my_number_card

マイナンバーカードでできることや作り方、メリット・デメリット解説

2023/02/28

マイナンバーカード普及のため、マイナンバーカード新規取得等で最大 20,000円分のポイントがもらえる「マイナンバーカードでマイナポイント第2弾」について、マイナポイントの付与対象となるマイナンバーカードの申請期限が2023年2月末で終了しました。※マイナポイントの申込み終了日は5月末まで

本記事では、マイナンバーカードの作り方やメリット、今後予定されている活用方法について詳しく解説していきます。取得のデメリットについても詳しく解説しているので、ぜひマイナンバーカードを取得する前に参考にしてみてください。

マイナンバーカード申請でサポート希望の方はこちら

マイナンバーカードとは

マイナンバーとは、個人を識別するために国民一人ひとりに付与された12桁の個人番号を指します。マイナンバー通知カード到着後、何もしていないという方のために、マイナンバーカードの概要と取得方法についてご紹介いたします。

 

マイナンバーカードの概要

マイナンバーカードは12桁の個人番号と氏名、顔写真、住所、生年月日などが記載されたICチップ付カードです。

マイナンバー制度の導入時に送付された通知カードとは異なり、マイナンバーカードは免許証のように顔写真付証明書として活用ができます。また、各種行政手続きのオンライン申請時やマイナンバーの提示を求められたときにも活用可能です。

 

マイナンバーカードの作り方

マイナンバーカードの作り方は「パソコン・スマホ・証明写真機・郵送」の4種類あります。本記事では、スマホを利用したマイナンバーカードの作り方についてご紹介します。

マイナンバーカードの申請から受け取りまで

1.スマホで交付申請書のQRコード、もしくはマイナンバーカード申請用Webサイトにアクセスし、メールアドレスを登録
2.登録したメールアドレスに届いた申請者専用Webサイトにアクセスし、スマホで撮影した顔写真を登録※1
3.生年月日や電子証明書の発行など、申請情報を入力して申請
4.登録したメールアドレス宛に申請完了メール受信
5.申請から約1カ月前後で交付通知書が郵送
6.受け取り期限内に、交付通知書に記載されている交付場所へマイナンバーカードを受け取り※2

※1:顔写真の登録にはいくつかの制限があります。撮影前にマイナンバーカード総合サイトで適切な撮影方法を確認してください。
※2:自治体によっては、受け取りのための予約が必要な場合があります。受け取りについての詳細は交付通知書または自治体のHPで確認してください。

マイナンバーカードの取得方法は、自治体によって異なる場合があります。取得される際は、念のためお住まいの自治体のHPなどで取得方法について確認してみてください。

マイナンバーカードを持つメリットとは?

マイナンバーカードを持つメリットは数多くあります。ここでは、日常で活用できるメリットを7つご紹介します。

 

顔写真付き身分証明書として利用できる

マイナンバーカードは顔写真付身分証明書として活用できます。無料で取得できる身分証であり、運転免許証を持っていない方におすすめです。特に公的な顔写真付身分証明書を持つことが難しい未成年の方は、一枚で本人確認ができるので大きなメリットになります。

 

健康保険証として利用ができる

2021年3月より、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになりました。また、紙の保険証が2024年秋に原則廃止になり、マイナンバーカードへ一本化されると発表されました。

就職や転職、引っ越しをした時も、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるため、切り替え手続き中でも受診が可能です。

また、限度額適用認定証がなくても、一定額以上の支払いが免除される高額療養費制度も適用されます。

詳しい申込方法や使い方については、以下の記事を参考にしてください。

義務化されるマイナンバーカード保険証登録(紐付け)方法と使い方│メリット・デメリットを解説

 

お薬手帳としても利用可能

マイナンバーカードを健康保険証として薬局に提示し、処方箋を受け取ると、マイナポータルで薬の情報を閲覧できます。薬のほかに、特定健診の結果も閲覧可能なので、紙のお薬手帳が不要になります。

マイナポータルはオンライン上で行政手続きができるサイトで、マイナンバーカードがなければ利用ができません。自分専用のサイトのため、他人に情報が閲覧される心配もないので、安心して利用できます。

 

コンビニで住民票などの各種証明書が取得可能

コンビニに設置されているマルチコピー機にあるコンビニ交付サービスを利用して、各種証明書が取得できます。マイナンバーカードをかざし、電子証明書(4桁の暗証番号)を入力すると、住民票や印鑑証明書などがコンビニで発行可能です。

役所が休みの場合も毎日6:00~23:00まで取得が可能なため、急に証明書が必要になった場合に便利です。

 

各種行政手続きのオンライン申請が可能

窓口でしか受け付けていなかった保育園の申し込みや要介護認定申請なども、マイナンバーカードがあればオンライン申請可能です。スマホやパソコンからマイナポータルへログインすると、手続きの検索やオンライン申請ができます。

パソコンからログインする場合は、マイナンバーカードを読み取る機器が必要となるため、スマホからの利用がおすすめです。

 

オンラインでの確定申告に利用できる

紙での申請が必要だった確定申告も、マイナンバーカードがあればオンライン申告が可能です。オンライン申告の場合、還付処理がスピーディーになるため、3週間程度で還付金を受け取れます。

また、保険証として利用していた場合、医療費の領収書を管理しなくても マイナポータルで医療費通知情報を管理できるため、医療費控除の確定申告がオンラインで簡単にできるようになりました。

