
Fireタブレットとは?できることや使い方を解説
2023/11/02Fireタブレットは独自のOSを導入しているため、比較的安価な値段で購入できます。
値段が安いからといって性能が低いわけではなく、機種によってはファイルの作成や編集も可能ですが、独自のOSを導入している点はデメリットでもあり、一部の用途では制限を受けるため注意が必要です。
本記事では、Fireタブレットでできることや使い方を解説します。
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Fireタブレットとは
Fireタブレットとは、Amazonが独自で開発と展開を行なっているタブレット端末です。
Fireタブレットの大きな特徴は、独自性とコストパフォーマンスの高さです。
独自のOSを導入している
FireタブレットのOSはiOSとAndroidのどちらでもなく、独自で開発したOSを搭載しています。
また、アプリは独自のストアAmazonアプリストアからダウンロード・インストールします。
独自のOSやストアを導入している点は価格面でメリットになりますが、一部の利用で制約になる場合もあります。
独自OSの導入により低価格
OSやアプリストアを独自で開発したものを導入していることもあり、Fireタブレットは低価格を実現しています。
Fireタブレットはさまざまな種類がありますが、もっとも安いもので1万円弱、ハイスペックモデルは3〜4万円以内で購入できます。
低価格といってもスペックが低いわけではなく、できることが多く不便を感じる仕様ではありません。
Fireタブレットを使ってできること
FireタブレットはiPadやAndroidタブレットと比べて遜色がなく、あらゆる用途で利用できます。
Fireタブレットでできることは、以下の通りです。
・Webサイトの閲覧
・メールの送受信
・動画や音楽の視聴
・電子書籍の閲覧
・ファイル作成や編集
・ゲームで遊ぶ
ただし、iPadやAndroidと異なりある程度の制約があるので注意が必要です。
Fireタブレットでできることを詳しく解説します。
Webサイトの閲覧
Fireタブレットには独自のWebブラウザ「Silk」が標準搭載されています。
そのため、購入してすぐにWebサイトの閲覧や検索が可能ですが、AmazonアプリストアではGoogle Chrome やSafariなど他社のメジャーなWebブラウザは提供されていません。
メールの送受信
Fireタブレットでは、標準搭載されているアプリを利用してのメール送受信ができます。
利用できるメールアドレスに制限はなく、アプリの設定画面でログインすれば今まで通りに送受信が可能になります。
Gmailなど公式アプリを展開しているメールアドレスでは、公式アプリを利用できませんが、標準搭載のメールソフトでの利用が可能です。
なお、FireタブレットはLINEには対応していません。
タブレットでLINEを利用したい場合、他の製品を検討する必要があります。
動画や音楽の視聴
Fireタブレットでは、動画や音楽の視聴も問題なくできます。
動画と音楽のどちらも、公式のアプリを利用してサブスクサービスでの視聴が可能です。
しかし、YouTubeは公式専用アプリの提供がなく、ブラウザを利用して視聴しなければいけません。
音楽の視聴では、Apple Musicなど利用できないサブスクサービスがある点に注意が必要です。
電子書籍の閲覧
FireタブレットはAmazonが展開する製品なだけあり、Amazonでの電子書籍をスムーズに購入できます。
また標準で電子書籍アプリのKindleが搭載されており、閲覧までの設定も円滑に行えるでしょう。
ちなみにAmazon PrimeやKindle Unlimitedに加入していれば、閲覧できる書籍の数は膨大になります。
ファイル作成や編集、管理
Fireタブレットはあらゆるファイルの作成や編集、管理ができます。
画像の管理や編集は標準搭載されている「写真」のアプリで行えます。
またMicrosoft Officeのインストールも可能で、エクセルやワードのファイル作成や編集も可能です。
ゲームで遊ぶ
Fireタブレットはそれほど低スペックではなく、一通りのゲームはプレイできるでしょう。
ただし、ハイスペックというわけでもなく、3Dグラフィックの動きが激しいゲームでは処理落ちが発生する恐れがあります。
またApp StoreやGoogle Play Storeと比べて種類が少なく、遊びたいタイトルが取り扱われていない場合があります。
そのため、Fireタブレット独自のアプリストアでプレイしたいタイトルの取り扱いがあるか確認しておきましょう。
Fireタブレットの選び方
現行モデルでのFireタブレットは4種類あり、それぞれでスペックが異なります。
機種別のスペックを大まかに表にまとめてみました。
