
「Uber(ウーバー)」とは-意外と知らないIT用語の基本
2020/01/30 遠藤 政樹皆さんは「Uber」という言葉を聞いたことがありますか。最近では「Uber Eats(ウーバーイーツ)」の方が見聞きする機会が多いかもしれませんが、そちらもUberが元となっています。ここでは改めてUberがどういうものか見ていきます。
◆Uberとは「誰でもドライバーとして働けるアメリカ生まれの配車サービス」
Uberは、2009年3月にアメリカで誕生した配車サービスで、タクシー会社に勤めていなくてもサービスに登録すれば、誰でもドライバーとして働くことができます。
1台の自動車を複数人で利用するカーシェアサービスがありますが、Uberは「ライドシェアサービス」と呼べ、一般のドライバーが自分の車に客を乗せて移送。ドライバーとして収入を得られるのが魅力と言えます。
また、乗車するユーザーとしてUberを利用したい場合、専用のスマホアプリを使って簡単に車を呼べるほか、リーズナブルな料金で利用できるため、各国で人気を集めています。
日本では、2013年11月に試験サービスが実施された後、2014年8月から東京都内を対象に本格的にサービスがスタート。現在では、淡路島、福岡、福島、福山、広島、神戸、京都、名古屋、大阪、仙台、東京、横浜などの都市でUberを利用することができます。
ただし、日本では一般ドライバーが運転手として働くUber本来の形にはなっておらず、実質的には「タクシー配車アプリ」となっています。これは営業許可を受けていないタクシー、いわゆる“白タク”を容認することにつながるためです。
◆日本ならではのUberの特徴と使い方を確認
日本におけるUberの特徴をまとめると、
・事前に目的地をメールで指示し金額の見積もりがわかる
・依頼時にドライバーや車種、ナンバーがわかる
・指定した場所まで車が来てくれる
・何分後に到着するかわかる(※チャットでドライバーと連絡可能)
・料金は時間と距離の併用(※時間帯や混雑状況でピーク料金有)
・迎車料、深夜代金なし
などが主なものです。支払いも事前に登録したクレジットカードで決済されるため、降車をスムーズにできるのはメリットの一つでしょう。
Uberを利用するにはスマホに専用アプリをインストール必要がありますが、登録は簡単です。
(1)Uberアプリをインストール
(2)アカウントに必要な情報を入力
(3)支払い情報を登録
これだけで利用できるようになります。配車から支払いまで全てスマホで完結できるというのは、急いでいるときなどに便利ですね。
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