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Windows11 無償アップグレードはいつまで?方法や注意点を解説

2021/12/22

2021年10月5日、Windows11が正式リリースされたことはご存知ですか?Windows10の後継となるWindows11は、条件を満たせば無償アップグレードが可能です。

本記事では、Windows11の特徴、アップグレード手順や注意点について詳しくご紹介します。また、誤ってアップグレードしてしまった場合のWindows10へのダウングレード方法も解説していますので、ぜひ参考にしてください。

Windows11のアップグレードでサポート希望の方はこちら

Windows11の無償アップグレードが開始

Microsoft社より、2021年10月5日にリリースされた最新OS「Windows11」。Windows10が搭載されているパソコンで条件を満たしていれば、無償アップグレードが可能です。すでにWindows11へのアップグレード要件を満たしている方には、Windows Updateの通知が来ているかもしれません。

ここでWindows11の特徴、Windows10から変更になった点についてご紹介します。

Windows11の特徴

Windows11の特徴を簡単にまとめると以下の通りです。

・Fluentデザインで全体的に丸みを帯びた柔らかな印象に
・スタートボタンがタスクバー中心に配置
・タスクバーは基本的に下部固定
・タイムラインの廃止
・ウィジェット機能の搭載
・スナップレイアウトの自由度向上
・個人向けTeamsベースのチャットを搭載
・複数のゲーミング機能追加

Windows11は、スタートメニューやタスクバーの刷新など、デザイン面での変更が多く従来のOSよりも柔らかな印象になっています。

特に大きく変更された点として、スタートボタンがタスクバーの中心に配置されるようになりました。タスクバーは下部固定となってしまったため、今まで左右、上部に変更されていた方は不便に感じるかもしれません。

他にも1つのモニターに複数ウインドウを表示できるスナップレイアウトの仕様変更や、ゲーミング機能の強化など注目の機能が搭載されています。

Windows11と10との違い

Windows11はデザイン面での変更点が主ですが、それ以外にも多くの機能が搭載されています。

Windows10と大きく異なる点は次の5つです。

・必要スペックの向上
・Androidアプリの利用が可能に
・タッチキーボードなど入力機能の進化
・Internet Explorerの廃止
・タブレットモードの廃止

Windows11では、Windows10よりも求められるスペックが上がっています。目安として5年以上前のパソコンの場合、Windows11の必要スペックに足りていない可能性があります。

また、Windows11の大きな変更点としてAndroidアプリが使えるようになったことが挙げられます。利用するためにはAmazonアプリストアのインストールが必要です。インストールしたAndroidアプリは、スタートメニューからも起動できます。

さらに、テーマを変更すればタッチキーボードの背景が変更できたり、絵文字・顔文字の変更が容易だったりと入力系も進化しています。

そして、多くの方が利用されていたInternet ExplorerがWindows11で廃止に。IEベースのブラウザを利用したい場合は、Microsoft EdgeのInternet Explorerモードの利用がおすすめです。

IEのサポート終了でどうなる?いつまで利用できる?代替手段とあわせて紹介

 

Windows11へのアップグレード方法

Windows11は、従来よりも求められるスペックが厳しくなり、Windows10を搭載しているパソコンすべてがアップグレードできるわけではありません。

ここからはWindows11に必要なシステム要件とアップグレード手順、注意点についてご紹介していきます。

Windows11無償アップグレードの条件

Microsoft社が発表している、Windows11の必要システム要件は以下のとおりです。

 プロセッサ(CPU)

 1GHz以上、2コア以上の64ビット互換プロセッサ、またはSystem on a Chip

 メモリ

 4GB

 ストレージ

 HDDまたはSSD 64 GB 以上

 ファームウェア

 UEFI、セキュア ブート対応

 TPM

 トラステッド プラットフォーム モジュールバージョン 2.0

グラフィックスカード

 DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応

 ディスプレイ

 対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ

 インターネットとMicrosoftアカウント

 初期設定時にインターネット環境およびMicrosoftアカウントが必要

 

Windows10を搭載しているパソコンで、上記システム要件を満たしている場合は無償アップグレードが可能です。使用しているパソコンがアップグレード可能か簡単に確認する方法があります。

詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。

Windows11へ更新可能かチェックする方法|必要スペックの一覧も紹介

 

Windows11のアップグレード手順

互換性確認アプリ「PCの正常性チェック」で、Windows11の要件を満たしている場合、アップグレードの実施が可能です。

Windows11へのアップグレードは、3パターンの方法があります。

今回は「Windows Update」を利用した手順をご紹介します。

1.「スタート」から「設定(歯車のマーク)」を開く

2.「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開く

3.「Windows11へのアップグレードの準備ができました」と表示されていれば、「ダウンロードしてインストール」
「このPCでWindows11を実行できます」と表示されている場合は、Windows11が配信されるまでお待ちください

4.「ソフトウェアライセンス条項」を同意してインストールすると、アップグレードが開始されます

アップグレードには時間がかかるため、ある程度時間に余裕があるときに実施してください。ダウンロード中に「更新を7日間一時停止」をクリックすると、アップグレードをキャンセルできます。

また、1時間以上待ってもWindows Updateのダウンロードが進まない場合は、何かトラブルが起きている可能性が高いです。

Windows Updateのダウンロードが進まない時の対処法

 

