Safariに「安全ではありません」と表示されたページは危険なの?その意味とは?

2019/06/14

Safariでインターネットを見ているとき、アドレス/検索窓に「安全ではありません」と表示されて、びっくりしたことはありませんか?この警告が表示された場合、何をどう気をつければいいのでしょうか。

◆「安全ではありません」という警告の意味

Safariでブラウジングしているとき、アドレス/検索窓に「安全ではありません」という警告が出るようになったのは、iOS11.3(macOS10.13.4)にアップデートされた頃から。

当時はサイトの証明書の期限が切れていたり、有効でないサイトでパスワードやクレジットカード情報の入力を求められたりする場合に表示されていましたが、iOS12.2以降(MacOS10.14.4以降)は、URLが「http://」で始まるすべてのサイトに「安全ではありません」の警告が出るようになりました。

長年インターネットに親しんでいる人の中には、インターネットの住所ともいうべきURLは「http://」から始まるもの、という印象がある人もいるかもしれませんが、現在の主流は「https://」です。

httpsとは、http=Hyper Text Transfer Protocolの末尾に「Secure」が加わったインターネット接続プロトコル。SSLやTLSといったデータ暗号化技術で通信が保護されているので、「http://」で始まるサイトより信頼性が高いといわれています。

「http://」で始まるサイトが必ずしも危険というわけではなく、多くは「https://」への移行が追いついていない状況。閲覧するだけなら基本的には問題ないといわれています。

しかし、なりすましサイトが横行している昨今、サイト管理者に悪意があれば、情報を抜き取られる可能性も否定はできないということを覚えておいてください。

◆赤字で「安全ではありません」が出たら要注意

大手企業のホームページやブログシステムなどの多くは、すでにhttpsの実装が完了していますが、小規模事業者や個人サイトの中にはhttpのサイトを利用しているケースも少なくありません。

たとえば、かかりつけの医院や行きつけの飲食店、カルチャースクールやスポーツジムなどのWebサイト。営業時間や定休日、プログラムなどを確認するために定期的にチェックしている人も多いのでは?

たとえこうしたサイトで「安全ではありません」の警告が出ていたとしても、文字色がグレー(ダークモードでは白)の場合は閲覧するだけなら問題ないでしょう。

気をつけるべきは、赤字で「安全ではありません」と表示されたとき。

IDやパスワード、クレジットカード番号など個人情報の入力が必要なWebサイトにもかかわらず、暗号化技術が採用されていない場合は、赤字で「安全ではありません」と表示されます。このような警告が出たときは、情報が抜かれる危険性があるので入力は控えるようにしてください。

「安全ではありません」の警告が出ていない場合、アドレス/検索窓のURLの左側に施錠マークが表示されますが、鍵がかかっているからといって絶対的に信頼できるというわけではありません。

最近では、httpsで始まるフィッシング詐欺サイトも増加しています。初めて利用するサイトで個人情報の入力を求められたときは、URLとサイト名で検索をかけるなどして、信頼性を再確認するよう習慣づけてください。

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