
身近なAI活用事例│@niftyニュースでAI自動生成「AIざっくり要約」を開始
2023/11/27インターネットサービスプロバイダーのニフティが提供する「@niftyニュース」にて、AI自動生成による記事の3行要約を開始しました。これまで手動で対応していた要約作成をAIの技術を使用して自動化させたことにより、大幅な工数削減とニュースメディアとしての品質向上を実現させました。
AIざっくり要約を実装した@niftyニュースはこちら
AI活用事例が増加している
ChatGPTの登場以来、企業でのAI(人工知能)活用事例が日々話題になっています。
AI(人工知能)を活用することで、作業の自動化だけでなく、データの解析や新しいビジネスモデルの創造など、数多くのメリットにより企業にとって競争力を高め、継続的な成長を促進しています。
@niftyニュースで開始したAI自動生成「AIざっくり要約」とは?
ニフティが提供する「@niftyニュース」は、新聞社や通信社、雑誌社など、多数の情報提供元から配信されるニュースや情報が無料で閲覧できるサービスで、ニフティ会員以外にも多くの方に利用されています。
ジャンルは国内、海外をはじめ、経済、エンタメ、スポーツなど多岐にわたり、各配信元から配信される記事を24時間、365日閲覧できるだけでなく、それぞれの記事で取り上げられているキーワードについて深く理解することができるので、ひとつのニュース記事をきっかけにさまざまな興味を広げることができるニュースサイトです。
AIざっくり要約の仕組み
これまで@niftyニュースでは1年以上前から部分的にAIの試験運用を行い試行錯誤してきましたが、過去の試験では日本語の表現に違和感が出ていたり、間違った情報を出してしまうことが多く実用化に課題がありました。
しかし2023年に入って以降の世界的な技術進歩によってAIの精度が格段に向上し、より自然な表現を生成する可能性が高くなったため、ニフティの社内開発で「AIざっくり要約」の仕組みを実装しました。
「AIざっくり要約」では、@niftyニュース内でニュース記事ページが作成された際に、以下のような処理を行っています。
※一部「AIざっくり要約」対象外の記事があります。
AIざっくり要約事例
実際にAIにより作成された要約の事例を挙げてみます。
「SDカードの種類と選び方解説」という記事を元にすると、このような要約が作成されています。
元記事

実際のAIざっくり要約結果

このように、約4,000文字ほどの記事を全て読む前に、重要なポイントを素早く把握できる3行程度の要約が提供されます。
AIざっくり要約による効果期待
このAI要約対応には、「人的工数削減」と「要約実装記事数拡大」の期待効果を想定しています。
これまでの運用では、人的工数をかけ手動で3行要約を作成していたため全体記事の5%程度しか要約の対応ができていなかったのですが、今回AI要約を実装したことにより、全体の70%まで適用記事数が拡大しました。
このように、オリジナルで生成された要約が実装された記事数が拡大するため、その他ニュースサイトとの差別化を可能にしています。
AIざっくり要約の注意点
自動生成の欠点として、完璧な要約を生成するのは難しく、文脈やニュアンスを理解することがまだ限定的であるため、誤った要約が作成されることがあります。
情報が正確であることや、生成されたコンテンツが倫理的に問題ないことを確認するためには、慎重な検証や評価が必要なため、サイトの利用者に対しても注意を促しています。
まだ完璧とは言えない状況のため「AIざっくり要約」に関しても試験運用という形ですが、今後もより読者の方に分かりやすいニュース記事を楽しんでいただくために改善を進めていく予定です。
※2023年11月時点の情報です