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線状降水帯ほか、夏に起こりやすい自然災害と対策について解説

2021/08/16

令和3年7月に起こった熱海の土砂崩れは、建物を100棟以上、死傷者も多く出てしまう大規模自然災害となってしまいました。年々夏の大規模自然災害は増加しており、被害を最小限に抑えるためには事前の災害対策が必要です。

本記事では夏に多い大規模自然災害の特徴、今年から運用が開始された線状降水帯発生情報について詳しく解説していきます。また自然災害から、身を守るためにできる災害対策についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

夏に多い大規模自然災害とは?

近年は地球温暖化の影響により、猛暑による熱中症被害が増加しています。また大気が不安定になることで、ゲリラ豪雨や竜巻などの突風や、局所的な集中豪雨が起こる頻度も高まっています。

ここでは、特に夏に多い大規模自然災害について解説します。

猛暑

猛暑は地球温暖化が原因とされており、人だけでなく、農業や畜産、漁業など生活環境にも影響がでています。

最高気温が35℃を超える日を猛暑日といい、れっきとした夏の災害の一つです。気温の上昇によりさまざまな症状が現れる熱中症を起こしやすくなり、人体に大きな影響を及ぼします。対処が遅れると生死に関わるため、熱中症は現代の気象災害として注意が呼びかけられています。

環境省では、熱中症を予防することを目的として、気温だけでなく湿度や日射などの熱環境も含めた暑さ指数(WBGT)を導入しています。暑さ指数が28を超えると熱中症患者が著しく増加する危険性があるため、厳重警戒すべき指数の目安とされています。

wbgt

出典:環境省|熱中症予防情報サイトより

ゲリラ豪雨

ゲリラ豪雨とは集中豪雨の一種で、局地的に起こる大雨を指します。

5~9月頃に大気が不安定になることで起こり、天気予報による正確な予測は難しいとされています。ゲリラ豪雨という呼び方はマスコミなどが使用する言葉であり、正式な気象用語ではありません。

地上と上空の温度差が大きく大気の状態が不安定になると、積乱雲が発生しやすくなりゲリラ豪雨となります。この積乱雲は短時間で急速に発達し、雷や突風を伴う大雨になることもあります。

土砂災害

雪解けや梅雨、台風、地震などによって、一年中起こる土砂災害ですが、夏は特にゲリラ豪雨の影響を受けた土砂災害が増加します。初夏から秋にかけて台風、梅雨・秋雨前線による激しい雨が続いたことで地盤が緩み、ゲリラ豪雨をきっかけに土砂災害に続く危険性もあります。

記憶に新しい令和3年7月3日に起きた熱海の土砂災害では、大気の状態が前線の停滞により不安定になったため、記録的な大雨になりました。その後、大きな土石流が発生し、多くの建物や人々の被害が確認されました。土石流は小さなものも含めると、10回以上に渡り繰り返し発生したとされています。

自然災害は突然起こるものなので、事前にどのような災害が起こりうるのか、あらかじめ想定しておく必要があります。

季節別に想定される日本の自然災害|事前の備えの重要性とは

土砂災害を引き起こす線状降水帯とは

線状降水帯とは、複数の積乱雲が並んで形成される線状の積乱雲を指します。線状降水帯が発生すると、数時間に渡って局地的な豪雨が起こります。

土砂災害など大規模自然災害につながる危険性があるため、気象庁では「線状降水帯発生情報」の運用を6月17日より開始しています。

線状降水帯発生情報とは?

線状降水帯発生情報とは、線状降水帯が発生し、大雨による被害を伝える「顕著な大雨に関する情報」です。

線状降水帯は突然起こるため予測が難しく、また急激に状況が悪化するため、発生してから情報が発表される方針となっています。

線状降水帯情報が発表される時は警戒レベル4相当以上であり、すでに自治体による避難指示がでている状況の場合があります。警戒レベル4は必ず避難するよう政府によって定められており、ただちに安全な場所への避難が必要です。

ただし、すでに屋外への避難が危険を感じるほどの災害が起きている場合は、高所などで安全を確保することが最優先となります。

災害は突然起こるため、線状降水帯発生情報がでていない状態でも、危険度が高まっている事があります。避難指示が出ていない場合でも、危険度分布をリアルタイムで確認できるキキクルなどで周辺の危険度を都度確認しておきましょう。

 

線状降水帯とゲリラ豪雨の違い

線状降水帯とゲリラ豪雨は、どちらも大雨が降る自然現象ですが、違いをまとめると以下の通りです。

線状降水帯=線状に伸びた複数の積乱雲が発生し、長時間広い範囲で激しい雨が降る

ゲリラ豪雨=一つの積乱雲が発生し、短時間で局地的に激しい雨が降る

2つの違いは「積乱雲の形状と雨の降る範囲・時間」です。どちらも大規模災害を引き起こす危険性があるものとして理解し、万全な災害対策を行っておきましょう。

事前にできる夏の災害対策とは?

