
AirTag(エアタグ)とは?仕組みから使い方、活用方法まで解説
2025/07/28紛失防止に使えるスマートタグ「AirTag(エアタグ)」について解説します。荷物に装着して紛失時の位置を特定できるAirTag(エアタグ)の仕組みや、メリット・デメリット、活用事例まで詳しく解説します。
AirTag(エアタグ)とは
AirTag(エアタグ)とは、Apple社が開発した紛失防止に使えるスマートタグです。
バッグや財布、鍵などにAirTag(エアタグ)を装着することで、紛失した際も「探す」アプリを使って、位置を特定できます。
失くしたものを見つけ出せる上に、AirTag(エアタグ)の音を鳴らして、具体的な位置を特定することも可能です。
AirTag(エアタグ)の仕組み
AirTag(エアタグ)にGPS機能が備わっていると誤解している人も多いですが、GPS機能を使う仕組みにはなっていません。
主な仕組みとしては、Bluetooth通信を使用しており、AirTag(エアタグ)自体がBluetoothの電波を定期的に発信し、受信したiPhoneに位置情報が表示されます。
利用する際は、AirTag(エアタグ)と連携したiPhoneなどのAppleデバイスから「探す」アプリを使って、AirTag(エアタグ)の位置を特定できます。
AirTag(エアタグ)でできること
AirTag(エアタグ)でできることは、主に以下の3点です。
1.位置を特定できる
2.音を鳴らせる
3.手元から離れた際に通知が届く
何ができるアイテムなのか、具体的に見ていきましょう。
1.位置を特定できる
AirTag(エアタグ)と装着した物に関しては、「探す」アプリを使って位置情報を特定できます。
Bluetoothに接続できる範囲にAirTag(エアタグ)があれば、距離や方向なども具体的に表示してくれます。
2.音を鳴らせる
iPhoneなどの操作でAirTag(エアタグ)から音を鳴らす機能もあります。
具体的な位置が分からなくても、音を鳴らせば簡単に見つけられます。
3.手元から離れた際に通知が届く
AirTag(エアタグ)を装着した荷物が手元から離れた際に、iPhoneなどに通知が届き、置き忘れの防止に繋がります。
かばんや財布などを置き忘れても、すぐに通知が届くため、速やかに回収できます。
AirTag(エアタグ)のメリット
AirTag(エアタグ)のメリットは、主に以下の4点です。
1.位置情報の精度が高い
2.接続するだけで簡単に使える
3.プライバシーを保護しながら使える
4.電源をONにしたまま飛行機に乗れる
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
1.位置情報の精度が高い
AirTag(エアタグ)は位置情報の精度が高いため、大まかな位置だけでなく、より詳細な位置も表示してくれます。
家の中で鍵や財布などを探す際にも、AirTag(エアタグ)までの距離や方向を見ながら探せるため、すぐに見つけられるでしょう。
2.接続するだけで簡単に使える
使用するのに難しい設定は必要なく、手持ちのiPhoneなどのAppleデバイスと、AirTag(エアタグ)をBluetooth通信で連携するだけで済みます。
連携が完了したら「探す」アプリで簡単に使えるため、iPhoneをお使いの方であれば、誰でも簡単に使えるでしょう。
3.プライバシーを保護しながら使える
位置を特定できると聞いて、個人情報などが不安になる方もいますが、AirTag(エアタグ)はプライバシーを厳重に管理しているため、安全に使用できます。
不要な追跡を防ぐ機能もあるため、他人に居場所を追跡されるリスクもありません。
4.電源をONにしたまま飛行機に乗れる
飛行機に乗る際も、AirTag(エアタグ)の電源はオンのままで問題なく、キャリーバッグの位置をすぐに確認できます。
海外に行く際もロストバゲージを防げるため、旅行や出張をする際にも役立ちます。
AirTag(エアタグ)のデメリット
メリットだけでなくデメリットも確認しておきましょう。
AirTag(エアタグ)のデメリットは、主に以下の3点です。
1.Androidユーザーは使えない
2.キーホルダーなどに直接付けられない
3.価格がやや高い
1.Androidユーザーは使えない
AirTag(エアタグ)は、Android端末からは利用できません。
Apple製品のみに対応しているため、ユーザーは限定されてしまいます。
2.キーホルダーなどに直接つけられない
AirTag(エアタグ)本体には、キーホルダーなどをつける穴がないため、つけるためには専用のケースなどが必要です。
鍵や財布に装着する場合は、用途に応じた専用アクセサリーの購入が必要です。
3.価格がやや高い
AirTag(エアタグ)は、1台4,980円と価格がややお高めなのがネックです。
市販のスマートタグであれば、1,000円〜2,000円程度で購入できるものもあるため、高価に感じる人もいるでしょう。
しかし、機能性は非常に高いですし、大切なものを失くすリスクを減らせるという意味では、決して高価ではありません。
AirTag(エアタグ)の活用事例
AirTag(エアタグ)の具体的な活用事例は、主に以下の3点です。
1.海外旅行でキャリーケースに装着して紛失を防ぐ
2.自転車に装着すれば盗難されても見つけられる
3.子供のおもちゃやゲーム機に装着する
具体的な使い方を見て、参考にしてみてください。
1.海外旅行でキャリーケースに装着して紛失を防ぐ
海外に行く際にキャリーケースに装着しておけば、ロストバゲージも防止できます。
荷物が紛失した場合でも、AirTag(エアタグ)を追跡すれば、どこにあるのかが把握できます。
2.自転車に装着すれば盗難されても見つけられる
ロードバイクなどの高価な自転車に装着すれば、盗難被害に遭った際も自転車の場所をすぐに特定できます。
どこにあるかを常に追跡できるため、警察に協力を依頼して、盗まれた自転車を取り返せます。
3.子供のおもちゃやゲーム機に装着する
子供が失くしやすいおもちゃやゲーム機に装着しておくと安心です。
AirTag(エアタグ)を使えば、子供が扱うには高価なゲーム機やスマホも、失くす心配なく使わせられます。
AirTag(エアタグ)の注意点
AirTag(エアタグ)を使う時は、以下の2点に注意してください。
1.ペットや子供の迷子対策として使うのは非推奨
2.浮気調査で使うと違法になる可能性がある
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
1.ペットや子供の迷子対策として使うのは非推奨
AirTag(エアタグ)を子供やペットの迷子対策で使おうとする方もいますが、公式では非推奨となっています。
あくまで物の紛失防止を目的としたアイテムでもあるため、利用の際は自己判断で行う必要があります。
2.浮気調査で使うと違法になる可能性がある
結婚相手の浮気調査などでAirTag(エアタグ)を使用して追跡すると、違法になる可能性があります。
無断で相手の位置情報を特定する行為は、ストーカー規制法に違反する可能性や、プライバシーの侵害によって損害賠償を請求される可能性もあります。
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