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キキクルとは?災害発生の危険度をチェックし自主避難を判断する方法

2021/09/30

近年、土砂災害や川の氾濫など大雨による災害が日本各地で多発しています。直近では8月中旬に前線の活発化によって引き起こされた大雨で、お盆時期の交通が麻痺したことも記憶に新しいのではないでしょうか。気象庁では、このような大雨災害の危険度が確認できる「キキクル」を2021年6月30日より提供をはじめました。

本記事では、大雨災害の発生危険度をリアルタイムで確認できるキキクルの利用法について詳しく解説していきます。また、万一の場合に身を守るための対策についてもご紹介していますので、ぜひ確認してください。

大雨災害発生のリスクが確認できる「キキクル」

キキクル」の利用方法から、詳しく解説していきます。

キキクルとは?

キキクルは、気象庁が運用しているリアルタイムで大雨による災害発生危険度を確認できるサービスです。名称は「危機が来る」を元に、一般公募の中から決定されました。

キキクルでは、強い雨が降ってきたときに土砂災害、浸水害、洪水災害など、災害が起こる危険度をマップ上の「色」で確認できます。また、リアルタイムだけでなく、数時間先まで危険度が予測されるため、今いる場所から避難の必要性を判断するのに役立ちます。

予測できる時間は下記の通りです。

・土砂キキクル=2時間先まで
・浸水キキクル=1時間先まで
・洪水キキクル=3時間先まで


キキクルは過去20年以上の災害データを基に「この基準を超えると、過去の重大な土砂災害の発生時に匹敵する極めて危険な状況となり、この段階では命に危険が及ぶような土砂災害がすでに発生していてもおかしくない」という基準を設定し、避難にかかる時間を考慮して2時間先までに基準に到達すると予測された時点で情報を発信しているため、「警戒レベル4」相当の土砂災害警戒情報が発表されたり、土砂キキクルで「非常に危険」(うす紫色)が出現したりした時点で避難が必要とされています。

キキクルで危険度を素早く確認し、現況を確認しながら避難の必要性の判断に役立てることができます。

 

キキクルデータの見方

雨量予測データから算出した危険度を5段階に分け、マップ上に以下のような色で示しています。

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出典:気象庁|土砂災害警戒情報

 

各色が表示された場合に推奨される行動例は以下の通りです。

自治体から避難指示等が発令された場合

土砂キキクルに関わらず、速やかに避難が必要です。

 

黄色(注意報級)の危険度が出現した場合

避難する際の行動確認が必要な「警戒レベル2」に相当します。

ハザードマップ等により、災害が想定されている区域(土砂災害警戒区域等)や避難先、避難経路を確認してください。

 

赤色(警報級)の危険度が出現した場合

高齢者は危険な場所からの避難が必要とされる「警戒レベル3」に相当します。

高齢者が避難にかかる時間を考慮して設定された基準以上となっているため、土砂災害警戒区域等に住んでいる高齢者は、「警戒レベル3高齢者等避難」の発令に注意しつつ、この段階で避難の判断が必要になります。

また、高齢者以外の方もこの段階から自主的に避難を開始することが強く望まれます。

 

うす紫色(土砂災害警戒情報基準に到達すると予想)の危険度が出現した場合

危険な場所からの避難が必要とされる「警戒レベル4」に相当します。

命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない非常に危険な状況のため、「警戒レベル4避難指示」の発令に注意するとともに、避難指示が発令されていなくても自ら土砂災害警戒区域外の少しでも安全な場所への避難の判断が必要です。

土砂災害警戒区域等にお住まいの方は、該当領域に「非常に危険」(うす紫色)が出現した時点で速やかに避難を開始することが大変重要です。周囲の状況や雨の降り方にも留意し、危険を感じたら躊躇することなく自主避難してください。

 

濃い紫色の危険度が出現した場合

土壌雨量指数等の実況値が過去の重大な土砂災害発生時に匹敵する値にすでに到達したことを示します。すでに命に危険が及ぶ土砂災害が発生していてもおかしくない極めて危険な状況で、この状況になる前に土砂災害警戒区域外の少しでも安全な場所への避難を完了しておく必要があります。

また、キキクルで今いる地域が「濃い紫」の場合、すでに近くで災害が起きている可能性があります。その場合は無理に避難せず、建物内の高い場所や窓から離れるなど、より安全だと思われる行動を検討してください。

