
【iPhone】指紋や顔認証で呼び出せる「iCloud キーチェーン」のパスワードを確認する方法
2019/01/11Apple製デバイスのパスワードや機密管理に役立つ「iCloud キーチェーン」。iPhoneユーザーの強い味方ですが、アプリやサイトによってはIDとパスワードの自動入力がうまくいかず、困惑する人もいるのではないでしょうか。
◆iCloud キーチェーンを活用するメリット
iCloud キーチェーンは、iPhoneをはじめとするApple製デバイスで使用するIDやパスワードなどの機密情報を管理するシステム。
一度記憶させたIDやパスワードは再入力しなくてもTouch IDやFace ID、パスコードの入力などで呼び出せるほか、同じApple IDで使用しているiPhone以外のデバイスでも同様の操作が可能になります。
iCloud キーチェーンのメリットは、なんといっても自分でも覚えられないような複雑なパスワードを設定できる点。
ランダムで打ち込んだ文字列や、Safariがランダムで自動生成したパスワードも指紋認証や顔認証だけで呼び出せるので、安心してネット上のサービスを利用したり、アプリの管理ができます。
iCloud キーチェーンでは、以下のような情報を記憶させることができます。
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・Safariで利用している会員制サイトのユーザー名やパスワード
・アプリケーションのログインIDやパスワード
・クレジットカード情報
・Wi-Fiネットワーク情報
・SNSのログイン情報
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これらの情報は、同じApple IDでサインインした全デバイスで自動入力されるので、iPadやiPod touch、Macなどを使用している人は特に重宝しそう。
◆iCloud キーチェーンに保存したパスワードを確認する方法
iCloudキーチェーンに保存したIDやパスワードも、異なるアプリで使用する際は自動入力されない場合があります。メモを取っていないとログインできずにあわてる人も少なくないんだとか……。
でも大丈夫。iCloudキーチェーンが記憶しているIDやパスワードは、iPhoneからでも簡単にチェックできるので、心配はいりません。やり方は簡単です。

(1)「設定 App」を起動し「パスワードとアカウント」を開く
(2)「WebサイトとAppのパスワード」をタップし、Touch ID、Face ID、またはパスコード入力で次のページへ
(3)確認したい項目をタップし詳細ページを開く
パスワード入力途中に誤って記憶させてしまったり、サイト上でパスワードを変更してしまったりしたときは、このページからユーザー名やパスワードの編集をすることも可能です。
なお、MacOS上でパスワードを確認する場合は、
(1)「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「キーチェーンアクセス App」を起動
(2)「キーチェーン」の「iCloud」をクリックし「名前」の下から確認したい項目をダブルクリック
(3)別ウィンドウが開くので一番下の「パスワードを表示」にチェックを入れる
キーチェーンのパスワード入力を求められたときは、コンピュータのログインパスワードを入れてみてください。
Safariで登録したサイトにLINEでログインする場合など、自動入力されないことがままありますが、そんなときはあわてずに上の方法でトライしてみましょう。
※記事内容は2018年12月現在の情報を基に作成。
※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。