
小さな子どもにスマホを渡す危険性とは?持たせる時の注意点3つ
2022/10/14休みの日は子どもと一緒にスマホを利用する家庭も多いのではないでしょうか。そのまま何も気にすることなく子どもにスマホ渡してしまうこともありますが、気を付けたいのがウイルス感染やワンクリック詐欺などの被害に遭ってしまう可能性があることです。
今回は子どもにスマホを渡す前に注意するポイントについて詳しく解説していきます。
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小さな子どもにスマホを渡す危険性
小さな子どもにそのままスマホを使わせてしまうと、正しい操作がわからず様々なトラブルに発展する可能性があります。ウイルス感染や個人情報の流出などのトラブルにならないよう、どのような危険性があるのか確認しておきましょう。
ウイルス感染やワンクリック詐欺などのリスク
子どもにスマホを渡す際、何も対策をせずに渡してしまうとウイルス感染やワンクリック詐欺の被害に遭う危険性があります。スマホを操作しているうちに、偽サイトと気づかずにアクセスしてしまうかもしれません。大人でも悪質なサイトを見分けるのは困難なため、ネットに慣れていない子どもは見分けがつかないでしょう。
特に小さな子どもの場合には、広告の表示を消すためにとにかくタップしてしまうので、子どもにスマホを渡すときは目を離さないようにしましょう。
個人情報の流出
子どもの成長に伴い、TikTokやInstagramなどのSNSを始めたいという子どもも増えてきます。SNSは気軽に様々な人とコミュニケーションが取れる一方、個人情報を書き込んでしまう危険性があります。
気をつけて書き込みをしても写真に写りこむこともあります。また、見知らぬ人から届いたDMが偽サイトへの誘導である可能性もあるため、SNSの利用にも注意しなければなりません。
子どもがSNSを利用する時は安易に個人情報を教えたり、知らないサイトに情報を入力しないようルールを決めておきましょう。また、個人情報を入力してしまった時はすぐに相談できるよう普段から話しやすい環境を作っておくことも大切です。
スマホ依存症に陥りがち
スマホの使いすぎは睡眠時間の減少、視力や姿勢の悪化などに繋がりやすいため、スマホの利用時間にも注意する必要があります。特に子どもはスマホに夢中になりやすく、いつまでも動画やSNSをし続けてしまう可能性が高いです。
スマホ依存症は大人でもなりやすいため、子どもにスマホを渡すときは利用時間を決めて使いすぎを防止しましょう。利用時間を決めても夢中になって止められないようであれば、スマホのアプリ制限やセキュリティソフトのペアレンタルコントロール機能の利用もおすすめです。
高額課金
無料アプリで遊ばせていたつもりが、子どもが高額課金しているトラブルも多発しており、ゲームに夢中になった子どもは、お金を使っていると意識せずに課金してしまう恐れがあります。
子どもをアプリで遊ばせるときは完全無料アプリなのか、一部課金が可能なのか事前に確認しておきましょう。決済キャリアによっては、インストールするアプリを制限することができるので子どもにスマホを渡す前に設定しておくのも良いでしょう。
子どもにスマホを使わせるメリット・デメリット
子どもにスマホをそのまま使わせると様々な危険もありますが、メリットもあります。ここで子どもにスマホを使わせるメリット・デメリットについて確認してみましょう。
子どもの好奇心を刺激するメリットも
スマホはその場で調べ物をすることが可能で、興味のあることを動画で確認することも可能です。特に幼児期は好奇心が旺盛なため、気になったことをすぐに調べることで学ぶことの楽しさが身につきます。さらに以下のようなメリットも考えられます。
・行ってみたい場所がストリートビューで確認できる
・知育アプリを使えば、就学前の勉強習慣が身につく
・離れて暮らす祖父母とビデオ通話でコミュニケーションが取れる
・あまり会えない友達親子とビデオ通話もできる
スマホは調べ物以外にも、コロナ禍でなかなか会えない祖父母や友人と気軽にコミュニケーションが取れます。また知育アプリや学習アプリを使えば勉強の補助にも役立ちます。
視力や姿勢悪化につながるデメリット
