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Zenlyに代わる位置情報共有アプリwhoo(フー)とは?使い方や危険性を解説

2024/07/30

Z世代など若い層を中心に自分のいる位置情報を家族や友だちと共有する「位置シェアラー」が増えているのをご存知ですか?位置情報共有アプリを使って、近い場所にいる友だちや家族に会いに行ったり、スタンプを送ったりする人が増えています。さまざまな位置情報共有アプリがありますが、現在特に人気なのはwhooです。

今回はwhooの基本的な使い方や人気の理由について詳しく解説します。利用する際の注意点も紹介するので、安全に利用できるよう確認していきましょう。

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whoo(フー)とは?

中高生を中心に人気が集中しているwhoo(フー)は、Zenly(ゼンリー)に代わる位置情報共有アプリとして注目されています。

ここからはNEXT Zenlyと呼ばれるwhoo(フー)について、詳しく解説します。

 

Zenlyに変わる位置情報共有アプリ「whoo(フー)」

whooはスマホの位置情報を取得して、アプリ内のフレンドに自分のいる場所を共有する位置情報共有アプリです。これまで位置情報共有アプリといえば「Zenly」が人気でしたが、2023年2月にサービスが終了しました。

Zenlyのサービス終了を機に、さまざまな位置情報共有アプリがリリースされましたが、特に人気を集めているのは株式会社LinQが開発した「whoo」です。whooはZenlyとほぼ同じ機能を持ち、LINEの調査によると高校生が使っている位置情報共有アプリの2位になっていました。

 

whoo(フー)の機能

whooは位置情報共有機能のほかに、アプリ内でメッセージやスタンプが送信できるため、気軽なコミュニケーションが楽しめます。近くにいるフレンドにメッセージを送って「ついで会い」したり、待ち合わせで近づいてきている恋人にスタンプをたくさん送ったりと、さまざまな使い方

また、フレンドと位置情報を共有したくない場合は「ゴーストモード」を使って、居場所をあいまいにしたり、位置表示を別の場所に固定したりも可能です。密なコミュニケ―ションを取りつつ、プライバシーも守れるのはwhooの人気の秘訣でしょう。

 

Zenlyとwhoo(フー)の違い

NEXT Zenlyと呼ばれるだけあって、whooで使える機能や使い方はほぼ一緒です。大きな違いとしては、Zenlyは利用するために電話番号の登録が必要でしたが、whooはメールアドレスの登録のみで簡単に始められます。

デザインなど多少の違いはあるものの、whooの使用感はほぼZenlyのため、違和感なく移行できるのではないでしょうか。

 

whoo(フー)が人気の理由

whooのメインユーザーは若年層で、中でも中高生が8割を占めます。Zenlyも若年層からの人気が圧倒的でしたが、whooはさらに若いユーザーで賑わっています。

ここで、whooがなぜ人気なのか考えられる理由を2つ確認してみましょう。

 

1.シンプルでかわいいデザインが魅力

whooはシンプルな操作性と、かわいいデザインが中高生からの支持を集めています。友だち登録はアプリ画面右上の「+」ボタンをタップし、表示されたQRコードを追加したい相手に読み込んでもらうだけです。対面でない友だちを追加する場合は、相手の「whoo ID」検索すれば、QRコードがなくてもフレンド追加できます。

登録しているアイコンがマップ上にポップされ、使える絵文字がかわいいのも人気の秘訣です。全体のデザインがポップ調なので、男女問わず使いやすいと感じているのではないでしょうか。

 

2.気軽にコミュニケーションが取れる

つながっているフレンドへ、メッセージを送ったり、スタンプを送ったり、気軽にコミュニケーションが取れるのもwhooの特徴です。位置情報を共有しながら「今何してるの?」や「近くにいるんだけど遊ばない?」など、リアルタイムでコミュニケーションが楽しめます。

もし、友だちが待ち合わせ場所を間違えていたとしても「そっちじゃないよ!」など、すぐに連絡できるのもwhooの使いやすいポイントです。

 

3.一時的に自分の位置をあいまいにするゴーストモードが便利

自宅や学校など、プライベートな位置をフレンドに知られたくないときは、ゴーストモードを使うと位置情報をあいまいにできます。ゴーストモードは登録したフレンドへどこまで位置方法を共有するか設定できる機能です。

