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テレグラム(Telegram)とは?犯罪に利用される理由とその危険性について解説

2024/12/05

「テレグラム」というチャットアプリをご存知ですか?

近頃、関東で多発している強盗事件を指示している犯罪組織が、実行犯への指示をテレグラムで行っていると報道されています。

なぜほかのチャットアプリではなく、テレグラムが使用されるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

今回はテレグラムの基本的な機能と共に、なぜ犯罪に悪用されるのか、危険なアプリなのか詳しく解説していきます。

 

テレグラムとは?危険なアプリ?

ここ最近、多くの人に認知されたテレグラム。闇バイトなどの犯罪でその特長を悪用されていますが、本来プライバシーの保護を目的としたチャットアプリです。テレグラムの機能自体はLINEに似ていて、チャットや画像、動画のやりとりができます。

ここからはテレグラムにどんな機能があるのか、危険なアプリなのか解説します。

 

闇バイトで注目を浴びた秘匿性の高いチャットアプリ

テレグラム(Telegram)とは、ロシア発のアプリで、LINEのようにメッセージや通話、画像のやりとりが可能です。利用者は9億5,000万人以上とされていて、LINEよりもアクティブユーザーが多いのが特徴です。

テレグラムがほかのチャットアプリと大きく異なる点は、主な特徴である「シークレットチャット」機能でしょう。シークレットチャットは、特定ユーザーとのみやりとりができる秘匿性の高い機能で、ほかのユーザーからは内容が閲覧できません。また、一定の時間経過により、やりとりがデバイスから削除されるため、プライバシーの保護の観点から非常に高い機密性があります。

 

テレグラムの基本的な機能

テレグラムの基本的な機能は、以下の通りです。

 

・情報の暗号化

・シークレットチャット

・スクリーンショット防止(Androidのみ)

・メッセージの自動消去

・スーパーグループ

・チャンネル

 

テレグラムはほかのチャットアプリに似た機能が多く搭載されていますが、情報はすべて暗号化された状態でやりとりが可能です。ユーザー間のやりとりはアプリ運営側でも閲覧できないため、非常に高い秘匿性が保たれています。

また、情報が漏えいしないようにスクショ防止機能やメッセージの自動消去など、履歴が残らないような機能が搭載されています。スクショの防止機能はAndroidのみですが、iPhoneでも撮影したら相手に通知されるため、スクショしたことがバレる仕組みです。

ほかにも20万人以上のユーザーが参加できるスーパーグループ、管理者以外発言できないチャンネルなど、珍しい機能があります。

 

テレグラムを安全に利用する方法は?

プライバシーの保護を目的に高いセキュリティ機能が搭載されているテレグラムですが、残念なことに犯罪に悪用されるケースがあります。テレグラム自体は危険なアプリではありませんが、犯罪者も利用しているというリスクを知っておかないとトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。

テレグラムを利用する場合は、次のポイントを意識しておきましょう。

・知らないユーザーとはやりとりしない

・怪しい仕事に応募しない

・グループなどに記載されている怪しいリンクにアクセスしない

 

テレグラム内では、マルウェアの感染やフィッシング詐欺なども起こっているため、やりとりをしていなくても利用には注意が必要です。

 

テレグラムが犯罪に悪用される理由

秘匿性の高いテレグラムは、そのセキュリティの高さが犯罪に悪用されやすいです。ここからはテレグラムの犯罪事例と共に悪用されてしまう理由を紹介します。

 

テレグラムが悪用された具体的な事例

近頃連日報道されている闇バイトをはじめ、テレグラムはさまざまな犯罪に悪用されています。

事例

内容

テレグラム内で不正購入した個人情報を悪用

他人のクレジットカード情報をテレグラムで不正購入。入手したカード情報を悪用してネットで不正注文を繰り返し、転売されていた事例。

闇バイトの募集

テレグラムを通じて集めた人物へ強盗を指示する闇バイト。「高額収入」「ホワイト案件」など、言葉巧みに強盗の実行犯を募集している事例。

 

ほかにも、グループやチャンネル参加者の個人情報を不正入手するフィッシング詐欺などが横行しています。

 

メッセージの履歴が残らないため犯罪に悪用しやすい

テレグラムはメッセージの履歴が残らないため、犯罪の指示をしたとしても証拠が残りません。そのため、闇バイトの実行犯は逮捕できても、指示役までたどり着くのは困難とされています。アプリの運営側にもやりとりの内容がバレないので、闇バイトをはじめとした犯罪はテレグラムが悪用されています。 

 

テレグラムを規制できない理由は?