スマホのデメリットは、小さな画面を注視することによる視力低下や姿勢悪化が考えられます。小さな子どもは特に目の発達に影響があるため、スマホはできるだけ距離を離して短時間の使用が望ましいでしょう。他にもスマホを使用するデメリットは次のようなものがあります。
・スマホ依存症になる可能性が高まる
・夜に使用すると、睡眠に悪影響がでる
夜のスマホ利用は睡眠に悪影響が出やすく、使用を控えたいところです。特に小さな子どもは、大人の真似をしてスマホを使いたがるため、できるだけ子どものいない場所でスマホを使うようにしましょう。
子どもにスマホを使用させる時の注意点3つ
子どもにスマホを使用させる時は、事前に対策をしておくと安心です。まずは親子で使用ルールを決めて、スマホの使い方を覚えられるようにサポートしてあげましょう。また、使用中にトラブルが起きないよう、事前にフィルタリングなどの対策をするのもおすすめです。
親子で使用ルールを決める
スマホを使用させるときは、親子で使用ルールを決めることが重要です。特に保護者が使っているスマホを使用させるときは、親の前でのみスマホを使用するというルールは必須と言えます。
ルールを決めるときは以下のような内容を盛り込みましょう。
・動画を閲覧するときは30分まで。それ以上は一度休憩を入れる
・親がいる前でのみ使用する
・アプリを勝手にダウンロードしない
・課金する時はお小遣いの範囲にする(または課金しない)
・悩みや困ったことが起きたときはすぐに相談する
・SNSで特定できる情報や写真をアップしない
家庭や使用する子どもの年齢によってルールは異なるものの、最低限スマホを使用する時間についてはルールとして決めておくのが良いでしょう。また、アプリのダウンロードや課金、SNSの情報発信についても、細かくルールを決めておくとトラブルも起きにくくなります。
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フィルタリングをかける
平成30年2月より、18歳未満がスマホを使用するときはフィルタリングを設定することが義務付けられています。フィルタリングとは、違法なサイトや有害性のあるサイト、アプリへのアクセスを制限するサービスです
フィルタリングをかけると以下のようにスマホの使用が制限されます。
・有料アプリの購入制限
・アプリの利用制限
・課金制限
・歩きスマホ制限
フィルタリングをかけるには、各スマホキャリアのサービスもしくはフィルタリングアプリの利用がおすすめです。キャリアのフィルタリングサービスであれば、年代に合わせて一括設定できるので細かい設定は必要ありません。設定方法については各キャリア、アプリによって異なるので契約しているキャリアのヘルプページを参照してみてください。
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セキュリティソフトを利用する
セキュリティソフトには、子どものスマホ利用を制限するペアレンタルコントロール機能があります。子どもがスマホを使用しているときにウイルス感染してしまう危険から守るのはもちろん、ネットの使いすぎを防止することが可能です。
例えば「常時安全セキュリティ24」は下記のようなペアレンタルコントロール機能が利用できます。
・アプリの利用時間制限
・スマホの利用時間制限
・夜間のスマホ利用制限
・Webサービスのフィルタリング
ウイルス対策や偽サイトへのワンクリック詐欺を防ぎ、安全なスマホ利用ができるセキュリティソフトの利用は欠かせません。各キャリアのフィルタリングとあわせて利用すれば、子どもがより安全にスマホを利用できるようになります。
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まとめ
子どもにスマホを渡すときは、親子でルールを決めて適切な使用を促すことが重要です。長時間の使用で心身への影響が出ないようルールを守ることで、スマホを使うリスクについて親子で学ぶことができます。
また、スマホを子どもに使用させる時はフィルタリングやセキュリティソフトの利用は必須です。ウイルス感染やワンクリック詐欺、個人情報流出などトラブルに巻き込まれないよう事前に設定しておきましょう。
機能や料金の詳細は「常時安全セキュリティ24」ページにてご確認ください。
※2022年10月時点の情報です。
※iOSはウイルススキャンに対応していません。