機種 |
Fire7 |
Fire HD 8 |
Fire HD 10 |
Fire Max 11 |
画面サイズ |
7インチ |
8インチ |
10.1インチ |
11インチ |
CPU |
2.0GHz クアッドコア |
2.0GHz 6コア |
8コア (2×2.05GHz、6×2.0GHz) |
8コア (2×2.2Ghz、6×2.0GHz) |
RAM(メモリ) |
2GB |
2GB |
3GB |
4GB |
ストレージ容量 |
16GB |
32GB/64GB |
32GB/64GB |
64GB/128GB |
ワイヤレス充電対応 |
無 |
無(plusモデルでは有) |
無 |
無 |
キーボードカバー対応 |
無 |
無 |
無 |
有 |
スペックを踏まえると、Fireタブレットを選ぶ際は以下の3つがポイントになります。
1.画面サイズ
2.性能
3.使い方
選び方を詳しく解説します。
画面サイズで選ぶ
Fireタブレットを購入するうえで、画面サイズはWebサイトや動画の見やすさに影響する要素のため選び方を左右するポイントです。
しかし、違いは画面の大きさだけではなく、Fireタブレットは画面サイズが大きいモデルであるほどスペックが高い傾向があります。
そのため、以下のどちらかに当てはまる人は画面が大きいモデルがおすすめです。
・画面が見やすいモデルが欲しい
・高性能なモデルが欲しい
画面が大きくなくても問題がなく、Webサイトの閲覧や動画視聴がメインであれば7〜8インチのモデルが適しています。
性能で選ぶ
先ほど「画面サイズで選ぶ」で触れましたが、性能で選ぶのも重要なポイントです。
Webサイトの閲覧、動画や音楽視聴がメインであれば低価格帯のモデルでも問題ありませんが、高解像度グラフィックのゲームのプレイ、画像やOfficeファイルの編集がしたいのであれば高性能モデルをおすすめします。
自分の利用目的に合った性能を備えたFireタブレットを選びましょう。
使い方で選ぶ
Fireタブレットは機種によって以下の機能に対応しているかが異なるため、どのようにFireタブレットを使いたいかは、Fireタブレットの機種を選ぶうえで大切です。
・ワイヤレス充電
・キーボード付きカバーの利用
充電の手間を少なくしたいのであれば、ワイヤレス充電対応モデルがおすすめです。
Officeファイルの編集を行うのであれば、パソコンに近い感覚で操作できるキーボード付きカバー対応のモデルを検討してみましょう。
キーボード付きカバーに対応しているFireタブレットは、Fire Max 11のみです。
Fireタブレットのおすすめの使い方
Fireタブレットは特有の使い方ができる端末で、以下の活用方法があります。
1.Alexaの活用でスマートスピーカーに
2.スマートホームデバイスの操作端末に
3.パソコンのサブディスプレイとして使う
Alexaの活用でスマートスピーカーに
Fireタブレットには、Alexaが搭載されています。
AlexaとはAmazonが自社製デバイスに搭載しているAI音声認識機能で、iOSのSiriや AndroidのOK Googleのようなツールです。
Alexaに話しかけると、手で操作せずに動画や音楽の視聴が可能になります。
スマートホームデバイスの操作端末に
Alexa対応のスマート家電を利用しているのであれば、Fireタブレットからの操作が可能になります。
家の中だけでなく外からも、以下の操作が可能です。
・エアコンの操作
・監視カメラで自宅の状態を確認
・照明の調整
ただし、外から操作を行うにはFireタブレットをインターネットに接続する必要があるので注意しましょう。
パソコンのサブディスプレイとして使う
Windows限定ではありますが、Fireタブレットをパソコンのサブディスプレイとして使う方法もあります。
アプリストアから「spacedesk」をインストールすると、FireタブレットをWindowsパソコンのサブディスプレイとして利用できます。
Fireタブレットを快適に使うなら@nifty光
Fireタブレットの性能は低くなく、一部の制約さえ許容できれば使いやすいデバイスといえるでしょう。
しかし、Fireタブレットの良さを引き出すには、ストレスなくWebサイトや動画、音楽の読み込みができるインターネット回線の品質も重要です。
Fireタブレットでの通信では光回線の利用が望ましいですが、特に動画視聴には「@nifty光」がおすすめです。
@nifty光は混雑が発生しにくい回線経路で通信を行うIPv6接続に対応しているので、安定した回線が欠かせないFireタブレットの性能を引き出す環境が整います。
※2023年11月時点の情報です
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