
AIチャットくんとは?無料で何回まで使える?LINEの友達感覚で会話ができる使い方を紹介
2025/04/25生成AIがリリースされてから、ビジネスにはもちろん、勉強のサポートや日常的な相談にも活用されるようになっているChatGPT。どれだけ便利なのか使ってみたいと思っているものの、どう使ったらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、2023年3月にリリースされたChatGPTを搭載したLINE公式アカウント「AIチャットくん」です。普段通りメッセージを送るだけでChatGPTが使えるサービスで、多くの人から注目されています。
本記事では、気軽にAIチャットが使える「AIチャットくん」の基本的な使い方とおすすめの活用法についてご紹介します。利用する際の注意点についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
LINEで使える「AIチャットくん」とは?
普段使っているLINEの感覚で日常的な質問や相談など、カジュアルに生成AIを活用できるAIチャットくん。AIチャットくんは、スケジュール管理や勉強のサポート、悩み相談など、さまざまなシーンで頼れる存在です。
ここでAIチャットくんとは、どんなサービスなのか、基本情報を確認してみましょう。
生成AIを搭載したLINE公式アカウント
AIチャットくんとは、株式会社piconが運営している無料でChatGPTが使えるLINEの公式アカウントです。
普段のようにLINEのトーク画面で質問や相談を送ると、自動で文章が生成されます。生成AIは気になるけどどう使えばいいかわからないという方でも、AIチャットくんを使えば気軽にAI生成を活用できるでしょう。
また、AIチャットくんには、アプリ版が存在し、iOS・AndroidどちらのOSでも利用できます。
無料プランと有料プランの違い
AIチャットくんは、チャット回数の制限で料金プランを分けています。
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チャット回数制限プラン(無料プラン) |
無料 |
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チャット無制限プラン(プレミアムプラン) |
月額:¥980 |
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アプリ版 |
月額:¥1,280 |
無料で利用できるチャット回数制限プランの出力制限は、2025年3月現在3回までになりました。以前まで1日5回利用できていましたが、生成AIの急激な需要により出力制限が少なくなったようです。
出力上限時にメッセージを追加で送るとチャット回数無制限のプレミアムプランへの移行案内が届きます。プレミアムプランは3日間無料でお試し利用できるので、使用感をチェックしたい方は移行するのもおすすめです。
ただし、無料期間中に解約しないと契約したプラン料金が自動課金されるので、試し終わったら忘れずに解約しておきましょう。
AIチャットくんの使い方
AIチャットくんは、誰でも簡単にChatGPTが使えるように面倒な登録や操作が不要です。また、LINE版とアプリ版がありますが、おすすめは気軽に導入できるLINEのAIチャットくんです。
ここからはLINE版AIチャットくんの基本的な使い方、活用例をご紹介します。
AIチャットくんの基本的な使い方
LINE版のAIチャットくんは、友だち追加するだけですぐに利用できるため、面倒な登録が必要ありません。
AIチャットくんを利用する方法は、下記の手順です。
1.公式HPの「友だち追加して質問してみる」ボタンをタップします。

2.AIチャットくんを友だち「追加」し、トークをタップします。


3.トーク画面の下部にあるメッセージ欄へ、質問や相談を入力します。


AIチャットくんのトークメニューには、ChatGPTのモデル変更や使い方の説明が設置されています。「AIの使い方」をタップすると、いろんな質問ができるので、今調べたいことがないか確認してみましょう。
1.AIチャットくんのトークメニューを開く

2.「AIの使い方」をタップする

3.質問一覧から気になる質問をタップ

AIの使い方には、ビジネスや勉強、日常的な相談に使いやすい質問がまとめられています。
アプリ版AIチャットくんも、インストールしてアプリを起動すれば同じようにAI生成を楽しめます。
AIチャットくんの活用例
AIチャットくんはさまざまな質問に回答してくれますが、特におすすめなのは次の活用法です。
資格や語学勉強のサポート

AIチャットくんは、資格や語学勉強のサポートとして使いやすく、勉強のスケジュールやステップの相談におすすめです。
たとえば「英語を勉強するために何からはじめたらいいのか」「TOEICで●点以上取るためには、どんなポイントに力をいれればいいのか」など聞いてみるとよいでしょう。
さらに「穴埋め問題を解答と共に◯問出題してください。」と聞いてみると、オリジナルの問題を生成してくれます。
創作アイデアの提案

