
見守りカメラとは?通信量は?介護やペット、赤ちゃんなど使い方を紹介
2024/11/20さまざまな用途で使われている見守りカメラ。
見守りカメラはどこにいてもスマホで自宅の様子が確認できるようにする機器で、さまざまなシーンで家庭での需要が高まっています。
特に子供やペットがお留守番をしている家庭や、一人暮らしをしている親がいる家庭からのニーズが高いといえるでしょう。
自宅にインターネット回線があれば設置は簡単ですが、環境によっては映像画質が左右される点には注意が必要です。
本記事では、見守りカメラの利用シーンや注意点を解説します。
見守りカメラとは
見守りカメラとは、別の部屋や外出先からいつでも自宅内の設置場所の状況をリアルタイムで確認できる機器です。
見守りカメラはネットワークに接続しての利用が前提のアイテムです。
設置後にWi-Fiに接続して、連携したいスマホに専用アプリをインストールすると、スマホでカメラ設置場所の様子を確認できるようになります。
見守りカメラでは設置場所の映像に加えて音声もスマホから確認できるので、外出先でも自宅のリアルな様子が見られます。
見守りカメラの使用事例
見守りカメラを利用する目的はさまざまですが、以下の用途でよく使われています。
・留守番をしている子供の様子をチェック
・留守中にペットの様子をチェック
・一人暮らしをしている高齢の親の様子をチェック
留守番をしている子供の様子をチェック
自宅に見守りカメラを設置してスマホと連携すると、外出中にいつでもお留守番をしている子供の様子がチェックできるようになります。
子育てをしていると子供にお留守番をさせる機会も出てくるので、見守りカメラを活用すると安心です。
特に夫婦で共働きをしている場合だと子供がお留守番をする頻度が高いので、見守りカメラは重宝するでしょう。
見守りカメラは音声も確認できるので、変な物音がしていないかまで把握できる点は便利なポイントです。
留守中にペットの様子をチェック
ペットも大切な家族の一員なので、子供と同様にお留守番をお願いしても外出中は心配になるでしょう。
自宅でお留守番をしているペットの様子を確認するためにも見守りカメラは使われています。
見守りカメラを設置しておくと、ペットの状態もリアルタイムで確認できるので、何かが起こった場合も、早めに対応することが可能です。
一人暮らしをしている高齢の親の様子をチェック
見守りカメラの使い方として意外と重宝されているのは、一人暮らしをしている高齢の親の様子をチェックする用途です。
遠方に住んでいる親が高齢で一人暮らしをしている場合、見守りカメラを設置しておくと何かが起きたときにすぐ把握して対応できます。
ちなみに介護施設では、入居者の様子を確認するツールとしても活用されています。
音声通話機能に対応している機種もある
見守りカメラには、音声通話機能に対応している機種があります。
音声通話機能を使うと設置場所にいる子供や親と会話でやり取りができます。
そのため、設置場所のリアルタイム映像をチェックして違和感があった場合、現場にいる人と通話でやり取りが可能です。
見守りカメラの通信量目安
外出先からスマホで見守りカメラ設置場所の様子をチェックする際は、リアルタイムの映像を読み込むので通信量を消費します。
音声通話機能を利用する場合も、大きくはありませんが通信量を使うので念のため注意が必要です。
外から設置場所の様子をチェックする場合
見守りカメラを設置した場所の様子を見る場合、現場のライブ動画をリアルタイムで再生します。
そのため、YouTubeを見る感覚と同じように通信量を消費します。
現場の映像をチェックする場合の通信量は、見守りカメラの種類や画質によって異なります。
参考としてYouTubeで動画を視聴する場合に消費する通信量は以下の通りで、外出先で見守りカメラの映像を見る場合も近いデータ量を使います。
| 画質 | 通信量(5分間) | 通信量(1時間) |
| 144p | 10MB | 120MB |
| 240p | 14MB | 168MB |
| 360p | 27MB | 324MB |
| 480p(SD画質) | 51MB | 612MB |
| 720p(HD画質) | 88MB | 1GB |
