再配達有料化?不在時に宅配荷物を受け取る4つの方法

2024/06/05

物流業界を騒がせる2024年問題をきっかけに、宅配の再配達有料化の動きが出てきているのをご存知でしょうか?

現在の物流業界は労働時間に制約があるうえに人手が不足しているため、効率化の一環として宅配の再配達有料化が検討されており、いつ施行されてもおかしくない状況です。

今後有料化された際に費用の負担を抑えるためだけでなく、再配達が抱える問題を理解して今から不在時に荷物を受け取る方法を選択していきましょう。

本記事では、宅配の再配達が有料になる可能性を踏まえたうえで、不在時に荷物を受け取れる4つの方法を紹介します。

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物流の2024年問題から再配達の有料化の可能性

2024年5月末の時点ではまだはっきりと宅配の再配達が有料化されると発表されたわけではなく、いつ施行されるかも未定の状態です。

しかし、昨今の物流業界を取り巻く事情を考えると、再配達が有料化される可能性は高いと想定されています。

 

2024年問題によるドライバー不足

再配達の有料化が検討される要因としてもっとも大きいのは、2024年4月に施行された、運送ドライバーが時間外労働できる時間が年間960時間までに規制された2024年問題によるドライバー人数の不足です。

ドライバーが労働できる時間が規制されると、労働者が増えない限り一日に輸送できる荷物が制限されてしまいます。

人を増やせば問題は解消できますが、昨今はどの業界も人手が不足しているので簡単に労働者を補充できるわけではないため、限られたドライバーで物流業界を支えるために業務の効率化が求められているわけです。

業務の効率化を図るために方法の一つに挙げられるのが、再配達の件数を減らすことです。

再配達の件数が減るだけで発生する労働量が少なくなり、限られたドライバーのなかで、輸送できる荷物量の限界を増やすことができます。

また、再配達を有料化すると、消費者側が費用負担を避けるため確実に荷物を受け取ろうという意識が強くなり、不在による持ち帰りが減らせるという目的もあります。

 

再配達に対するドライバー側の不満

多くの宅配ドライバーが感じる不在による再配達への不満も、有料化の検討をする材料といえます。

一般的にオンラインショッピングサイトでの購入品を運ぶドライバーの給料は月額固定ではなく、荷物を届けた件数に応じた額が支給されています。

受け取り側が不在により再配達となった場合、同じ場所に2度出向かなければいけませんが発生する報酬は1件分のままで変わりません。

そのため、約75%の宅配ドライバーが再配達の有料化を、96%が宅配ボックスの普及を望んでいるというデータがあります。

参考:約75%の配達員が「再配達有料化すべき」回答 配達員のホンネを徹底調査 「みんなで配達員さんを助けよう」プロジェクト開始 宅配ボックスで労働時間1万時間削減をめざす 意外と知らない配達員から見た再配達

 

転送サービスはすでに有料化された事例がある

再配達が有料化される可能性が高いといえる要因として、すでに他のサービスが有料になった事例の存在もあります。

クロネコヤマトは2023年6月1日受付分から、荷物の転送サービスを有料化しました。

料金は元の送り状記載の届け先から変更後の住所までの定価運賃です。

運送会社からすると転送による輸送も燃料代をはじめとした費用が発生するので、有料化に踏み切りましたが、再配達も同じ場所に2度行くだけで燃料代など費用が発生するので、有料化になってもおかしくはないでしょう。

参考:ヤマト運輸

 

不在時に荷物を受け取る4つの方法

再配達が有料化になる可能性を考えると、今のうちに費用の負担を避ける方法を活用しておいたほうがいいでしょう。

知っておきたい方法は、不在時に荷物を受け取れるサービスです。

現在の宅配サービスでは、以下の方法で不在時でも荷物の受け取りを可能にしています。

 

1.置き配サービスを利用する

2.宅配ボックスを活用する

3.宅配業者の営業所に預かってもらう

4.コンビニ受け取りサービスを使う

 