Windows11無償アップグレードする注意点とは

Windows11へアップグレードする際、いくつか注意しなければならない点があります。

特に注意したいポイントは次の3つです。

・Microsoft公式サイトからアップグレードする
・システム要件を満たしていない場合は、サポート対象外の可能性が高い
・Windows11に対応していないソフトやアプリがある

Microsoft公式からアップグレードする

Windows11へアップグレードする際は、必ずMicrosoft公式サイトから実施してください。すでに悪意あるユーザーによって、偽物のインストーラーが多く出回っており、ウイルス感染の危険性もあります。

Microsoftでは安全にアップグレードする方法として、Windows Updateを推奨しています。システム要件を満たしているPCは、順次Windows Updateを利用してアップグレードできます。

最新のWindows Updateについては「Windowsの設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」で確認してみてください。

Windows11インストーラーの偽物?ウイルス感染に注意!

 

システム要件を満たしていない場合は、サポート対象外の可能性が高い

Windows11の必要スペックギリギリのパソコン場合、インストールはできてもOSの動作が不安定になる可能性が高くなります。特にCPUは発売された時期によってサポート対象外になっていることも。スペック上はクリアしていても、互換性確認アプリで非対応となる場合があります。

Windows11に対応していないソフトやアプリがある

また、リリースされたばかりのOSのため、Windows11に対応していないソフトやアプリもあります。特に古いソフトやアプリは対応していない可能性が高いため、必ずアップグレード前に動作環境の確認を行ってください。

 

Windows11はいつまで無償アップグレードできる?

Microsoft公式では、Windows11への無償アップグレードについて以下のように発表しています。

対象となるシステムに対する無料アップグレードに特定の終了日は設けていません。しかし、Microsoft は無料アップグレードに対するサポートをいずれ終了する権利を留保します。この終了日が 2022 年 10 月 5 日より前になることはありません。

引用:Microsoft社|Windows公式

現状、無償アップグレードの終了期間は定められていません。無償アップグレード提供期間については、Microsoft社からの続報を待ちましょう。

Windows10へダウングレードするには?

システム要件を確認する際、誤ってWindows11にアップグレードしてしまった場合、Windows10へダウングレードも可能です。また、アップグレード後、普段利用しているソフトやアプリが非対応だった場合も、ダウングレードで元の状態に戻すことができます。

ここで、Windows11からWindows10へダウングレードする方法についてご紹介します。

Windows10へのダウングレード方法

Windows11からWindows10へダウングレードするには、アップグレードしてから経過している期間で方法が異なります。

・Windows11へアップグレードしてから10日以内→PC内のファイルおよびデータを維持したままダウングレードができます。

・Windows11へアップグレードしてから10日以上→クリーンインストールによるダウングレードのみ可能

Windows11へアップグレードすると、Windows10は「Windows.old」フォルダに保持されます。Windows.oldフォルダは10日間を経過すると自動的に削除されてしまいます。そのため、データを維持したままダウングレードしたい場合は、10日以内に行う必要があります。10日以上経過している場合は、Windows10を新しくインストールすることでダウングレードが可能です。

Windows10ダウングレード手順

Windows10へのダウングレード手順は以下の通りです。

1.タスクバーのWindowsマークで右クリックし、「設定」を開く
2.左側の「システム」タブ内にある「回復」をクリック
3.「回復オプション」内の「復元」をクリック
4.Windows10に復元する画面が表示されるため、ダウングレードする理由にチェックを入れて「次へ」
5.アップデートをチェックしますか?と表示されたら「行わない」をクリック
6.知っておくべきこととして、注意書きが表示されるので、内容を確認して「次へ」
7.ロックアウトの注意書きを確認したら「次へ」
8.最後にWindows11をお試しいただきありがとうございますと表示され、右下の「Windows10に復元する」をクリックするとダウングレードが開始されます。

Windows10へのダウングレードは、比較的短時間で完了することが多いです。また、ダウングレード処理中にデータが消失してしまう可能性もあるため、念の為バックアップを取っておくことをおすすめします。

Windows10の更新は2025年10月に終了予定

Windows10のサポートは「2025年10月14日まで」と発表されています。サポート終了後もWindows10は利用できますが、セキュリティの脆弱性や周辺機器との互換性などを考慮するとおすすめできません。

サポート期間の延長の可能性は十分ありえますが、原則Windows11へのアップグレードを検討しておきましょう。

 

アップグレード手順が心配な方はサポートサービスの利用がおすすめ

Windows11へのアップグレードは、必要システム要件さえ満たしていればWindows Updateから実施できますが、中にはシステム要件の調べ方やアップグレード手順が心配な方もいるのではないでしょうか。

あまりパソコンに慣れていない方は、リモートでアップグレードをサポートしてくれる「@nifty まかせて365」がおすすめです。

リモートサポートも可能な「@nifty まかせて365」

@nifty まかせて365」は、年間17,000件以上のサポート実績があり、365日すぐに電話がつながります。専用ツールを利用したリモートサポートや、スタッフが訪問して、直接パソコンなどのセットアップを行うことも可能です。

また、特設メニューとしてWindows11へのアップグレードメニューを提供中。誤ってWindows11へアップグレードしてしまった場合も、Windows10へのダウングレード対応が可能です。

Windows11のアップグレード手順がよくわからない、操作が不安という方はぜひ「@nifty まかせて365」を利用されてみてはいかがでしょうか。

※2021年12月時点の情報です。

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