AIチャットくんは、創作アイデアを提案してもらう壁打ち相手としてもおすすめです。ブログやSNSのポストなど、気になるネタがあればそうすれば注目されるか、聞いてみるとよいでしょう。
ただし、生成した内容を公開したい場合は、既存コンテンツに似ていないか確認する必要があります。アイデアを創作してもらうときに「公開されているコンテンツの引用は禁止です」と指示しておくと、オリジナリティある創作物が生成できます。
旅行の計画を立ててもらう

旅行の行き先や人数、希望をAIチャットくんに入力すると、おすすめの旅行プランを提案してくれます。旅行プランを立ててもらうときは「人数・予算・絶対行きたい場所」など、細かく指定してから質問するのがおすすめ。
特に「何時までにホテルにチェックインしておきたい」「◯時の飛行機に間に合うようにプランを立ててほしい」など、確定している情報は必ずいれておきましょう。
AIチャットくんを利用する際の注意点
悩み相談や勉強のサポートとして気軽に利用できるAIチャットくんには、いくつかの注意点があります。生成AIは、既存コンテンツを学習して情報を生成しているため、生成された情報の取り扱いには注意が必要です。
最後にAIチャットくんを活用する際に注意しておきたいポイントを5つ紹介します。
情報が正確とは限らない
無料プランで利用できる2025年4月現在のChatGPTのモデルは「ChatGPT 4o-mini」です。
2023年10月までの情報を学習したモデルのため、直近の情報を聞いても、正確な回答は得られません。最近のニュースやトレンド情報について聞いても、答えられないか不正確な情報が返ってきてしまうため生成された情報には注意が必要です。
また、有料プランは最新モデルである「ChatGPT o3-mini」が利用できるものの、学習済みデータは無料プランと変わりません。無料プランよりも処理性能が高く、自然な会話ができますが、正確な情報が生成されない可能性が高いでしょう。
情報流出のリスクがある
AIチャットくんは、膨大なデータを基に学習して文章を生成するため、入力した内容が情報流出するリスクがあります。たとえば、個人情報やパスワード等を入力してしまうと、第三者の生成内容に反映されてしまう危険性があります。
ChatGPT自体は入力したデータを学習しないように設定ができますが、AIチャットくんは履歴の扱いについて公表されていません。AIチャットくんを利用する際は、個人や企業の機密情報は入力しないよう、リスク管理が必要です。
入出力に制限がある
AIチャットくんには、一度に出力できる文字数に制限があります。
内容にもよりますが、1回あたり1,000文字以上の長い回答を求める場合は、複数回に分けたほうがよいでしょう。複数に分けてAIチャットくんを利用する場合、無料プランでは1日の出力上限に達してしまう可能性がある点には注意が必要です。
また、一度に認識できる文字数にも制限があり、大体2,500文字以内とされています。長文を入力してしまうとうまく認識されず、求めている内容で出力されない可能性があるので注意しましょう。
無料プランの場合回数制限がある
無料で利用できるチャット制限ありプランの1日の上限は、3回までです。
上限を超えてしまうと、翌日まで待つか、プレミアムプランへ移行するしか、追加生成する方法はありません。そのため、長い回答を生成してもらう場合や、複数のテーマを無料で確認したい場合、何日かに分けて出力する必要があります。
1日の出力上限に達すると、有料プランへの移行案内が届きます。無料プランで度々回数制限になるようなら、有料プランへの移行も検討してみてもよいでしょう。
活用法によっては著作権やプライバシーの侵害になる場合も
複数のコンテンツから学習したAIを利用している性質上、生成される文章やイラストは既存コンテンツに似てしまう可能性があります。AIチャットくんで出力した文章などが、既存コンテンツに似ていた場合、著作権やプライバシーの侵害になる可能性があります。
万が一、著作権侵害となってしまった場合、知らなかったとしても大きなトラブルに発展しかねません。AIチャットくんで生成したコンテンツは、必ず似た著作物がないかファクトチェックしたうえで活用しましょう。
まとめ
AIチャットくんをうまく活用するには、具体的に質問するのがおすすめです。AIの使い方にある質問集でも出力されますが、具体的な指示をするとより詳細に答えてくれます。普段使い慣れているLINEで生成AIが楽しめるので、まずはお試しでAIチャットくんを利用してみてはいかがでしょうか。
LINEのインストールや、友だち追加の方法がわからない場合は、@nifty まかせて365の利用もおすすめです。リモートで使い方をレクチャーしてもらえるので、スマホの操作に慣れていない方でも心配ありません。パソコン等のトラブル対応もしてもらえるので、ITツールに慣れずお困りの方はぜひご相談ください。
※2025年4月時点の情報です