 

1.置き配サービスを利用する

置き配はコロナ禍に浸透したサービスで、荷物を自宅の前に置いて受け取り側とドライバーの接触をなくすので感染リスクの減少に一役買いました。

本来「置き配」は不在時に荷物を受け取るためのサービスで、どうしても家に居られないけど宅配物が必要な人のために提供されているため、置き配は不在時に荷物を受け取れる定番の方法といえるでしょう。

しかし、一戸建てやオートロック式ではない集合住宅での置き配利用は、荷物が盗まれるリスクが伴います。

状況によっては置き配サービスと他の方法の併用がおすすめです。

 

2.宅配ボックスを活用する

一戸建てやオートロック式ではない集合住宅に住んでいる場合、置き配は荷物の盗難にあう恐れがありますが、宅配ボックスを設置すれば荷物が盗まれるリスクが軽減されます。

後ほどご紹介するセシールの「アルミベンチ型宅配ボックス」のような宅配ボックスであれば、本体をワイヤーで固定できるので盗難にあう心配が少ないです。

宅配ボックスに荷物が置かれると施錠され、持ち主しか解錠できないのでセキュリティ面は安心できるでしょう。

ちなみに、マンションによっては標準設備として宅配ボックスが完備されている場合があるので、導入されていたらそちらを活用してください。

 

3.宅配業者の営業所止めにする

置き配のリスクが気になるけど費用の関係で宅配ボックスは設置できない場合、宅配業者の営業所で荷物を預かってもらう方法も1つの選択肢になります。

営業所に出向く必要こそありますが、日中に不在でも家に帰る途中のついでに荷物を取りに行けて費用はかかりません。

受け取りの際は荷物のお問い合わせ番号と本人確認書類の提示が必要なので、忘れないようにしましょう。

 

4.コンビニ受け取りサービスを使う

オンラインショップによっては、コンビニ受け取りサービスを利用する方法もあります。

コンビニ受け取りサービスとは名前の通り、注文した荷物を最寄りのコンビニに預かってもらうサービスです。

厳密には不在時に自宅で宅配物を受け取れる方法ではありませんが、以下の状況に当てはまる人にはおすすめです。

・費用の問題で宅配ボックスを利用できない

・宅配業者の営業所が近くにない

大手のショッピングサイトでは、Amazonと楽天市場が無料でコンビニ受け取りサービスを提供しています。

ただし、受け取りの際は認証キーおよびお問い合わせ番号が必要になるので注意しましょう。

 

ネットショッピングではセキュリティの対策を

ネットショッピングの利用には、セキュリティ面でのリスクも伴います。

・個人情報の流出

・置き配での盗難

 

また、ネット上では以下のパターンで個人情報が盗まれる恐れもあります。

・通信に侵入するハッキング

・偽物のオンラインストアへ誘導

・データが暗号化されていないオンラインストアを利用してハッキングを受ける

 

個人情報が盗まれると知らない人に住所が知られるだけでなく、決済に利用したクレジットカードや銀行口座が悪用されてしまうため、ネットショッピングを利用する際は「常時安全セキュリティ24」などのセキュリティソフトをインストールして、普段から対策をしておきましょう。

また、置き配での盗難リスクは宅配ボックスの利用で解消できますが、なかでもセシールの「アルミベンチ型宅配ボックス」がおすすめです。

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出典:セシール

アルミベンチ型宅配ボックスは、名前の通りベンチの形をしていて玄関先の休憩スペースとしても活用できるだけでなく、ワイヤーで固定して本体ごと盗まれるリスクを軽減できるという特徴があります。

確認窓で荷物の有無が簡単にチェックできる点も便利です。

不在時に荷物を受け取れる方法として、「アルミベンチ型宅配ボックス」を検討してみてはいかがでしょうか?

※2024年6月時点の情報です

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