 

キキクルの通知サービスについて

キキクルには避難が必要な状況となっていることに気付き、避難の判断に活用するため、「危険度分布」等が示す5段階の危険度の変化を通知するサービスがあります。

この通知サービスでは、ユーザーが登録した地域の危険度が上昇したとき等に、5つの事業者からメールやスマホアプリを通じて通知されます。

通知サービスの詳細はこちらのページでご確認ください。


この通知を受信したときには、どこで危険度が高まっているか「キキクル」(危険度分布)の地図で確認してください。

キキクルは1ページで「土砂」「浸水」「洪水」の3種類の危険度が確認できるため、今いる場所の危険度をすぐに確認できます。警戒情報が発表される前でも自主的な避難判断に活用できるため、いざと言うときのために一度利用しておくことをおすすめします。

 

事前対策で被害を最小限に

キキクルは大雨災害の危険度を確認できる便利なサービスですが、他の方法と合わせて対策しておくことで、万一被災してしまった場合も被害を最小限に抑えることができます。

ここでは、特におすすめの防災対策3つをご紹介します。

洪水ハザードマップや防災マップなどをチェック

災害時に安全に避難するためには、事前に洪水ハザードマップ防災マップなどで避難経路を確認しておくのがおすすめです。キキクルで周辺の災害危険度を確認し、より安全な経路で避難することができます。

ハザードマップは、その地域の災害履歴や起こりやすい災害について予測されたマップです。近頃はスマホでも確認できるハザードマップポータルサイトがあり、複数箇所のハザードマップの作成も可能です。

詳しい見方や使い方については、次の記事をご確認ください。

見方や使い方は?まだまだ認知率の低い「ハザードマップ」が防災に重要と言われる理由

 

防災グッズやアプリの準備

事前に防災グッズやアプリの準備をしておくことで、被災時にも慌てずに避難できます。万一避難所生活をしなければならない場合でも防災グッズが揃っていれば、ストレスを多少は軽減できるでしょう。

また、避難所まで迷わず行けるよう、オフラインで利用できる地図アプリをダウンロードしておくこともおすすめです。オフライン地図アプリであれば、スマホのバッテリーを減らさないために機内モードにしていても利用ができます。

中でもおすすめのオフライン地図アプリは、Android・iOSどちらにも対応している「MAPS.ME」です。ネット回線が不安定になりやすい災害時にも利用ができるので、万一のためにも事前に使い方を確認しておくと安心です。

防災のために入れておきたいオフライン地図アプリ「MAPS.ME」

 

災害の影響を受けにくい光テレビ

大雨や土砂災害など、被災時には周辺状況の情報収集が重要です。テレビやラジオの速報など、できる限り新しい情報を集められるようにしておきましょう。

しかし、屋根にあるテレビアンテナの場合、雨や風など災害による影響を受けやすいため、被災時にテレビが映りづらくなることも考えられます。特に台風や雨の被害が多い地域は、アンテナの必要のない光テレビへの切り替えをおすすめします。

光テレビは光回線を利用している方であれば、どなたでもオプション申し込みができます。また、地デジ以外に衛星放送も視聴できるので、普段からテレビをよく見る方にもおすすめです。

例えば@nifty光テレビの場合、BSデジタル放送全40chの受信にも対応しており、月額料金は変わらずに家中のテレビすべてで視聴できます(※複数テレビでの視聴の場合は、別途工事が必要になります)。災害時だけでなく、普段から安定した環境でテレビが楽しめる光テレビへ切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。

光テレビとは?アンテナを立てず災害の影響を受けにくいテレビ視聴方法

※2021年9月時点の情報です。

大雨災害時にはプロバイダー料金をサポートしてくれる事業者もあります。ご利用のプロバイダーサポートページを普段からブックマークなどしておき、いつでも確認できるようにしておきましょう。

@niftyをご利用の方は、会員サポートサイトでご案内しているので確認してみてください。

令和3年8月11日からの大雨による災害に対する支援措置について
令和3年7月1日からの大雨による災害に対する支援措置について
令和3年福島県沖を震源とする地震に対する支援措置について
令和3年1月7日からの大雪による災害に対する支援措置について
令和2年12月16日からの大雪による災害に対する支援措置について
令和元年台風第19号に伴う災害における支援措置について

@niftyでは今後も安心・安全を心掛けサービス提供をして参ります。

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