夏に起きた自然災害で避難する場合、避難所では思うように電気が使用できないケースがほとんどです。特に停電時には避難所での熱中症リスクも高まるため、暑さ対策が欠かせません。

ここで、事前にできる夏の災害対策を4つご紹介します。

暑さ対策

夏の災害時に一番重要なことは「暑さ対策」です。

特に猛暑時に停電が起きてしまうと、熱中症にかかるリスクが高まります。空調機が使用できない避難所は、室温も体温も下げられないため、冷却アイテムの備えが必要となってきます。

・大量の水や経口補水液
・塩タブレット
・ゼリーなど水分量の多い非常食
・水に濡らすだけで冷える冷却タオル
・乾電池式の扇風機
・冷えピタシート
・うちわや扇子

以上のような暑さ対策への備えをしておきましょう。

衛生対策

夏の避難所生活は、汚れや汗が気になっても気軽にシャワーを浴びたり、入浴はできません。汗などの臭いはストレスにもなりやすいため、防災グッズの中に衛生用品を準備しておくことをおすすめします。

また、夏は雑菌が繁殖しやすい時期でもあり、食中毒など食品の衛生管理にも気を配らなければなりません。

・汗拭きシート(大判タイプがおすすめ)
・おしり拭き
・ドライシャンプー
・携帯用シャワーやビデ
・着替え
・食品を取り扱うための使い捨て手袋
・除菌シートやジェルなど、衛生用品

以上のような衛生対策への備えをしておきましょう。

情報収集の環境を整える

災害時に身の安全を守るためには、情報収集が必要不可欠です。

災害時にはどのようなトラブルが起こるかわからないため、事前に情報収集の環境を整えておくといいでしょう。テレビやラジオ、防災ストリーミングサービス、SNSなど、災害情報が得られる場所を事前に確認しておいてください。

また、避難所では電気が使用できない可能性も考え、スマホ以外にポータブルラジオやテレビなど、複数の情報収集源を用意しておくと安心です。

災害時も落ち着いて行動ができるように、次のようなものも備えておきましょう。

・スマホを充電するためのモバイルバッテリー
・乾電池式のラジオやテレビ
・インターネットは正しい情報だけではないので、判断が難しい時は異なる情報源から情報を収集する
 

災害時に情報収集をする方法|事前の備えとできることも解説【2021年3月版】

災害時の安否行動について共有しておく

災害時には家族がバラバラに避難することも考慮して、安否確認の方法を事前に共有しておくことをおすすめします。自宅にいる場合は近所の避難場所、仕事や学校に行っている場合の避難所など、事前に避難場所を想定しておくと安心です。

また、ハザードマップを確認し、災害リスクについて家族で話し合っておくと、より防災意識への理解が深まります。また素早く家族の安否を確認するため、安否情報サービスなど全員が利用できるサービスの使い方も確認しておいてください。

見方や使い方は?まだまだ認知率の低い「ハザードマップ」が防災に重要と言われる理由

 

情報収集に影響を受けにくい光テレビ

大規模自然災害はいつ起こるかわからないため、どれだけ事前の備えができるかが重要です。身の安全を守るには落ち着いた行動と情報収集が鍵となります。

災害時の情報収集に役立つテレビですが、テレビアンテナが屋根など屋外にある場合、どうしても暴風雨など災害の影響を受けやすくなってしまいます。突風でテレビアンテナの位置がずれてしまうと、受信強度の低下や受信ができなくなる可能性も考えられます。

ニフティが提供している「@nifty光テレビ」は、@nifty光などの光回線と一緒に契約することでアンテナを立てずにテレビの視聴が可能です。アンテナではなく光回線を利用してテレビが視聴できるため、災害の影響を受けにくく、情報収集にも影響をうけません。あらかじめできる災害対策の一つとして、検討してみてはいかがでしょうか。

光テレビとテレビアンテナの違いについては、以下の記事で詳しく解説していますので、災害対策としてぜひ参考にしてください。

光テレビとは?アンテナを立てず災害の影響を受けにくいテレビ視聴方法

台風や大雪などの災害時にはプロバイダー料金をサポートしてくれる事業者もあります。ご利用のプロバイダーサポートページを普段からブックマークなどしておき、いつでも確認しておけるようにしておきましょう。

@niftyをご利用の方は、会員サポートサイトでご案内しています。

令和3年8月11日からの大雨による災害に対する支援措置について
令和3年7月1日からの大雨による災害に対する支援措置について
令和3年福島県沖を震源とする地震に対する支援措置について
令和3年1月7日からの大雪による災害に対する支援措置について
令和2年12月16日からの大雪による災害に対する支援措置について
令和元年台風第19号に伴う災害における支援措置について

@niftyでは今後も安心・安全を心掛けサービス提供をして参ります。

※2021年8月時点の情報です。

 

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