metaverse

メタバースとは?やり方や必要なものなど、初心者向けにわかりやすく解説

2022/08/10

最近よく聞くようになった「メタバース」。抽象的な概念のため、いま一つ分かりづらいという声も聞かれます。

各企業が新しいビジネス創出のためメタバースへの参入を計画していたり、個人利用でも仮想空間で新しい体験ができたりなど、今後のメタバースの動向が非常に注目されています。

本記事では、メタバースをこれから理解しようとする人に向けて、注目される理由と、最低限知っておきたい情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

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メタバースとは?

メタバースとは、インターネット上に構成された3次元の仮想空間のことを意味します。

その仮想空間で自分の分身(アバター)が行動します。

メタバースの語源は「超越」を意味する「Meta(メタ)」と「宇宙」を意味する「Universe(ユニバース)」を組み合わせています。

Facebook社が今後メタバースに事業に注力する目的で、2021年に社名を「メタ」に変更すると発表したことで大きな話題となったのも記憶に新しいのではないでしょうか。



メタバースが注目されるようになった理由

メタバースがここまで注目される理由は、以下のような点が挙げられます。

 

新型コロナウィルスの拡大によって、コミュニケーションがデジタル化

新型コロナウィルスの拡大に伴い多くイベントが中止となり、自宅で過ごす時間が増加しました。人との交流が途絶える中、オンライン上で交流ができるコミュニケーションのデジタル化が一気に進んだことが影響しています。

同様にテレワークで欠かせないチャットツールとして浸透していった点も挙げられます。

 

VR技術の進化・ネット環境の整備

VR・ARなどの視覚的技術の進歩、VR機器の進化により、よりクオリティの高い仮想空間を構築できるようになりました。

また、デバイスの進化だけでなく、技術進化に合わせコンテンツのクオリティが向上したこと、クオリティの高いコンテンツを遅滞なく表現できるインターネット環境の整備が進んだ事なども、よりメタバースが身近になった要因と考えられます。

 

NFT(非代替性トークン)等関連技術の実用化の影響 

デジタルデータに価値を持たせるNFT(非代替性トークン)が法的に認められるようになり、ゲーム内のアイテムなどに所有者情報が記載され、売買できるようになりました。

それによりデジタル資産の安全性や利便性が高まり、さらに収益にも繋がるということから注目されるようになりました。

 

Facebookの社名変更と本格参入

2021年、GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)の一つに代表されるFacebookが,SNS事業からメタバース事業への注力事業転換するため、社名までを変えてしまった事は大きな影響を与えた一因となっています。

 

メタバースの具体例

ここから、メタバースで具体的にどのような事ができるか見ていきます。

 

ゲームでの利用

既に活用されている メタバースの代表としてゲームが挙げられます。

ゲームでありながら、自身のアバター仲間同士が集まる場所として交流できる空間となっていることが大きな特徴で、それこそがメタバースとしての重要な機能となっています。

<ゲーム例>
 ・Fortnite(フォートナイト)
 ・マインクラフト
 ・あつまれ どうぶつの森

フォートナイトのデータ通信量と必要な通信速度は?

 

オンライン会議

VRにより臨場感ある会議を仮想空間で体験することができるミーティングサービス「Horizon Workrooms」での打ち合わせは、ビデオ会議よりもリアルになります。

これまでのZOOMなどオンライン上でビデオ通話ができるものと違い、オフィスなどの仮想空間の中で自身のアバター姿で仕事やディスカッションや雑談だけでなく、VRを使用することにより、仮想空間内で目の前に置かれたパソコンの操作も可能です。

 

新しいビジネスチャンスの創出

伊勢丹新宿店 仮想都市空間サービス「REV WORLDS」で話題になったこの仮想空間では、自身のアバターが伊勢丹で手に取った商品をECサイトで購入したり、購入した商品に着替えて友人と会話したり、仮想空間ならではの体験から購買へつなげています。

 

バーチャルイベントなど新しい体験

渋谷区公認のメタバースであるバーチャル渋谷ではハロウィンイベントが行われました。スマホやパソコン、VRゴーグルを使って気軽に参加できるため、世界中から延べ55万人が参加したと言われています。

 

メタバースの始め方

では、これからメタバースを始める方に向けて、手順概要を解説します。

 

メタバースを始めるために必要なもの

 ・VRゴーグル
 ・VR対応パソコン(例:ゲーミングPC)
  推奨スペック
   CPU:Corei7以上
   メモリ:8GB以上
 ・光回線など、安定したネット回線

【初心者向け】オンラインゲーム向けのPCスペック・選び方ガイド|おすすめ回線も!

 

メタバースの始め方

1.国内の取引所に仮想通貨用の口座を開設する

<仮想通貨用の口座例>
 LINE BITMAX
 DMMビットコイン
 コインチェック

2.仮想通貨ウォレットMetaMask(メタマスク)に送金する

3.好きなメタバースプラットフォームに登録

<メタバースプラットフォーム例>
 VRchat(ブイアールチャット)
 Cluster(クラスター)
 Decentraland(ディセントラランド)

4.メタバースプラットフォームに必要な仮想通貨を購入する

 

メタバースを始めるにあって注意が必要な点

 

依存性が高く現実世界でのコミュニケーションが希薄になる

メタバースで過ごす時間が長くなると、新しい体験ができる仮想空間への没入感が高まり、「依存症」になってしまい、現実でのコミュニケーションが希薄になる可能性があります。

オンラインゲームやSNSと比較しても依存性が高いため、特に子供への影響は注意が必要です。

 

法律やルール、セキュリティ対策などが未整備

日本では特にメタバースに関する法整備が進んでいないため、何かトラブルが起こっても自己責任となります。

特に仮想通貨のやり取りには注意が必要で、メタバースで欠かせない「ウォレット」にはハッキングのリスクがあり、大きな損害を被る恐れがあります。

利用者の多いメジャーなプラットフォームを利用したり、セキュリティを強化したりするなど、自分を守る対策が欠かせません。

 

メタバースの今後

現在、着実な広がりを見せ、ビジネスチャンスの期待感も高いメタバースにおいて、さまざまな企業が積極的に活用しようとする動きが見られます。

一方で、遅れている法整備や、概念的で分かりにくい部分もあり、今後どのようなメタバースサービスやコンテンツが生まれ、活性化されてくるかによっても、利用者の浸透や定着が変わってくることが想像されます。

また、メタバースの情報量は通信環境やデバイスにも影響してきます。

リッチなメタバースの世界観を存分に楽しむためには、通信環境やデバイスそのものが高速通信可能であることが大前提となってきます。

これからますます広がるメタバース世界に入っていくためにも、回線の混雑に影響されにくいIPv6接続対応の@nify光など、安定した 回線の準備をご検討ください。

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