・正確な位置:自分がいる正確な位置が共有される

・あいまいな位置:自分のいる位置がおおまかにリアルタイム共有される

・フリーズした位置:ゴーストモード前の場所に固定される

 

あいまいな位置を設定した場合、設定が相手に気づかれてしまうので、関係性によっては気まずくなってしまうケースも。フリーズした位置の場合は、相手に気づかれず位置情報をあいまいにできるため、普段よくいくお店などを知られたくない方はぜひ利用してみてくださいね。

 

whoo(フー)は待ち合わせに便利!ただ注意しなければならない点も…

whooは位置情報を共有できるため、待ち合わせはもちろん、遊ぶきっかけにもなります。しかし、自分が実際にリアルタイム共有されてしまうため、フレンドになる人は選ばなければなりません。

ここからはwhooを利用する際に注意しておきたい4つのポイントを紹介します。

 

1.whooが取得するデータ

whooはフレンドと位置情報を共有するために、下記のデータをアプリが取得しています。

・プロフィール(アイコン・ニックネームなど)

・位置情報(その場所に何分いるかなど)

・スマホのバッテリー残量

・足跡機能

 

whooはフレンドになった友だちへ、プロフィールと共に位置情報が共有されます。位置情報ではその場所に何分留まっているか、そこまでの移動履歴なども含め共有されるため、よく歩くルートが知られやすいです。

また、スマホのバッテリー状態も共有されるので、自分の今の状態を知られたくない場合はゴーストモードを使用しましょう。

 

2.リアルで会ったことがない人とは位置情報を共有しない

位置情報や普段の移動圏内がバレてしまうwhooは、SNSのフォロワーなどリアルで会ったことがない人とは共有しないほうが無難です。自宅や学校、職場などが特定されてしまうと、ストーカー被害やトラブル、SNSの不在情報を確認して、空き巣被害に遭ってしまうかもしれません。SNSでとても仲の良いフォロワーでも、素性の知れない人には位置情報の共有はしないようにしましょう。

 

3.自分の顔や個人情報を出さない

手軽なコミュニケーションが楽しめるwhooですが、知らない人とフレンドになってしまうと自分のプロフィールがすべて共有されてしまいます。特に自分の写真をアイコンにしている場合は、特定されるリスクも。住所や学校名などをプロフィールやメッセージに記載してしまうと、何らかのトラブルに発展する危険性もあるため、個人情報は出さないように注意しましょう。

 

4.自宅などにいるときは位置情報をオフにする

気を許した人とのみつながっている場合でも、友だちがマップ情報をスクショしてSNSにアップし、自宅などの情報が漏れてしまう可能性があります。自分では気をつけていたとしても、友だちがうっかり情報を漏らしてしまえば、特定される可能性は高いです。

そのため、自宅や職場、学校など、特定されやすい場所に行くときは位置情報をオフにしておくのがおすすめです。あいまい表示でも、大体どの辺にいるかバレる可能性があるので、プライバシーの高い場所は位置情報をオフにしましょう。

 

Whoo(フー)を利用する際は情報の取り扱いに気をつけよう!

フレンドと位置情報を共有できるwhooは、待ち合わせに便利な一方、素性の知らない人とつながるとトラブルに発展するリスクがあります。whooを利用する際は、家族やリアルで出会った友だちなど限られた人にとどめておくと、安全に利用できるでしょう。

個人情報を漏らしてしまわないよう、普段からセキュリティ意識を高めておくことが重要です。スマホでのトラブルやセキュリティを高めるには、常時安全セキュリティ24のようなセキュリティソフトの利用もおすすめです。

フィッシング詐欺や不正アプリから身を守るためにも、常時安全セキュリティ24の導入をぜひご検討ください。

※2024年7月時点の情報です

[監修者情報]ニフティ株式会社 IT小ネタ帳編集室
ニフティ株式会社は1986年に創業し、30年以上にわたりご家庭や企業のみなさまへ光回線などのインターネットサービスを提供しています。(→ニフティが提供するサービスはこちら

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