「Microsoft Word」の便利ワザ! 複数の改行を入れずに次ページを作成する方法

2018/05/25

社会人も学生も、一度は「Microsoft Word」というソフトを使ったことがあるのではないでしょうか。そんな文書作成ソフトのWordで作業中、ページの3分の2ほどにきた時点で、一気に次ページに移りたいとき、改行を何個も入れずに対応できる方法があるのを知っていますか?

◆Wordで文書を作る際に簡単に次ページへと進める方法はない?

Wordで文書を作るとき、1ページ丸々埋めることができればいいですが、見栄えや読みやすさを考えたら、項目や段落ごとに次のページにした方がいい場面があると思います。そんなときに皆さんはどうしていますか?

多くの人は、ひたすらエンターキーを押して改行していき、次のページへとたどり着く作業をしているかもしれません。

ただ、改行でページを進めていた場合、せっかく次ページの頭から始まるように調整したのに、前のページで変更があって行数が変わると、改行の数を変更する必要が出てきてしまいます。

実はそんなケースを解消するための方法があり、あまり知られていないのですが、Wordには一気にページを進められる機能として「改ページ」と呼ばれるものが存在します。

◆Wordの「改ページ」なら無駄な改行作業なしでページ変更が可能

ここでは「Word 2016」バージョンを基に、改ページの使い方を見ていきましょう。まずは使いたいWordファイルを開くか、新規でファイルを作成してください。

(1)次のページに進みたいところまで文章を作成
(2)Word画面上部にあるタブメニューから「レイアウト」を選択
(3)タブ内のメニューで「区切り」→「改ページ」の順にクリック


この作業をするだけで不必要な改行をいれることなく、あっという間に次ページの先頭へとカーソルが飛んでくれます。

改ページでページを変えた場合、それよりも前のページ内で行数が変わったとしても、次ページには影響がないのもうれしいところです。

ちなみに、

・コントロールキー(Ctrl)+Enterキー同時押し

でも同じ改ページができますので、ショートカットとして覚えておくと便利です。

◆改ページとよく似た機能「セクション区切り」との違いは?

「区切り」の項目内には、改ページと似たような機能として「セクション区切り」という機能もあります。

こちらも改ページのように一気に次ページとカーソルを進めることができますが、改ページと違う点は、改ページが「単純にページを改めるという機能」に対し、セクション区切りは、その名の通り、「セクションで区切ることが可能な機能」です。

セクションとは、たとえば「印刷されホッチキスなどでまとめたひとつの文書」のようなイメージで、セクション区切りでは、同じWordファイル内で複数のセクションを作成できます。

具体的には、数ページだけ印刷方向の向きを変えたい、つまり縦書きと横書きの文書を同じファイルで作りたい場合などに利用されます。印刷の向きごとに別のファイルを作らなければならないところを、セクションで区切ることで複数の文書を同一ファイルにまとめられるのです。

こちらも合わせて覚えておくと役立つことでしょう。なお、改ページはバージョンによっては「ページ区切り」となっていることも。改ページの爽快感を体験してみてください。

※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。
※記事内容は2018年5月現在の情報を基に作成。

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