| 1080p(フルHD画質) | 171MB | 2GB |
携帯会社で1カ月に利用できる通信量に上限があるプランを契約している場合、速度制限に注意して利用しましょう。
現場と音声通話をする場合
見守りカメラの会話機能を利用する場合はインターネット通話を利用するので、通信量を消費します。
外出先から通話機能を利用する場合の通信量はカメラの種類や音質によって変わりますが、LINEの音声通話を利用した際の目安に近くなります。
LINEの音声通話を利用する場合の通信量は1分につき0.3MB、10分につき3MBです。
通話する際は設置場所のライブ映像も見ているので、加えて映像をチェックする場合の通信量も発生します。
見守りカメラの使用上の注意点
見守りカメラは需要が高い機器のため種類が豊富なので、製品によって機能が異なる点に注意が必要です。
注意点を挙げると以下の4つです。
1.カメラによって画角が違う
2.場所によっては設置できない場合がある
3.セキュリティ対策が必要
4.自宅で利用する回線の上り速度が求められる
製品の性能の他にも気をつけたい項目があるので、購入前に知っておきましょう。
1.カメラによって画角が違う
見守りカメラは製品によって画角が違うので、購入する際は注意が必要です。
画角とはカメラが設置場所を撮影した際、映像として映る範囲です。
画角が狭いカメラを選ぶと、設置しても死角ができてチェックしたい細かい場所まで映らない恐れがあります。
そのため、見守りカメラを選ぶときは、製品ごとの画角の広さを比較しましょう。
2.場所によっては設置できない場合がある
場所や状況によっては見守りカメラを設置できない場合がある点には、念のため注意が必要です。
軒先やお風呂場など水濡れの可能性がある場所では、防水機能がないと見守りカメラを設置できません。
物理的には設置できますが、水濡れによる故障リスクが伴います。
水濡れのリスクがある場合は、防水対応機種を選びましょう。
3.セキュリティ対策が必要
見守りカメラは自宅のネットワークに接続するアイテムなので、不正アクセスを受けて設置場所の映像が誰かに見られてしまうリスクが伴います。
そのため、セキュリティ対策をしておく必要があります。
見守りカメラ側で行える対策は、パスワードを初期値から変更することです。パスワードを複雑なものにしておくと、不正アクセスのリスクを軽減できます。
また使用しているスマホやPCがウイルス感染して見守りカメラのパスワードが漏洩する場合もあるので、各デバイスのセキュリティ対策もしておきましょう。
各デバイスで行える対策はOSを常に最新バージョンにしておく、セキュリティソフトの導入です。
スマホのOSアップデートしないとどうなる?AndroidとiPhone最新版へのやり方を解説
4.自宅で利用する回線の上り速度が求められる
外から自宅の様子をチェックする際は、見守りカメラで撮影しているライブ映像をスマホに送信してもらいます。
そのため、見守りカメラが接続する自宅の回線には、データを送信する性能となる上り速度が求められます。
回線の上り速度が速くないと、鮮明な映像で自宅の様子が見られない恐れがあるからです。
ホームルーター、モバイルルーターは上り速度が速くなく、見守りカメラの利用を想定した自宅用の回線としては適していません。
見守りカメラの利用を前提とするなら、自宅で利用するインターネット回線は光回線がおすすめです。
光回線は下りと上りどちらの速度も速いので、外から鮮明な映像で自宅の様子をチェックできます。
見守りカメラを使うなら光回線
見守りカメラを利用するなら光回線がおすすめですが、中でも「@nifty光」がおすすめです。
@nifty光はIPv6対応なので利用者が多い夜の時間でも回線混雑の影響を受けにくく、いつでも自宅の様子が鮮明に見られます。
自宅が提供エリアであれば「@nifty光10ギガ」もおすすめです。
@nifty光10ギガは下りと上りどちらも最大通信速度が10ギガなので、より快適に見守りカメラが利用できるでしょう。
加えて、ニフティが提供する「常時安全セキュリティ24」を利用すると、不正アクセスによる見守りカメラの映像流出対策にもなります。
※2024年11月時点の情報です