
iPhoneのテザリングで表示される名前(SSID)を変える方法
2021/05/24iPhoneのテザリングはPCやゲーム機をネットに接続できる便利な機能です。しかし、設定する際はネットワーク一覧から自分のiPhoneを見つけるのに苦労しがちです。実はテザリングで利用するiPhoneの名前は、いつでも簡単に変更できます。
そこで、この記事ではiPhoneのテザリングで表示される名前となるSSIDを変更する方法をご紹介します。
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iPhoneでテザリングを利用する設定方法
テザリングを利用する場合、契約しているキャリアによっては申し込みが必要になります。テザリングが利用できる状況が確認できれば、簡単な設定をするだけで利用できるようになります。
iPhoneでテザリングを利用する設定方法は、大まかに説明すると以下の3段階になります。
1.テザリングの利用申し込みが必要か確認
2.iPhone側でテザリングの設定をする
3.デバイスをiPhoneに接続する
iPhoneでのテザリングの設定方法を順番にご紹介していきます。
テザリングの利用申し込みが必要か確認
iPhoneでテザリングを利用するには、最初に申し込みが必要かどうか確認しなければいけません。契約しているキャリアによって、テザリングを利用するにあたって申し込みの必要の有無が異なります。
場合によってはテザリングを利用することでオプション料金が発生するので、注意が必要です。
ソフトバンクとauを契約している場合、テザリングを利用するには申し込みが必要です。契約しているプランによっては月額550円(税込)の利用料金が発生します。そのため、契約しているプランも確認のうえテザリングの利用を申し込むか検討してください。
※最新の情報はソフトバンクの公式サイト、auの公式サイトにてご確認ください。
※2021年5月時点、ドコモでは申し込み不要でテザリングが利用できます。
最新の情報はドコモの公式サイトにてご確認ください。
テザリングの利用申し込みや契約中プランの確認は、ショップやサポートセンターで行えます。オンラインの契約者向けサイトでの手続きも可能です。
キャリア |
電話窓口 |
契約者向けサイト |
ソフトバンク |
ソフトバンクの携帯電話から:157 |
|
au |
auの携帯電話から:157 |
格安SIMは無料でテザリングを利用できる事業者が多いですが、利用料の有無についての確認は必要です。iPhoneでのテザリングに対応していない事業者もあるので注意してください。
契約中の格安SIMでiPhoneのテザリングが利用できるかどうかは、契約先の公式サイトで確認できます。
iPhone側でテザリングの設定をする
テザリングが利用できる状態であれば、まずはiPhone側でテザリングの設定を行います。iPhone側での設定は簡単で、以下の手順で行います。
1.設定アプリを起動
2.『インターネット共有』をタップ
3.『Wi-Fiのパスワード』をタップ
4.パスワードを設定して『完了』をタップ
5.『ほかの人の接続を許可』をオンにする
4で設定したパスワードはデバイスをiPhoneに接続する際に必要となります。
デバイスをiPhoneに接続する
iPhone側でテザリングの設定ができれば、あとはデバイスをiPhoneに接続するだけです。実はテザリングを使ってデバイスをiPhoneに接続する方法は以下の3種類あります。
1.Wi-Fiテザリング
2.Bluetoothテザリング
3.USBテザリング
一般的なのはWi-Fiテザリングですが、状況によってはBluetoothやUSBでのテザリングも活用できるため、3つの方法を把握して損はしません。
それぞれの接続方法のメリットやデメリットは以下の通りとなっており、状況に合わせて使い分けると便利です。
接続方法 |
メリット |
デメリット |
Wi-Fiテザリング |
通信速度が速い |
iPhone側のバッテリー消費が激しい |
Bluetoothテザリング |
iPhoneのバッテリー消費が抑えられる |
・他の方法と比べると通信速度が遅くなる |
USBテザリング |
・通信速度が速い |
・USB接続に対応のパソコンといった一部のデバイスでしか活用できない |
Wi-Fiテザリングでの接続方法
1.Wi-Fiの設定画面を開く
