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電子証明書とは何?マイナンバーカードの有効期限切れに注意!確認方法も紹介

2024/02/13

確定申告や給付金申請など、スマホでマイナンバーカードを活用した方も多いのではないでしょうか。マイナンバーカードで電子申請を行うには電子署名が必要ですが、実は有効期限があります。

今回はマイナンバーカードに設定されている電子証明書の有効期限について、詳しく解説します。更新手続き方法についても具体的に解説しますので、手続き前に確認していきましょう。

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電子証明書の有効期限が切れる人が急増!?

2016年(平成28年)にマイナンバーカード制度が交付され始めてから、すでに8年経過しています。交付されたタイミングはバラバラですが、当初設定した電子証明書の有効期限が切れた人が増えています。

ここからは電子証明書の有効期限について解説します。

 

マイナンバーカードの電子証明書有効期限は5年

マイナンバーカードに設定されている電子証明書の有効期限は5年です。

マイナンバーカードが交付されてから5回目の誕生日が来るまでに、電子証明書を更新する必要があります。

有効期限は電子証明法によって5年と定められていて、同一パスワードの使いまわしや推測されるリスクを防止しています。

電子証明書の有効期限が切れるとマイナポータルへのログインや、コンビニなどで各種調書の発行ができなくなります。マイナンバーカードの有効期限は10年、電子証明書は5年とそれぞれ更新時期が異なるため、失効しないよう注意が必要です。

 

そもそも電子証明書とは

電子証明書とは、マイナンバーカードを所有している本人であることを証明するためのものです。

印鑑証明書に代わるもので、マイナンバーカードを活用する際は、下記にあるいずれかの電子証明書の入力が必要になります。

 

・住民基本台帳用:数字4桁

・利用者証明用電子証明書:数字4桁

・署名用電子証明書英数字混在6〜16桁

 

マイナンバーカードを発行する際、3種類の電子証明書を登録します。マイナンバーカードの所有者が15歳未満の場合、署名用電子証明書は原則発行されません。

また、一部のAndroidスマホではスマホ用の電子証明書が発行可能です。スマホ用の電子証明書であれば、更新や再発行の手続きがマイナポータルで完了するため、申請のための来庁が不要になります。

ただし、スマホを修理に出す際や、下取りに出す際は、スマホ用電子証明書を失効または一時利用停止手続きをしないと情報流出のリスクがあるため注意しましょう。

 

電子証明書の有効期限を確認する方法

ここからはマイナンバーに設定されている電子証明書の有効期限を確認する方法をご紹介します。有効期限切れでマイナンバーカードが使えなくなる前に、確認しておきましょう。

 

マイナンバーカードの表面を確認する

電子証明書の一番簡単な確認方法は、マイナンバーカードの表面に記載されている「電子証明書の有効期限」を見ることです。

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出典元:国税庁|確定申告書等作成コーナー よくある質問

有効期限は、マイナンバーカードの発行、または電子証明書を更新した時に、行政側で記載してもらえます。ただし、時間経過とともに薄れてしまう可能性があるため、自分でもどこかにメモしておくとよいでしょう。

 

JPKI利用者ソフトで確認する

マイナンバーカードに電子証明書の有効期限が記載されていない場合は、「JPKI利用者ソフト」で確認できます。JPKI利用者ソフトとは公的個人認証サービスソフトのことで、ICカードリーダーを活用して電子証明書の確認が可能です。

JPKI利用者ソフトを活用して有効期限を確認する手順は、以下の通りです。

 

1.ICカードリーダライタの準備
パソコンにマイナンバーカードを読み取るICカードリーダライタが接続できているか確認しましょう。
接続が確認できたらマイナンバーカードを挿入、または置きます。

 

2.「スタート」メニューより→「公的個人認証サービス」→「JPKI利用者ソフト」の順にクリックします。

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国税庁|確定申告書等作成コーナー よくある質問

 

3.「自分の証明書」をクリックします


国税庁|確定申告書等作成コーナー よくある質問

 

4.「利用者証明用電子証明書」をクリックし、「OK」をクリックします

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国税庁|確定申告書等作成コーナー よくある質問

 

5.利用者証明用パスワード(4桁の数字)を入力し「OK」をクリックします

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国税庁|確定申告書等作成コーナー よくある質問

 

6.「有効期間の満了日」から電子証明書の有効期限が確認できます

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国税庁|確定申告書等作成コーナー よくある質問

 

また、スマホの場合は「JPKI利用者ソフト」アプリから確認できます。手順はほぼ同じなので、マイナンバーカードとスマホを用意して確認してみてください。

Android

iPhone

 

スマホ用電子証明書はマイナポータルで確認する(※Androidのみ)

Androidスマホのみですが、スマホ用電子証明書が発行できます。

スマホ用電子証明書はスマホがあれば、マイナンバーカードなしでもマイナポータルの利用や各種民間サービスが利用できる便利なサービスです。2024年1月現在、利用できるのは約200種類のAndroidスマホのみですが、今後対応が拡大する見込みです。

スマホ用電子証明書を発行済みの方は、マイナポータルから有効期限が確認できます。

 

1.マイナポータルアプリを起動する

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出典元:マイナポータル

 

2.スマホ用電子証明書の確認をタップ

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出典元:マイナポータル

 

3.「あなたの電子証明書」をタップ

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出典元:マイナポータル

 

4.「利用証明用電子証明書」または署名用電子証明書をタップ

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出典元:マイナポータル

 

5.スマホ用電子証明書のパスワードを入力

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出典元:マイナポータル

 

6.有効期限の満了日から電子証明書の有効期限が確認できます

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出典元:マイナポータル

 

スマホ用電子証明書の有効性が無効になっている場合は、有効期限切れや設定ミスの可能性があります。有効期限が切れていた場合は、更新または再発行手続きを行いましょう。

マイナンバーカードでできることや作り方、メリット・デメリット解説

電子証明書の有効期限が切れたときは?