 

最大2万円相当のマイナポイントがもらえる

2022年6月30日から、お買い物などに利用できるマイナンバーカードでマイナポイント第2弾が開始されています。

マイナポイントの取得条件、付与ポイントは以下の通りです。

・マイナンバーカードの新規取得し、チャージまたはお買い物で最大5,000円相当のポイント
・マイナンバーカードを健康保険証として利用登録すると、7,500円相当のポイント
・マイナンバーカードと公金受け取り口座を紐付けると、7,500円相当のポイント

第2弾となる今回は、上記3つの施策を実施すると最大2万円相当のポイントが付与されます。

マイナンバーカードを取得してポイントを受取済みの方も、新規に「健康保険証としての利用申込み」と「公金受取口座登録」することにより、さらにポイントが取得できるので、忘れずにマイナポイントの受取からお申込みください。

 

マイナンバーカードを持つデメリットとは?

手続きの簡略化などさまざまなメリットもありますが、個人情報漏えいのリスクなどデメリットも存在します。マイナンバーカードは個人情報が多く、取得した後の取り扱いにも気をつけなければなりません。

ここでマイナンバーカードを持つことで想定されるデメリットについて3つご紹介します。

 

盗難・紛失による個人情報漏えいのリスク

マイナンバーカードの紛失や盗難に遭ってしまうと、個人情報が漏えいしてしまう危険性があります。マイナンバーカードには、マイナンバー・氏名・住所・生年月日など、多くの個人情報が記載されています。

マイナンバーだけが知られてしまっても、4桁の数字でできている利用者証明電子証明書が見破られない限り何もできませんが、マイナンバーカードに埋め込まれているICチップにも必要最小限の情報のみが記録されています。プライバシー性の高い情報は保護されていますが、カード自体に記載されている個人情報が悪用されてしまうリスクは高いので、取り扱いには注意が必要です。

 

有効期限到来前に更新が必要

マイナンバーカードには有効期限があり、更新しなければ身分証としての効力を失います。

有効期限は20歳以上の方は発行から10回目の誕生日、20歳未満の方は5回目の誕生日までです。マイナンバーカードの更新は、有効期限に達する2~3カ月前からスマホやパソコン、郵送などから申請できます。カードの受け取りは、直接省庁もしくは出張所に行く必要があります。

さらに、マイナンバーカードの更新とは別に、電子証明書(公的個人認証サービス)の有効期限も更新しなければなりません。

電子証明書の有効期限は

・発行から5回目の誕生日
・マイナンバーカードの有効期限

のいずれか早い日です。

カードの更新よりも電子証明書の更新のほうが早く到達するため、忘れずに更新しましょう。

 

銀行口座などと紐づけされることにより、資産が管理されてしまう?

現在、マイナンバーカードと銀行口座の連携は義務化されていませんが、銀行口座と紐付ける事ができるようになり、資産を知られたくない方にとって、デメリットに感じる可能性があります。

マイナンバーカードと銀行口座の連携は、災害時などの給付の早期化や特別給付の経費削減が目的とされています。利便性を高めるための連携ではありますが、個人情報を管理されると言う点については気になる方も多いではないでしょうか。

 

マイナンバーカードの今後予定されている活用法

政府では将来的にマイナンバーカードをより有効活用しようと、さまざまな検討が行われています。ここで、近い将来予定されているマイナンバーカードの活用法についてご紹介します。

さらに詳しく知りたい方は、政府のマイナンバーカードロードマップをご覧ください。

 

接種証明書としての活用

2021年12月20日に新型コロナワクチン接種証明書アプリが公開されました。ワクチン接種証明書(電子版)を取得するためには、マイナンバーカードの読み取りが必要です。マイナンバーカードをかざすことで、氏名や生年月日などの個人情報を自動取得できます。

接種証明書は3分程度で取得でき、24時間365日取得申請が可能です。国内用と海外用の証明書があり、氏名や生年月日を非表示にして証明書を提示することもできます。

ワクチン接種証明書アプリ(ワクチンパスポート)の取得方法

運転免許証との一体化

マイナンバーカードの活用法として、政府は2024年度末までにマイナンバーカードと運転免許証の一体化実現を発表しています。マイナンバーカードと免許証が一体化することで、住所変更時も市区町村へ住所変更届けを出せば警察署への届け出が不要になります。さらに、免許更新時の書類提出やオンライン化された講習の受講で、スムーズな更新手続方法も予定されています。

 

まとめ

マイナンバーカードに情報が集約されるため、取り扱いには注意しなければなりませんが、マイナポイントの付与など得られるメリットもあります。また、さまざまなオンライン申請が可能になるマイナンバーカードの取得は、平日お仕事などで行政手続きが困難な方に特におすすめです。

マイナンバーカードは取得までに最短でも1カ月程度の時間を要するので、余裕を持って取得申請してください。

また、マイナンバーカード申請方法で不安な方は、ニフティが提供する「@nifty まかせて365」でサポート可能となっていますので、ご利用をぜひご検討ください。

サービスの詳細や利用料金については、「@nifty まかせて365」ページでご確認ください。

※2023年2月時点の情報です。

マイナンバーカード公金受取口座の登録方法と使い方│メリット・デメリットを解説

@niftyのおすすめインターネット接続サービス

  • @nifty光
  • ドコモ光
  • auひかり