雷サージとは?落雷による電化製品の破損を防ぐ4つの対策

Thunder

雷はところかまわず落ちるもの。年平均100万回にのぼる全国の落雷は、気候変動の影響で増加傾向にあると言われています。人身被害や火災はもちろんのことですが、家電やパソコンなどの破損も深刻な問題。ここでは、落雷がもたらす電気製品への被害を防ぐための対策を考えます。

◆雷サージって何? 落雷による電気機器への被害とは

時と場所を選ばず落ちるのが雷。落雷時に放たれる電圧は数百万から10億V(ボルト)と言われています。

仮にその平均値を1億ボルトだとすると、家庭で使用する電圧は100Vですから、雷は100万倍に相当。そのエネルギーは諸説ありますが、最大で家庭の電気使用量の50日分にもなると言われています。

私たち人間が直撃を受ければ感電して死にいたる可能性がありますし、電柱や住宅、樹木、ガス管などに落ちれば火災が発生するおそれもあります。

人の命にかかわる被害に次いで、問題となっているのが「雷サージ(かみなりサージ/らいサージ)」による電気製品の破損です。

雷サージとは、落雷時、瞬間的に発生する異常高電圧や、その影響で一気に流れる大きな電流を指す言葉です。

雷の直撃を受けなくとも、近くで発生した雷サージがアンテナや電線などを通じて建物に流れ込むことで、エアコンやテレビ、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機、電話機といった家電や、パソコン、ルーターやプリンターなどの周辺機器を壊してしまう可能性があります。

日本では高さ20mを超える建物には避雷針などの避雷設備の設置が建築基準法で義務付けられていますが、こうした設備は雷の直撃から建物や生き物を守るもので、雷サージの発生や侵入を防ぐことはできません。

◆雷サージでスマホも危ないってホント!?

雷サージの影響を受けるのは、コンセントから電気を供給されているすべての電気製品です。

ケーブルを通じて外部につながっていること自体がリスクとなるため、電源のオン/オフに関係なく破損の可能性があり、充電中のノートパソコンやスマホも例外ではありません

◆雷鳴が聞こえてきたときの雷サージ対策

雷サージは半径数キロメートルもの範囲に影響をおよぼすとの報告も。さほど近くないと思っていても、油断は禁物です。

自宅やオフィスで雷鳴を聞いた場合、コンセントやアンテナ線、アース線、電話線、LANケーブルなど、電源につながっているすべてのケーブル類を抜き、外部と電気製品との接続を物理的に断つことが重要です。

ただし、雷サージが発生するおそれのある際は、電源ケーブルに手を触れるのは危険。雷鳴が聞こえてきたらできるだけ早めに、ゴム手袋などを着用した状態でケーブル類を抜いてください。

◆日頃から準備しておきたい雷サージ4つの対策

自宅を空けている間に落雷があった場合、電源を抜くことはできません。不在時の落雷被害を防ぐため、日頃の対策も不可欠です。

1)配線の見直し
「雷ガード」「耐雷サージ」「雷サージ防止」「雷ブロック」といった雷サージ対策機能付きの電源タップにつなぎ替えることで、設計上想定内の電気の流れを食い止め、破損リスク軽減につながります。

ただし、電源タップにも受け止められる電圧の上限があり、設計上の想定を超えた負荷がかかった場合は電気機器を守れない可能性もあるということは覚えておきましょう。

2)雷対策機能が付いた分電盤で雷サージの侵入を食い止める
工事が必要になりますが、引っ越しやリフォームを予定している家庭や、分電盤の交換を考えている人は選択肢の一つとして検討するのもいいと思います。

3)火災保険の加入や見直し
それでも心配……という人は、火災保険の加入や見直しもおすすめ。雷による被害は、火災だけでなく雷サージによる電気製品の破損も補償の対象になるので、納得のいく保険を厳選してみてください。

4)データのバックアップ
パソコンやスマホはもちろん、外付けハードディスクドライブ(HDD)など、電力を必要とする記憶機器に保存したデータは、落雷や停電で消失するおそれがあります。

万が一、雷サージによる被害を防げなかった事態に備え、データをバックアップしておくことも大切です。できれば、ストレージサーバーやモバイルストレージ、DVDやBlu-rayなど、電源とは無縁のメディアに保存しておきたいものです。

「@nifty」の会員サポートのページでもネット接続やパソコン起動について落雷対策を解説しているので、「雷電被害かも?」と思った方はチェックしてください。

世界の平均気温が1度上昇すると12%落雷が増加すると言われています。気候変動により落雷発生数が増加している今、求められるのは二重三重の対策です。

「日頃から雷ガード付き電源タップを使用の上、落雷時にはすかさず電源コードを抜く」「データはマメにバックアップ」「火災保険に加入する」など、万が一に備えましょう。

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