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Windows11へ更新可能かチェックする方法|必要スペックの一覧も紹介

2022/03/22

Microsoftが新たに提供を開始したOS「Windows11」。Windows10を利用している場合、無料でWindows11へのアップデートが可能です。しかし、どのパソコンでもアップデートできるわけではありません。Windows11へアップデートするには、パソコンが最低限のスペックを満たしている必要があります。パソコンのスペック確認は簡単にできるので、一度チェックしてみましょう。

本記事では、Windows11で必要なスペックを紹介しつつ、更新が可能かチェックする方法も解説しているので参考にしてみてください。

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Windows11へ更新するのに必要なPCスペック

Windows11へ更新するために必要なパソコンのスペックを表にまとめました。

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それぞれのパーツの役割、パーツごとに必要なスペックについて詳しく解説します。

プロセッサ

プロセッサとはCPUの別名で、パソコンの頭脳となるパーツです。プロセッサは性能を大きく左右するパーツで、Intel製のものだと主に以下の6種類が主流で、上から順に性能が高くなっています。

・Core i9
・Core i7
・Core i5
・Core i3
・Pentium
・Celeron


RyzenやAMDといった他メーカー製のCPUもありますが、Windows11へアップデートするにはCPUがどのメーカーでも問題なく、動作周波数帯とコア数でアップデートできるかが決まります。

Windows11へアップデートするには、CPUは動作周波数帯が1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサでないといけません。プロセッサがSystem on a Chip(SoC)の場合でも同様の条件を満たしている必要があります。

メモリ

メモリは作業をする机となるパーツです。メモリの容量が大きいほど作業できる机が広く、同時に起動できるソフトの数が多くなります。Windows11へアップデートする場合、メモリ容量は4GB以上が必要です。

Windows10搭載PCはメモリ容量が4GB以上のものが多いですが、中には2GB未満の製品もあるので注意しましょう。

ストレージ

Windows11へアップデートするには、ストレージ容量が64GB以上なければいけません。Windows10搭載PCはストレージ容量が最低でも128GBであることが多く、基本的に問題が起きることはないでしょう。

しかし、Windows11へアップデートするには、ストレージに32GBの空き容量が必要です。ストレージの空き容量が足りない場合、ファイルのクラウドストレージへの転送、不要なファイルの削除などで対処してください。

システムファームウェア

システムファームウェアとは、ハードウェアを制御するためのソフトです。Windows11へアップデートする場合、システムファームウェアがUEFI セキュアブートに対応している必要があります。

現在、PCの状態がUEFIセキュアブートに非対応でも、対応への切り替えが可能な場合があります。しかし、切り替え方法はメーカーごとで違うので、メーカーの公式サイトやサポート窓口で確認してください。

TPM

TPMとは「Trusted Platform Module」の略称で、Windows上でセキュリティ強化を担うデバイスです。TPMはパソコンの認証やデータ保護をするために動作し、保存データの暗号化も可能にします。

TPMにはバージョンがあり、Windows11へアップデートするには2.0でなければいけません。

グラフィックスカード

グラフィックスカードは、ディスプレイに映像を映し出すパーツです(グラフィックカードとも呼びます)。Windows11へアップデートするには、DirectX 12 以上のグラフィックスカードが必要です。

Windows10が提供された初期の頃に販売されたパソコンには、グラフィックスカードのスペックが原因でWindows11へアップデートできない製品があるので注意してください。

ディスプレイ

Windows11へアップデートできるかは、ディスプレイのスペックでも左右されます。Windows11へアップデートするには、9インチ以上で高解像度が720pのディスプレイである必要があります。

Windows10のパソコンは高解像度が720p以上であるものが多いものの、UMPC(超小型ノートパソコン)にありがちな9インチ以下のディスプレイでは、Windows11へのアップデートができません。

CPU、メモリ、HDDの役割の違い|パソコンを購入する際のチェックポイントも紹介

Windows11へ更新可能かチェックするツールの紹介

お使いのパソコンがWindows11へ更新できるスペックなのかどうか確認するには、パーツごとにチェックしていく必要がありますが、ひとつひとつチェックしていると手間がかかります。

そこでMicrosoftが提供する「PC正常性チェック」を使うことで、簡単にWindows11へのアップデートができるか確認できるのでご紹介していきます。

PC正常性チェックアプリのインストール手順

PC正常性チェックアプリのインストーラーは、Windows11の紹介ページでダウンロードできます。ページの下部に記載されている「互換性の確認」にある「PC正常性チェックアプリのインストール」からダウンロードし、ダウンロードしたインストーラーを起動して画面の指示に従って操作するとインストールが完了します。

PC正常性チェックでの確認方法

PC正常性チェックのインストールが完了したら、起動してWindows11へのアップデートが可能かチェックします。PC正常性チェックアプリを起動して、「Windows11のご紹介」の項目にある「今すぐチェック」をクリックしてください。結果の画面で「このPCはWindows11の要件を満たしています」と表示された場合、Windows11へのアップデートが可能です。

「このPCは現在、Windows11の要件を満たしていません」と表示された場合、Windows11へのアップデートはできません。この場合は「すべての結果を表示」をクリックすると、条件を満たしていないスペックが具体的にわかります。

Windows11のアップデート方法

パソコンが必要スペックを満たしていれば、無償でWindows11へのアップデートが行えます。Windows11へのアップデートは、簡単な手順で行えます。詳しい手順は下記のページで解説しているので、併せて参考にしてください。

Windows11 無償アップグレードはいつまで?方法や注意点を解説

アップデートできないなら「まかせて365」がおすすめ

Windows11へのアップデートは、必要システム要件さえ満たしていればWindows Updateから実施できますが、中にはシステム要件の調べ方やアップデート手順が心配な方もいるのではないでしょうか。

あまりパソコンに慣れていない方は、リモートでアップデートをサポートしてくれる「@nifty まかせて365」がおすすめです。

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※2022年3月時点の情報です。

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