
「VR(ブイアール)」とは?-意外と知らないIT用語の基本
2019/07/16VRという言葉は、SF映画・小説好きやゲームマニアの間では、日本語訳の「仮想現実」とともになじみ深い言葉ですが、実際どのような意味を持つのでしょうか。
◆VRとは、バーチャルリアリティー(仮想現実)の略
VRとは、バーチャルリアリティー(Virtual Reality)の略で、日本語では「仮想現実」と訳されます。
CG(コンピューターグラフィックス)や音響効果、振動や香りなどを用いて人間の五感にはたらきかけ、存在しない環境、そこで起こる現象を疑似体験させる技術や、その体験を表します。
もう少し簡単に言うと、「デジタルによって作られた、実際には存在しない空間を体感する」ことを指します。
◆ここまで身近になった! VR体験
現時点でなじみ深いのは、VR対応のゲームやアミューズメント施設の体感型アトラクションやVRアクティビティでしょう。
VR対応ゲームの「バイオハザード7 レジデント イービル」や「みんなのGOLF VR」、VR対応スマホアプリの「Google Spotlight Stories」や「ハコスコ」、VRスポットならバンダイナムコ「VR ZONE」、「マリオカート アーケードグランプリVR」、エヴァンゲリオンVR「The 魂の座:暴走」、「ゴジラVR」のほか、「ハウステンボス」なども有名です。
また、ゲームやアトラクション以外にも、VRを取り扱った映画やアニメなどの映像コンテンツにも注目が集まっています。
映画「13F」や「マトリックス」シリーズ、アニメ「攻殻機動隊」シリーズや「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」などが、映像作品でVRの世界観を満喫したい人にはおすすめです。
最近では、HMD(Head Mounted Display/ヘッドマウントディスプレイ)と呼ばれる頭部装着ディスプレイを使って、VR対応のスマホアプリやコンシューマーゲーム、3D映画などの臨場感を自宅で楽しむ人も増えているようです。
エンターテインメント以外のジャンルにも、VRは応用されています。医療分野や航空業界などでは、VRを活用したトレーニングシステムが導入された例も。再現が困難な場面や危険をともなう訓練も、VRなら実現可能です。
◆「VR(ブイアール)」の関連記事
・VRの新スタイル「視線追跡型VR」って何がすごいの?
・新たなVRプラットフォーム「Daydream」はここが魅力!
・VRに続く新世界!? 「AR(アグメンティッドリアリティ)」「MR(ミクストリアリティ)」とは?
・“その場で体験”から“動き回る”仮想空間へ進化するVR技術
・“VRコンテンツ体験のハードルを下げる!「360Channel」が動画の可能性を拡張