
iPhoneはもう安全じゃない!? 不正アプリから身を守る方法とは
2017/04/13スマホでアプリをダウンロードする際、皆さんは何を参考にしているだろうか。他ユーザーの評価を参考にするという人は多いと思うが、コメント数が極端に少ないと不安になってしまう。アプリダウロード時のチェック項目について考えてみる。
◆iPhoneでアプリをインストール際はApp Storeのレビューを参考に
アプリをダウンロードできる場所が複数あるAndroidに対し、iPhone(iOS)は基本的にはApple公式の「App Store」を経由して、アプリをインストールすることになる。
App Storeは厳しい審査を行うことで有名。そのため、「iPhoneはウィルスに強い」「iPhoneは安全」というイメージが強いのでは。実際、Androidに比べれば、App Store経由でアプリを入手している限り、ウィルスに感染する危険性は低いかもしれない。
しかし、最近ではApp Storeで配布されているアプリにもかかわらず、有名ブランドの公式アプリを装ったものや、宅配ピザ、ドラッグストアなどの“偽アプリ”が出現している。また、特定のページや方法を使うと、App Store以外からもアプリがダウンロードできてしまうことも……。
では、どのようにしてアプリの安全性を確かめればいいのか?
・iPhoneアプリ・ダウンロード時のチェックポイント
(1)App Storeであることを確認
(2)他ユーザーの評価やコメントを参考に
まずは上記2点を実行することを心がけたい。アプリをインストールする際、App Storeを開いてアプリを選ぶことになるので、こちらに関しては通常通りの使用方法を守っていれば、そうそう間違うことはないはず。
(2)は、使用ユーザーが多く評価も高ければ問題ない……とまでは言い切れないが、それだけ利用者が多いなら使っていて安全、という判断材料にしてもいいのでは?
なお、レビューを見るときは、現在のバージョンのものを確認するように!
◆アプリ開発元や公式サイトで存在をチェック!
ここまでは基本なのだが、なかには★の数が少なかったり、コメントがあまりないものもゼロではない。そもそもアプリの★はレビュー数が一定数溜まらないと反映されない仕様らしく(2017年3月現在)、求めていた機能を持ったアプリでもインストールしていいか迷ってしまうが、その場合は以下の点に注目してみてほしい。
・開発元の名称を確認
・アプリの公式サイトを確認
App Storeで公開されているアプリには、開発した企業や個人の名前が記載されているので、怪しげに感じたら、その名前を使って検索してみるのがオススメ。また開発元が企業名になっている場合は、「名称が正しいか(スペルミスなど)」を必ずチェックしてほしい。
また、企業の公式アプリを名乗っているのにもかかわらず、開発者の欄が個人名などになっていたら要注意! アプリ開発を他会社などに委託しているケースもあるが、インストールするかどうかは慎重に判断した方がいいかもしれない。
アプリの公式サイトを見るのもひとつの手。実際にアプリを提供しているかどうかを知ることができるほか、公式サイトからApp Storeへのリンクボタンの有無も安全性を確かめる上では重要だ。ただし、公式サイトのURLも不正なものではないかも注意しておきたいところ。
合わせて、「関連ボタン」から同じ開発元がほかにアプリをリリースしていないかも確認し、あるようなそちらのレビューなども参考にするのもありだ。
◆「App Storeからアプリ入手」が安全性を高める基本中の基本!
ここまで徹底しておけば、多くの場合、偽アプリをつかまされることはなくなるはず。悪質なアプリをインストールすると、個人情報を盗まれたり、現在地情報を勝手に収集されたりと、ろくなことはない。
基本的には「App Store以外からアプリはダウンロードしない」というのが大前提。もし表示されているストアに不審な点を感じたら、一度閉じ、App Storeアプリを改めて開き直してアプリを探すようにしよう。
また、インストールしようとしているアプリに必要なさそうな情報へのアクセス権限を求めるものや、App Storeでは求められない証明書のインストールなどを見かけたら、即刻インストールを中止すること。
なにをするにも便利なiPhoneを安全に使うため、用心するに越したことはない。