
メールが送受信できない|想定される原因と対策方法とは
2021/09/15突然メールが送受信できなくなったことはありませんか?特に設定などを変更していないのに送受信できなくなった場合、何らかの不具合が発生している可能性があります。
本記事では、メールが送受信できなくなったときに考えられる原因と対処法について詳しく解説していきます。さらにより便利にメールを利用されたい方におすすめのメールサービスもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
メールの送受信ができない原因とは?
普段通り使っていたはずなのにメールが送受信できない場合、必ず原因があります。ここではメールの送受信ができなくなったときの原因について、詳しく確認していきましょう。
送受信ができなくなったときに確認する5つのポイント
メールの送受信ができなくなった時、まず確認するポイントは次の5つです。
・インターネットに繋がっていない(オフライン)
・LANケーブルが抜けている
・メンテナンスや障害による不具合
・ドメインやプロバイダーの契約が切れている
・メールソフトの設定
ひとつずつ見ていきましょう。
インターネットに繋がっていない(オフライン)
パソコンやメールソフトの設定でインターネットに繋がっていないと、メールは送受信ができなくなります。また、パソコン自体がインターネットに繋がっていても、メールソフトをオフライン状態で起動している場合、送受信はできません。
突然送受信ができなくなった場合は、メールソフトがオンラインになっているか確認してみてください。
LANケーブルが抜けている
何かの拍子にLANケーブルが抜けてしまっていると、インターネットに接続できないためメールの送受信ができません。LANケーブルを長年使用している場合は、断線している可能性もあります。また、無線接続の場合も、何らかの理由で一時的にインターネットが切れている場合も考えられます。
突然インターネットに接続できなくなった場合は、LANケーブルが刺さっているか、モデムやルーターの電源が入っているか確認してみましょう。
メンテナンスや障害による不具合
パソコンや周辺機器に問題が無い場合、インターネット回線側による不具合でメールの送受信ができなくなっている可能性もあります。
メールはプロバイダーやメールサービスのメールサーバーを利用しているため、サーバーに原因がある場合は送受信できません。メンテナンスや障害については、利用中のプロバイダーもしくはレンタルサーバーのホームぺージで確認してみましょう。
ドメインやプロバイダーの契約が切れている
プロバイダーやレンタルサーバーとの契約更新を忘れてしまうと、メールの送受信ができなくなります。基本的に契約更新時期になると案内が届くためレアケースではありますが、うっかり更新期間を過ぎてしまうと再契約が必要になります。
更新時期を忘れてしまった場合は、一度利用しているプロバイダーや、レンタルサーバーの契約資料を確認してみてください。
メールソフトの設定
何らかの原因でメールソフトの設定が変わってしまうことがあります。メールや連絡先の保存ファイルを別の場所に移動してしまった場合は、再設定が必要です。また、「受信(送信)メールサーバーに接続できません」とエラーが出る場合は、アカウント設定がうまくできていない可能性が高いです。
送受信ができなくなったときは、メールアドレスとパスワード、POPサーバーとSMTPサーバーが合っているか、確認してみてください。
オフラインの場合の対処法
パソコンがインターネットに繋がらない場合、以下の方法で改善されるケースが多くなっています。
・接続機器(パソコンやONU)の再起動
・Wi-Fi接続の場合は、有線接続してみる
特に無線接続の場合は、一時的な不具合でインターネットに繋がらないケースが多いため、モデムやルーターを再起動してもオフラインの場合は、一度有線での接続をお試しください。
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メールが受信できない時の対処法
メールの受信だけができない場合は、次の3つの対処法を試してみましょう。
迷惑メールフォルダーを確認
メールが受信できないときは、まず迷惑メールフォルダーを確認してみてください。
迷惑メールフィルター設定によっては、重要なメールも迷惑メールとして振り分けられている可能性があります。件名がないメールやスパムに多い単調な文言のメールだと、迷惑メールに判別されやすくなります。
