GPS追跡アプリ「iPhoneを探す」「Lookout」で万が一のスマホ紛失に備えておこう

2019/03/04

多くの個人情報の流出につながる“スマホの紛失”。最悪の場合、映画「スマホを落としただけなのに」のように、人生を棒に振りかねない事態も……!? そうしたスマホ紛失時の対策に有効な定番アプリとして、iPhone用「iPhoneを探す」Android用「Lookout」の使い方を覚えておきましょう。

◆iPhoneの紛失時に役立つ「iPhoneを探す」

個人情報の塊ともいえるスマホだけに、悪用されればネット通販や国際電話の不正利用・高額請求をはじめ、生活全般に悪影響が出ないとも限りません。

そこで今回のテーマ「皆さん自身はスマホの紛失対策を何かされていますか?」です。

たとえばiPhoneユーザーなら、iOSに標準搭載されるアプリ「iPhoneを探す」を連想される方が多いかもしれません。文字通り、iPhoneを紛失した際にとても役立つアプリです。

「iPhoneを探す」には、以下のような機能があります。
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・タブレット、PC、ほかのスマホで、登録してあるスマホを探せる
・紛失したスマホが移動中でも、リアルタイムの位置情報が地図上に表示される
・アプリの「サウンドを再生」ボタンを押すと、紛失したスマホが警告音を発する
・写真やメッセージなどのデータを遠隔操作で全消去する
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利用にはApple IDの取得と、iCloudへのサインインが前提に。「iPhoneを探す」をiCloud上で共有することにより、他端末から該当端末を探せるわけです。

◆Android端末の捜索&不正利用対策アプリ「Lookout」

Androidにも、同様な機能を持つ定番アプリ「Lookout」があります。

開発元は、アメリカの大学で設立されたスマホ用セキュリティ専門企業。Microsoftとも法人契約を結び、今や世界200カ国弱、2000万人以上のユーザーが利用しているとか。

日本では提携したauの端末にプリインストールされていることから、auユーザーにはお馴染みかもしれません。もちろん他キャリアの端末でも利用でき、海外製アプリながら日本語にも完全対応です。

会員登録(メールアドレス&パスワード)さえ済ませれば、「iPhoneを探す」とほぼ同等の基本機能が、無料で利用できます。
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・端末の探索、位置特定
・警告音を鳴らす
・連絡先のバックアップとダウンロード
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位置情報の特定だけでも、紛失時には有効な捜索手段となるはず。さらに有料のプレミアム版では、以下のような機能も。
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・セーフブラウジング(アクセスしたサイトをリアルタイムでチェック)
・プライバシーアドバイザー(端末内のアプリでアクセスした個人情報を検出)
・ロック&ワイプ(遠隔操作での端末ロック、警告メッセージ発信、データ消去)
・盗難アラート
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盗難アラートとは、不正動作の感知=「盗難」状態になると、位置情報をPCや他端末に通知するサービスのこと。

“不正動作”には電源オフやSIMカード取り外し、ロック解除などが関連付けられ、たとえばパスコード解除を3回失敗すると、スマホのインカメラが自動的に起動。使用者を撮影して、登録アドレス宛に写真と位置情報をメールします。

「撮られた!」と意識した不正利用者は、焦って端末を放棄する可能性大? 威嚇という意味では、警告音より強力かもしれません。

万が一の紛失に備え、こうしたアプリをインストールしておくことも、自己防衛策のひとつでしょう。容量もさほど大きくないので、皆さんもお試しになられては?

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