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蛍光灯のつけっぱなしだと1日の電気代はいくらぐらい?

2023/01/01

蛍光灯は毎日、当たり前に使っているだけに節電を意識したいところですが、そうはいっても無意識に使用している人も多いはず。そこで蛍光灯にまつわる節電術について考えてみましょう。

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蛍光灯は点灯するときに大きく電力を消費する

節電や節約に関して調べていると、蛍光灯は「一定時間以上、使用するのであれば付けたままがいい」「使った後はこまめに消す方がいい」などと言われているのをよく耳にしますが、実際のところどうなのでしょうか。

公益社団法人「東京電気管理技術者協会」によると、蛍光灯のスイッチをこまめにオン・オフしても、必ずしも節約にはつながらないとのこと。

その理由として、「蛍光灯は点灯時にもっとも電気を消費する」ことが挙げられていて、短時間の間に何度も点灯や消灯を繰り返すよりは、つけっぱなしの方がお得になりやすいようです。

 

この通常よりも多く電力がかかるということについては、日本科学未来館が以前に行っていた「未来館質問箱」というコーナーで、「電気店などで一般的に販売されている、JIS規格に準拠した蛍光灯は、スイッチを入れると最大で3秒間、消費電力が通常点灯時の約2.2倍になる」という説明をしています。

たしかに普通に考えても、何かを立ち上げる際に一番パワーを必要とするという論理には合点がいきます。

 

つけっぱなしとこまめに消灯、節約の境界線となる時間は?

では、蛍光灯をつけっぱなしにしておくのと、こまめに消灯するボーダーラインはどこにあるのでしょうか。

スイッチON時の消費電力が約2.2倍という前提に立てば、3秒間その状態が続くため、約7秒は電気をつけたままと同じ電力を消費している計算になります。

よって、節電という観点からいえば、蛍光灯をつけてから7秒以上使うのであればつけっぱなし、7秒以上その場から離れるなら消灯した方が節電につながりやすいと言えます。

 

つけっぱなしにしていると思っている以上に電気代がかさむ

一方、電気代で見てみると、たとえば70Wの蛍光灯を使用する場合、電気料金を25円とすると、

・1時間つけっぱなし時の電気代:約1.75円

・1日中つけっぱなし時の電気代:42円

という計算になります。仮に電気を7秒未満で何度もつけたり消したりしたとしても、1時間つけっぱなしにした電気代に到達するまでには、結構な回数を要します。

そのため、節約という観点からも、短時間であっても蛍光灯は消した方が電気代を節約できることにつながります。

 

さらに、あまり頻繁に蛍光灯をON・OFFしていると、蛍光灯の寿命が短くなってしまう可能性が出てきてしまいます。ランニングコストだけでなく、蛍光灯の購入費なども合わせると、コスト削減としては効果が期待できません。

蛍光灯は1回の点滅で約30分寿命が短くなると言われていますが、だからといってつけっぱなしがいいというわけではなく、節約するにも節電するにも、「つけたら消す」が基本です。

しかし、短時間でのオン・オフやほんの2~3分だけ部屋を空けるのに蛍光灯を消すのは、あまりお得ではありません。自分の行動や蛍光灯の場所などを考えて、しっかりと使いこなしましょう。

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