特に設定をしていないにも関わらず、必要なメールが迷惑メールに振り分けられてしまう場合は、ホワイトリストへ登録してみましょう。受信したいメールアドレスやドメインを登録しておけば、設定している間は迷惑メールに振り分けられることはありません。メールサービスによってはセーフリストという名称になっていることもあるため、使用しているメールソフトを確認してみてください。
セキュリティ対策ソフトの設定変更
迷惑メールフォルダーにもメールが届いていなかったときは、セキュリティ対策ソフトが原因でメールが届いていない可能性があります。迷惑メール被害の増加により、セキュリティ対策ソフトにも高性能な迷惑メール撃退機能が搭載されています。特にアップデートやセキュリティ設定を見直した後にメールの受信ができなくなることがあります。
メールの受信ができなくなったときは、一度セキュリティソフトのファイアウォール機能を停止し、受信できるか試してみましょう。それでもメールが受信できない場合は、セキュリティソフトのサポート窓口へ問い合わせてみてください。
受信ボックスの空き容量を確保
受信ボックスの容量をオーバーしている場合も、メールの受信ができなくなります。
特に画像や動画など添付ファイルがついているメールが多い場合は、受信ボックスの容量がオーバーしやすくなるため、不要なメールを削除するだけで改善ができます。
また、受信後もメールサーバーにメッセージを残す設定をしている場合も、メールが届かなくなってしまうので注意しましょう。メール受信時の設定を確認し、メッセージ受信後一定期間経過後にサーバーからメッセージを削除する設定に変更しておくのがおすすめです。
メールが送信できない時の対処法
メールの受信はできても送信できない場合、次の3つの対処法を試してみましょう。
添付データの容量圧縮
写真や動画など添付ファイル付メールが送信できない場合は、ファイルサイズが原因かもしれません。1メールあたりの送信容量はメールサービスによって異なるため、送信エラーが届いた場合は、ファイルサイズを確認してみましょう。
容量が大きい添付ファイルを送りたい場合は、データ転送サービスの活用がおすすめです。軽いファイルであれば、データの圧縮や分割など工夫次第で送信できる可能性もあります。
メールで写真が送れない原因と、容量の大きい画像や動画を送る方法
メールアドレスの入力ミス確認
メールを送信した直後に「invalid email address」といったエラーメッセージが届いた場合は、送信先をもう一度確認してください。特に「.(ドット)」と「,(カンマ)」、数字の「0」と英字の「O」は入力ミスしやすいため、注意が必要です。また、メールアドレスの前後に不要なスペースが混じっている場合も送信できません。
送信先アドレスを確認してもメールが送信できない場合は、送信先にアドレスが変わっていないか確認してみてください。
メールソフトの設定変更
近年増加し続けている迷惑メール被害から利用者を守るため、@niftyなど一部のプロバイダーでは強力な迷惑メール対策を行っています。
利用中のプロバイダーが25番ポートブロック(Outbound Port25 Blocking)を採用している場合、メールソフトからメールを送信できなくなる可能性があります。特に外出時に起こりやすいトラブルで、この対策が導入されている場合はプロバイダーの送信メールサーバー以外から送信できません。
このような場合はメールソフトの設定で、メール送信用のポート番号を「587」番に変更すれば解決できます。ポート番号の変更には、ユーザー名とパスワードが必要になるため、手元に契約資料をご用意ください。
@niftyメールを利用されている方は、以下のページを参考にポート番号を変更してみてください。
>25番ポートブロック(Outbound Port25 Blocking)の実施について
まとめ
メールが送受信できない時には必ず原因があります。受信側だけでなく、送信側の問題でメールが送受信できないケースもあり、ひとつひとつ確認すれば改善できます。
また、プロバイダーメールと無料メールサービスでは、機能性や快適さが異なります。無料メールサービスは、手軽にアドレスを取得できる一方、ボックスの容量制限やメールの保存期間が短いなどデメリットも。プロバイダーメールであれば、光回線を利用している間であれば、無料で便利なメールサービスを利用できます。
特に@nifty光は、ユーザーサポートが厚く、強力な迷惑メールフィルターが搭載された@niftyメールが利用できます。この機会に安定した光回線と便利なメールサービスが利用できる@nifty光へ乗り換えを検討されてみてはいかがでしょうか。
※2021年9月時点の情報です。
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