荷物にアラーム機能を付加して盗難から守るスマホ連動サービス「トレネ」がすごい!

2018/03/13

スマホとの連動で荷物にアラーム機能を持たせてくれるアイテム「トレネ」が発売されました。外出先で荷物を置いて席を離れる際に役立ちそうですね。クラウドファンディングで目標額の10倍にもなる資金を集めたという、話題の製品を紹介します。

◆荷物にアラーム機能を付加する新アイテム「トレネ」

たとえばカフェやレストラン、あるいは図書館などでノートPCやタブレットを使っていて、ちょっとトイレへ、ちょっと喫煙所へ……といった時、皆さんはどうされますか?

盗難の不安はあるものの、わざわざパソコンやタブレットを持っていかないという方もいるでしょう。席に戻ると機材が無事でホッとしたという経験をお持ちの方も多いと思います。しかしこの行為、危ない橋を渡っていることには変わりありません。

こうした場面に便利な製品が、2018年2月から販売されています。文具の大手メーカー「キングダム」からリリースされた、その名も「トレネ」という製品です。「トレネ」=「取れねー」という由来でしょうか(笑)。

本体は直径40ミリ×高さ29ミリ×重さ18グラムとコンパクトなので、持ち歩きは苦になりません。可愛らしい三角錐の形状は、一見すると大きなチョコレートのようです。

◆スマホと連動して危険察知時にはアラームで警告

トレネにはBluetooth機能が内蔵されていて、お手持ちのスマホとペアリングして使います。

この状態でトレネ本体からスマホ(を持った人間)が離れると「見守りモード」に切り替わり、振動を感知するとアラームが鳴る仕組み。もし、誰かが荷物を動かそうとすれば、アラームで周囲に知らせてくれるわけです。

トレネ発売に向けては、同社初のクラウドファンディングが利用され、開始からわずか3時間で目標金額を達成し、最終的には目標額の10倍の資金を集めたことでも話題になりました。

それだけ、注目度&必要性が高い製品だったとも言えそうです。

◆使い方は簡単ながら使用する上で気を付けたいことも!?

上記のBluetoothペアリング設定さえ設定しておけば、使い方は簡単。荷物の上にトレネ本体を置くだけです。製品にはアタッチメントやストラップが付属しているため、荷物に固定することもできます。

本体は内蔵リチウムイオンバッテリーで稼働するため、充電にはUSBを使います。連続使用時間は20時間、充電時間は2時間なので、通常利用で不便に感じることはないでしょう。

ただ、ちょっと気になるのは、Bluetoothの精度かもしれません。

ゲーム機器などを使われている方は経験があるかもしれませんが、Bluetoothはほかの電波などの周辺干渉により、接続が途切れたり動作が安定しないことも。Bluetoothのワイヤレスヘッドホンが音飛びを起こしやすいのも、通信環境に左右されることが要因です。

これはトレネではなくBluetooth規格の問題なので、動作が安定するかどうかは口コミなどをチェックしてみるといいかもしれません。

◆取られてしまうかも…という不安解消に一役

また、誰かがテーブルに当たり揺らしてしまったなど、思わぬ要因での誤動作もあり得ます。防水機能がないため、屋外に置きっぱなし……という使い方もやめたほうがよさそうです。

アラームについてはトレネ本体側で鳴るため、「盗難を通知してくれる」というよりは「周囲に警告を発する」ことに重きをおいている製品のようです。

こうした要素を理解していれば、6,800円(税込7,480円)という価格も手を出しやすく、利便性が高い安心を与えてくれる製品なのではないでしょうか。

ちなみに、「見守りモード」になるまでの距離やスリープ状態になる時間などは、アプリから設定できます。

専用アプリはAndroid/iOS両対応で、Bluetooth対応規格は4.1以上。
Bluetoothのバージョン4は2009年に発表された規格なので、大半のスマホであれば対応も問題ないでしょう。

※記事内容は2018年2月現在の情報を基に作成。
※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。

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