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ダークウェブとは何?わかりやすく仕組みや危険性を解説

2023/01/16

ダークウェブは通常の方法ではアクセスできないインターネット上の領域で、匿名性の高さという特徴から違法性の高い取引が行われています。犯罪に巻き込まれるリスクがあるため、ダークウェブへの対策を徹底してください。

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ダークウェブとは

ダークウェブは、通常の方法ではアクセスできないインターネット上の領域のことを指します。

インターネットからIPアドレスを隠すウェブサイトによって構成されているため、通常のウェブブラウザからはアクセスできない仕組みになっていることで高い匿名性が確保されています。

では、ダークウェブとその他のウェブとどのように違うのか、ダークウェブの成り立ちや目的なども含めて詳しくみていきましょう。

 

インターネットウェブサイトの主な種類

ダークウェブとは別に、私たちが一般的に利用しているウェブには「サーフェイスウェブ」「ディープウェブ」があります

では、それぞれのウェブについて簡単に解説していきます。

 

サーフェイスウェブ

サーフェイスウェブは一般的に公開されており、誰もが閲覧できるウェブサイトです。

企業や個人などのさまざまなウェブサイトが該当し、検索などからアクセスできます。

 

ディープウェブ

ディープウェブは、ログインをした上でしか閲覧ができないウェブサイトです。

例えば、SNSの非公開ページやネットサービスのマイページ、企業や個人のクラウドデータといったものが含まれます。

閲覧にはログインが必要なので、検索によっては表示されません。

 

ダークウェブ

ダークウェブは、検索エンジンでも見つけられず、一般的なウェブブラウザで閲覧できないウェブサイトです。

匿名性が高く、一般社会からは隔絶された存在でもあるため犯罪の温床にもなっています。

 

ダークウェブの成り立ち

ダークウェブはそもそも米国海軍によって元となる技術が開発されており、匿名性を確保することで機密情報を守ることを目的にしていました。

「オニオン・ルーティング 」と呼ばれる匿名による通信を実現する技術が使われており、米政府だけでなく、独裁国家で厳しい監視を潜り抜けるためにも利用されました。

日本では2012年に発生したパソコン遠隔操作事件 によって、世間に認知されるようになり、2018年には暗号通貨NEMが流出する事件 では、犯人が通じて盗んだ暗号資産を取引するのにダークウェブが使われました。

 

ダークウェブの目的

ダークウェブでは高い匿名性というのを背景に違法性の高い取引が行われています。

主な取引物品やコンテンツとしては以下のものが挙げられます。

・ウェブサイトのログインIDやパスワードのリスト
・住所や電話番号といった個人情報のリスト
・アプリやOSのアクティベーションコード
・偽造クレジットカード/クレジットカード情報
・システムの脆弱性に関する情報
・ドラッグや武器などの違法な物品

 

重要な個人情報やサイバー犯罪に繋がる情報、一般社会では出回らない違法性の高い物品が取引されています。

さらに、仮想資産の普及によって匿名性を維持しながら金銭のやり取りが可能になったことで、ダークウェブを通じた取引が広まりました。

 

ダークウェブの危険性

ダークウェブの危険性としては以下の3つが挙げられます。

・利用によって犯罪に加担する可能性がある
・犯罪の被害になる可能性がある
・個人情報の流出やウイルス感染のリスクが高い

 

では、ひとつずつ詳しくみていきましょう。

 

利用によって犯罪に加担する可能性がある

ダークウェブを不用意に利用してしまうと、知らない間に犯罪に加担して加害者になってしまう可能性があります。

アクセスしたことでマルウェアに感染すると、自分の個人情報が流出するだけでなく、パソコンが乗っ取られて他者への攻撃に悪用されることにも繋がります。

自分になりすまして他者が攻撃されて、何もしていないのに犯罪の加害者に仕立て上げられることもあるので注意してください。

 

犯罪の被害に遭う可能性がある

ダークウェブ上では詐欺が横行しており、取引をしようとした際に金銭を詐取される可能性があります。

被害に遭ったとしてもダークウェブは匿名性が高いため、犯人を特定することが難しく泣き寝入りになってしまうでしょう。

さらに、マルウェアに感染することで個人情報や決済情報が流出するといった被害も想定されます。

 

個人情報の流出やウイルス感染のリスクが高い

ダークウェブを利用している人の中には知識が豊富な上に悪意を持つハッカーも少なくありません。

意図的にウイルスに感染させられることもありますし、個人情報の漏洩やクレジットカードの不正利用といったリスクが考えられます。

 

ダー クウェブの被害に遭わないための対策

ダークウェブの被害に遭わないための対策方法としては以下の3つが挙げられます。

・不用意にアクセスしない
・アカウントや個人情報をしっかり管理する
・セキュリティ対策ソフトを利用する

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

 

不用意にアクセスしない

ダークウェブに不用意にアクセスしないというのは何よりも効果的な対策方法となります。

十分な知識がない状態でダークウェブにアクセスすると、さまざまな犯罪に巻き込まれる可能性があるので、危ないものには近づかないというのが重要です。

 

アカウントや個人情報をしっかり管理する

ダークウェブでは、個人のログインIDやパスワード、個人情報なども取引されています。

自分の個人情報や決済情報がダークウェブ上で取引されないように、利用しているアカウントや登録している個人情報をしっかりと管理しましょう。

パスワードを定期的に変更したり、利用していないアカウントは解約したりするなど、意識的に管理するようにしてください。

 

セキュリティ対策ソフトを利用する

個人情報が漏洩してダークウェブ上で取引される被害に遭わないためにも、セキュリティ対策ソフトを導入してください。

セキュリティ対策ソフトを使うことで個人情報漏洩の防止に加えて、漏洩した情報の発見や対処が可能になります。

例えば、@niftyが提供している「@niftyセキュア・プライバシー」を使うと、個人情報の流出を早期に検知できるため、即座に対応することができます。

さらに、強力なパスワード管理ができる機能もあるため、ネットサービスから個人情報が流出するのも防ぎます。
>「@niftyセキュア・プライバシーの詳細はこちら

その他にも「常時安全セキュリティ24」では、ウイルスや不正なプログラムによって個人情報が流出するのを防ぐことができます。
>「常時安全セキュリティ24の詳細はこちらunder_sec

危険性を理解した上で、目的に合わせたセキュリティ対策を行っておくと安心です。

※2023年1月時点の情報です。

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