2.ネットワーク一覧でiPhoneのSSIDを選択
3.iPhone側で設定したパスワードを入力
4.『接続』を選択
Bluetoothテザリングでの接続方法
Bluetoothテザリングを利用する場合、あらかじめiPhone側でBluetoothをオンにしておく必要があります。iPhoneのBluetooth機能は以下の方法でオンにできます。
1.設定アプリを起動する
2.『Bluetooth』を選択する
3.Bluetoothをオンにする
iPhoneに接続するデバイス側でのBluetoothテザリングの接続方法は、デバイスの種類で少し異なります。iPhoneに接続するデバイスがiOS端末だと、手順は以下の通りになります。
1.iPhoneに接続するデバイスの設定アプリを起動する
2.『Bluetooth』を選択
3.デバイス一覧の中からiPhoneのSSIDを選択
4.デバイスとiPhoneの画面で『Bluetoothペアリングの要求』が表示される
5.両方の端末の画面で『ペアリング』を選択
BluetoothテザリングでWindowsのPCをiPhoneに接続する手順は以下の通りになります。
1.コントロールパネルを開く
2.『デバイスの追加』を選択
3.表示されるデバイス一覧画面でiPhoneを選択して『次へ』をクリック
4.iPhoneとPCに表示されるパスコードが同じであることを確認
5.iPhoneの画面で『ペアリング』をタップ
6.PCの画面で『はい』をクリック
iPhoneのテザリングでAndroid端末を接続する場合は、Bluetoothテザリングだと接続できない場合が多いため、Wi-Fiテザリングを利用することをおすすめします。
USBテザリングでの接続方法
USBテザリングを利用する場合は、iPhone側で設定する前にiPhoneとデバイスをUSBケーブルで繋いでください。そして、前述したiPhone側での設定を行います。すると最後に表示されるメッセージで下記のどちらかを選択するか聞かれます。
1.Wi-FiとBluetoothをオンにする
2.USBのみ
2を選択すれば、USBテザリングの設定は完了します。
テザリング中に表示されるSSIDを変更する方法
iPhoneでテザリングを利用するときに使うSSIDは、iPhoneの「情報」で登録している名前になるため、テザリングの設定時にSSIDの変更はできませんが、iPhoneの「情報」に登録している名前は、いつでも好きなものに変更できます。
変更方法は以下の通りとなっており、とても簡単です。
1.設定アプリを開く
2.『一般』を選択
3.『情報』を選択
4.『名前』を選択
5.好きな名前を入力する
6.画面右上の『< 情報』をタップ
名前の設定では絵数字と日本語のどちらも利用できるので、自分が認識しやすいもので設定してください。
テザリングのデメリット|多用すると通信制限がかかる
テザリングを使うと、周りにWi-FiがなくてもPCやゲーム機をネットに接続できます。
しかし、テザリングでは携帯電話会社の回線(通信容量)を利用するので、1カ月に利用できるデータ量を超えないよう使いすぎには注意しなければいけません。
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Wi-Fiとの併用がおすすめ
テザリングはとても便利な機能ですが、使いすぎると通信制限を受けてしまうため、Wi-Fiも活用しながらテザリングを利用することをおすすめします。
理想的なのは自宅でWi-Fiを利用して、外ではテザリングを利用する方法です。
自宅はインターネットを利用する頻度が多いため、自宅にWi-Fiがある環境にしておけば、テザリングの使いすぎによる通信制限を受ける可能性が低くなります。
自宅のWi-Fi環境を作るためには、回線選びが重要になります。回線の品質でWi-Fiの通信速度が決まるからです。
Wi-Fi環境を作るうえ上でおすすめなのは、光回線になります。光回線には利用できるデータ容量に制限がないので自宅でのネットが使い放題になりますが、光回線の品質は事業者ごとに異なります。
おすすめなのが、回線混雑に影響されにくいIPv6での接続に対応している@nifty光です。
IPv6対応のWi-Fiルーターも最大25カ月間無料でレンタルできるので、テザリングとWi-Fiを併用した快適なネット環境ぜひこの機会に検討してみてください。
※2021年5月時点の情報です。