スマホのカメラで撮った写真の背景をアプリやフィルタでスピード加工

2017/05/19

せっかくいい写真が撮れたのに、洗濯物や、撮影場所がモロバレな看板・ランドマークが写ってしまった。邪魔な電線や通行人を消したい! なんて経験は誰にでもあるはず。そんなときにサクッと加工してSNSなどにアップできるアプリや加工テクをご紹介!

◆画像投稿前にチェックしておくべきこと

SNSに写真を投稿するにあたり、事前にチェックしておかなければならないことがいくつかある。

たとえば、机の上で眠っている猫を撮影したとしよう。とんでもなくかわいいポーズだ。しかしよく見れば、猫は娘宛の郵便物を下敷きにしていて、住所や名前の一部がバッチリ写っている。このままでSNSに投稿するのはあまりに危険だ。

個人情報が写っていなくとも、洗濯物が散乱した部屋や居場所が一目でわかる看板などは、できれば人目に晒したくないもの。すっぴんの奥さんが写り込んだ写真をアップしたことがバレれば、喧嘩にまで発展しかねない。

また、飲み会で集合写真を撮ったとしてもSNS投稿NGという人はいるはずで、こうした意見は尊重されるべきだろう。

◆写真加工アプリでカンタン消去

そんなときに役立つのが、写真加工アプリ。ごまかす方法は何通りか考えられるが、もっとも手間いらずなのは、不要な部分をぼかすことだろう。

「抜けるような青空を撮影したくても邪魔な電線が写ってしまう」、「楽しいスナップ写真を撮ったつもりが通行人が写ってしまった」……というようなときは、指先でなぞった部分だけをぼかすことができる写真加工アプリが活躍。OSによってオススメが異なるので、「写真」「背景」「ぼかし」などのキーワードで探してみよう。

不要な部分を透明化したり、メインの部分を切り抜いて他の背景と合成するという手もあるが、こちらは若干難易度が高い。だが難しいなりにきれいに仕上がるので、試してみる価値はある。

オススメは「Adobe Photoshop Mix」だが、「写真」「切り抜き」などのキーワードを入力して手軽なアプリを探してもいい。

◆カメラアプリのフィルタやスタンプも活躍!

なにより手っ取り早いのは、カメラアプリのフィルタやスタンプだ。

たとえばInstagramには、チルドシフトという機能がついている。写真中心から放射線状にぼかすか、天地を横方向にぼかすか選ぶだけとやり方も簡単だ。

さらにビネット効果(※画像の四隅を少し暗くしてメインを際立たせる。トンネル効果とも言う)を追加したり、X-Pro IIなどのフィルタをめいっぱい効かせれば、四隅をうまい具合に隠すことができる。

LINEカメラのぼかし機能も秀逸だ。Instagramと同じく放射線状にも横方向にもぼかせるのだが、中心となる部分(ぼかさない部分)をワンタップで指定できるのがいい。こちらもフィルタを重ねがけすれば、見せたくない部分を上手に隠せそうだ。

スタンプで隠してしまうという手もある。FacebookやLINEカメラ、スノー(SNOW)のようなスタンプ機能のあるアプリを使って、見せたくない部分をスタンプで隠すだけと大変お手軽。

SNSに写真をアップする際は、不要なものが写っていないかを確認後、上記の手段を適宜組み合わせて加工してみてほしい。

ちなみに筆者は、指先でなぞった部分だけぼかせるアプリ(ぼかし背景 写真加工 – 簡単ぼかし&モザイク 加工アプリ「Blur」を愛用)でヤバいものを完全に隠し、その後InstagramやSNOWのフィルタで自然に見えるよう処理。通行人などは容赦なくぼかしたり消したりしているが、スナップ写真に写った知人の顔だけは、ぼかしではなくスタンプで隠すようにしている。

自分の目的に合った方法で写真をうまく加工し、安全・安心な写真投稿を心がけたいものだ。

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