電子証明書の有効期限が切れたときは、更新手続きが必要です。電子証明書の更新はオンラインではできないため、お住まいの市区町村窓口で更新手続きをしなければなりません。

ここからは、電子証明書の有効期限が切れたときに必要な更新手続きについて解説します。

 

市区町村窓口で更新手続きが必要

電子証明書を更新するには、お住まいの市区町村の窓口で更新手続きが必要です。

有効期限が切れる2〜3カ月前電子証明書の更新手続き案内と有効期限通知書が届きます。電子証明書の更新手続きは、マイナンバーを所有している人のみが可能です。未成年の場合は保護者が更新手続きできますが、15歳以上の未成年者は本人も更新手続きができます。

更新手続きはマイナンバーカード発行時と同じく、手数料はかかりません。

また、本人が更新手続きに来庁できない場合は、有効期限通知書に同封されている照会書兼回答書をもって、代理人が手続き可能です。代理人に更新手続きを依頼する際は、照会書兼回答書を封筒に入れて、しっかりと封緘してから依頼しましょう。

なお、お住まいの市区町村によっては、更新手続きのために予約が必要なケースもあるため、来庁前に確認しておくと安心です。

 

マイナンバーカードの電子証明書更新に必要な書類

マイナンバーカードの電子証明書を更新する際に必要な書類は下記の通りです。

本人が手続きする場合

・申請者本人のマイナンバーカード
・有効期限通知書

代理人が手続きする場合

・申請を行う本人の現在有効なマイナンバーカード
・申請者のマイナンバーカード
・代理人の写真付本人確認書類
・照会書兼回答書

 

申請者本人が更新手続きをする場合、有効期限内のマイナンバーカードと有効期限通知書のみで手続きが可能です。万が一、有効期限通知書を忘れてしまっても更新手続きはできます。

代理人が手続きする場合は、申請者のマイナンバーカード以外に、代理人の顔写真付本人確認資料と申請者が記入した回答書兼委任状が必要です。回答書兼委任状には、更新する暗証番号を記入するため、必ず封筒に入れなければなりません。

電子証明書の更新には、現在設定されている暗証番号が照合されます。暗証番号を忘れてしまうと変更手続きが必要になるため、控えがあれば持っていくようにしましょう。

 

スマホ用電子証明書は窓口更新ができない

Androidスマホで発行したスマホ用電子証明書は、市区町村の窓口では更新できません。有効期限が近づいてきたら自分でマイナポータルにアクセスし、更新手続きを行う必要があります。

マイナポータルからスマホ用電子証明書を更新する方法について、マイナポータル公式HPを参考にご紹介します。

 

1.マイナポータルにアクセスする

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出典元:マイナポータル

 

2.スマホ用電子証明書の「更新・再発行」をタップする

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出典元:マイナポータル

 

3.マイナンバーカードの署名用電子証明書(6〜16桁の英数字)を入力し「確認しました」にチェック後「申請する」をタップ

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出典元:マイナポータル

 

4.スマホでマイナンバーカードを読み取る

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出典元:マイナポータル

 

5.読み取り完了後「次へ」をタップ
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出典元:マイナポータル

 

6.スマホ用電子証明書の新しいパスワードを2回入力し「次へ」をタップ

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出典元:マイナポータル

 


出典元:マイナポータル

 

7.スマホ用電子証明書の更新手続きが完了

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出典元:マイナポータル

 

8.利用申請完了の通知がきたら、マイナポータルのトップページ下部から「登録する」をタップ
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出典元:マイナポータル

 

9.スマホ用電子証明書をスマホに登録します

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出典元:マイナポータル

 

10.更新手続きした新しい署名用電子証明書のパスワードを入力します。

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出典元:マイナポータル

 

11.マイナンバーカードを読み取ります

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出典元:マイナポータル

 

12.マイナンバーカードの読み取りが完了します

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出典元:マイナポータル

 

13.スマホ用電子証明書のパスワードを設定します
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出典元:マイナポータル


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出典元:マイナポータル

 

14.スマホ用電子証明書の更新利用手続きが完了します

また、パスワードの代わりに生体認証を使って認証している場合は、別途登録が必要です。詳しくはこちらのページで手続き方法を確認してください。

2024年(令和5年分)確定申告期間はいつからいつまで?マイナンバーカードとスマホでe-Taxネット申請のやり方

更新手続きに迷ったら@nifty まかせて365

マイナンバーカードに設定されている電子証明書は、5回目の誕生日が来る前に更新する必要があります。電子証明書の有効期限はマイナンバーカードの表面に記載されているものの、薄れてしまうこともあるので注意が必要です。

電子証明書の更新手続きや活用方法がわからない方は、@nifty まかせて365の利用がおすすめです。確定申告や各種民間オンラインサービスを利用する際も、オペレーターが電話もしくは遠隔操作でサポートしてくれます。

スマホやパソコンの操作に不安な方はぜひご相談ください。

※2024年2月時点の情報です

マイナンバーカードでできることや作り方、メリット・デメリット解説

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