱性を攻撃されファイルの情報が盗まれたり破損させられる危険性が高まります。
そのため、Office2010の延長サポートが終了するまでに対策をしておく必要があります。
Office2010のサポート終了に向けての対策3つ
Office2010のサポートが終了するとセキュリティリスクが高まるため、以下の対策の検討が必要です。
2、Office365かOffice2019を利用する
3、セキュリティソフトを導入する
対策方法を詳しく解説します。
Windows10へ乗り換える
もしWindowsのバージョンが古いのであれば、最新の『Windows10』へアップグレードしておきたいところです。
Windows10へ乗り換えると、以下のメリットが得られます。
・利用できるOfficeの選択肢が広がる
Windows10は、2015年7月から提供が開始されたバージョンです。今までの頻度だと、そろそろ新しいバージョンが発表されてもおかしくありません。しかし、開発者のジェリー・ニクソン氏が『Windows10がWindowsの最後のバージョン』と発言しています。
つまり、Windows10に乗り換えれば、半永久的にサポートが受けられる可能性があります。Windowsの新バージョンが開発される可能性がゼロとはいえませんが、当分はサポートが受けられると思っていいでしょう。
Office365かOffice2019を利用する
新しいバージョンのOfficeへ乗り換えることにより、Microsoftからのサポートが受けられるため、新しいOfficeへ乗り換えは必須です。
新しいバージョンのOfficeには、以下2つの選択肢があります。
Office365は月額や年間ライセンス制で、料金さえ払い続ければずっとMicrosoftからのサポートが受けられます。デメリットはずっと利用料金が発生するところですが、永続的にサポートが受けられるのは魅力です。
Office365は以下のバージョンのOSに対応しているので、場合によってはWindowsをバージョンアップする必要もありません。
Office2019は買い切りタイプで、一度お金を払ってしまえば料金は発生しませんが、2025年にはサポートが終了してしまうため、いずれは新しいバージョンへの乗り換えが必要になります。ただし、Windows10にしか対応していないのが欠点です。
ちなみにOffice2016を利用する方法もありますが、こちらもサポート終了日が設定されており、Office2019より早くメインストリームサポート期間終了を迎えてしまうため、Office365かOffice2019へ乗り換えるのが得策です。
※メインストリームサポートでは、セキュリティ更新プログラムだけでなく、仕様変更や新機能の追加など幅広いサポートが提供されますが、その後の延長サポート期間に入ると、主にセキュリティ更新プログラムのみが提供されます。
セキュリティソフトを導入する
セキュリティソフトの導入も、活用しておきたいセキュリティ対策の一つです。
WindowsのOSやOfficeのバージョンをアップデートしていても、ウイルスやマルウェアから攻撃されるリスクはゼロにはなりません。
Microsoftは、小まめにOSの脆弱性をカバーするアップデートを行っていますが、ハッカーはアップデートより早くWindowsやOfficeの脆弱性を狙ってきます。
そのため、WindowsとOfficeが最新のバージョンの更新を行っていても、セキュリティソフトは導入しておきたいところです。
セキュリティオプションのあるプロバイダーへの乗り換えもおすすめ
この記事ではOffice2010のサポート終了のリスクと、リスクを避ける方法を解説しました。
Office2010のサポートが終了しても、ExcelやWordが使えますが、Microsoftからのサポートが受けられない上に、アップデートも行われません。サポートとセキュリティがなくなると、ウイルスやマルウェアから攻撃を受けるリスクが高まります。
そのため、Office2010のサポート終了に備えて、以下の対策を検討してみましょう。
・新しいバージョンのOfficeへ乗り換える
・セキュリティソフトを導入する
セキュリティソフトを利用するなら、一部のプロバイダーでは、お得な月額料金でセキュリティソフトを利用できるため、この際プロバイダーの乗り換えもおすすめです。
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※2020年10月時点の情報です。