実はテレグラムは2018年にロシアで利用を禁止された経緯があります。しかし、多くのユーザーから抗議デモなどが起こったため、2020年6月に規制が解除されました。

日本でもテレグラムの規制についてしばしば話題になっていますが、アプリを禁止するにはApple社やGoogle社へ利用禁止の要請が必要です。犯罪に利用されているとはいえ、テレグラムの運営会社はあくまでも「プライバシー保護のために秘匿性の高い通信を提供している」にすぎません。犯罪への悪用防止を理由に利用禁止の要請をしても、表現の自由を侵害することになりかねないため、現状規制は難しいとされています。

 

犯罪に悪用されるアプリはほかにもある?

テレグラム以外にも、さまざまなアプリが犯罪に悪用されています。ここで犯罪に悪用されやすい有名なアプリを2つ紹介します。

 

Signal(シグナル)

日本ではあまり使われていませんが、Signalもテレグラム同様にメッセージの自動削除機能があるため、闇バイトなどの犯罪に悪用されています。Signalは、テレグラム同様に秘匿性の高いチャットができるアプリです。エンドツーエンドの強固な暗号化により、情報が漏れにくく安全にやりとりができるチャットアプリとして知られています。

知らない人からインストールを指示され、従ってしまうと闇バイトなどの犯罪に加担してしまうリスクが高いです。また、Signalには位置情報の共有オプションがあるため、さまざまなトラブルに発展する可能性もあります。

 

SNSのDM

SNSのDMも犯罪に悪用されやすいコミュニケーションツールのひとつです。X(旧Twitter)やInstagramのDMでも、グッズ交換等で個人情報をやりとりすることもあります。しかし、個人情報を共有した後すぐに連絡が取れなくなったり、学校や自宅に行くぞと脅されたりと、犯罪リスクが潜んでいます。

身近で手軽にコミュニケーションが楽しめるツールではありますが、むやみに知らない人とDMするのはおすすめしません。グッズ交換等で住所などを共有する必要がある場合は、コストはかかってしまいますが、配送業者の匿名配送サービスを利用しましょう。

 

テレグラムの危険性から身を守るには?

テレグラムに潜んでいる犯罪リスクから身を守るためには、普段から犯罪に遭わないように対策しておく必要があります。

ここでテレグラムの利用でトラブルに遭わないよう身を守る方法について確認していきましょう。

 

テレグラムを勧められたら闇バイトの可能性が高いので注意

SNSで高額なアルバイトに応募すると、テレグラムやSignalのインストールを勧められるケースがあります。テレグラムなど秘匿性の高いアプリのインストールを勧められたら、闇バイトの可能性が高いので、注意しましょう。

闇バイトは有名になったことで求人内容も変化していますが、下記の様な特徴があります。

 

・高額収入!即入金!ホワイト案件などすぐに高額なお金が手に入るような求人

・誰でも簡単に短時間で稼げる手軽さを出している求人

 

上記2つは、闇バイトや怪しい求人である可能性が高いです。怪しいと感じたら、家族や友人、最寄りの警察など、頼れる人へ相談してみましょう。自己判断で行動するのは危険です。

 

不審だと感じたらすぐに警察に相談する

SNSなどでやりとりしている相手や、応募した仕事が少しでも不審だと感じたら、すぐに最寄りの警察に相談しましょう。すでに個人情報を送ってしまった、家族に危害を加えると脅されていたとしても、一度犯罪に加担してしまえば自分が犯罪者になってしまいます。

周りの目が気になって最寄りの警察に行くのが難しい場合は、警察の相談ダイヤルで電話相談する方法もあります。

警察相談ダイヤル

#9110

ヤング・テレホン・コーナー

03-3580-4970

犯罪被害者ホットライン

03-3597-7830

 

どこに電話したらよいか悩んだら、まずは警察相談ダイヤル(#9100)に電話するとよいでしょう。都道府県によっては、独自のホットラインが用意されているケースもあるので、確認してみてください。

参考:闇バイトに対する防犯対策|警視庁

 

テレグラムを悪用する犯罪に遭わないよう対策が必要

テレグラムは、機密性・秘匿性の高さが犯罪者のターゲットとなり、悪用されています。

もし何らかの事情でテレグラムのダウンロードを勧められた場合は、どんな目的で活用するのか相手の素性と共に確認することが重要です。また、バイトの仕事内容や働く場所など詳細を共有される前に個人情報の提出を求められる場合は、怪しい仕事の可能性があります。不審だと感じたら、すぐにご家族や最寄りの警察に相談しましょう。

テレグラム以外にも不審なアプリやフィッシング詐欺など、さまざまな経路から身に覚えのない犯罪に加担させられるケースもあります。自分のスマホや電話番号が悪用され、他人へフィッシング詐欺メールを送ってしまう可能性もあるため、普段から常時安全セキュリティ24のようなセキュリティソフトをインストールしておきましょう。

※2024年12月時点の情報です

[監修者情報]ニフティ株式会社 IT小ネタ帳編集室
ニフティ株式会社は1986年に創業し、30年以上にわたりご家庭や企業のみなさまへ光回線などのインターネットサービスを提供しています。(→ニフティが提供するサービスはこちら

 

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