初心者でも簡単?スマホ連動の次世代IoT電子ピアノ「Clavinova」とは

2018/06/08

スマホやタブレットと連動し、未経験者でも好きな曲を簡単に演奏できる。そんな次世代のIoT電子ピアノ:ヤマハ「Clavinova(クラビノーバ)」が、発売から半年を経て人気となっています。一体どのようなものなのでしょうか?

◆IoT技術を活用した次世代型の電子ピアノ

ヤマハの「Clavinova」といえば、知る人ぞ知る電子ピアノのロングセラー。初心者から熟練者まで幅広くピアノの世界を楽しめ、「電子ピアノで迷ったらクラビノーバ」と言われるほど認知度が高いモデルです。

その「クラビノーバ」に、まったく新たな次世代型電子ピアノがラインナップされていることはご存知でしょうか。

それが、2017年10月の発売以来、各方面から注目を集めている「CSP-150/170シリーズ」です。

「自分の好きな曲をピアノで弾きたい」というニーズに応える。そんなコンセプトで開発された同シリーズには、「オーディオ トゥー スコア」と呼ばれる機能が搭載されています。

「オーディオ トゥー スコア」とは、オーディオデータからコード進行を解析し、その結果を基にピアノ伴奏譜を自動作成するという機能で、この機能によって誰でも簡単に好きな曲を演奏できてしまうのです。

◆ピアノとスマートデバイスを連携させピアノ譜を自動作成!

この機能の秘密は、新型Clavinovaがスマホやタブレットと連動した“IoTピアノ”であること。

好きな曲が入ったスマホ/タブレットで専用アプリを起動すると、その楽曲からピアノ演奏用の楽譜を自動生成してくれます。

演奏時にはスマホ/タブレットとピアノが連動し、生成された楽譜通りに鍵盤上部のストリームライツ(LEDランプ)が光ります。

つまり、ランプが光っている鍵盤を叩くだけで、楽譜が読めなくても演奏できてしまうのです。これなら、たしかにピアノ演奏が初めてでも弾けそうな気がしてきますね!

◆Clavinovaの演奏方法はリズムゲームのイメージ!?

シンセサイザーやキーボードには、従来から類似機能の「光る鍵盤」がありました。

しかし、光を追うだけではどうしてもリズムが遅れがちになります。その点もClavinova:CSP-150/170シリーズでは考慮され、4列のLEDランプでリズムを再現する工夫が施されています。

言葉では伝わりにくいかもしれませんが、次の音が向かってくるリズムゲームをイメージすると、わかりやすいかもしれません。

次の音が先読みできるので、リズムさえつかめれば流れるように演奏できるのです。ピアノ素人でも、リズムゲーム経験者ならすぐに慣れるでしょう。

◆家族そろっての情操教育にも最適な1台

本格的な演奏にはテクニックも必要ですが、和音の同時押し、階段押し(アルペジオ)や交互押し(トリル)といった演奏が、ゲーム感覚で遊びながら習得できます。

その意味では、お子さんがいるご家庭にもうってつけです。「ピアノを勉強する」というスタイルに抵抗があるお子さんも、好きな曲をゲーム感覚で弾ければ、楽しみながら上達できることでしょう。

また、ピアノ未経験だけれど楽器には興味がある、子供の頃にピアノを習ったけれど忘れてしまった……というご両親も、お子さんと一緒に楽しめるはず。

そんなピアノがご家庭に1台あれば、お子さんとのコミュニケーションも弾むのではないでしょうか。

もちろん、電子ピアノとしての基本性能も充実。グランドピアノに迫る弾き応えを実現した鍵盤や、数千万円もするフルコンサートピアノをサンプリングした音源、上位機種に匹敵する音響など、ミドルクラスの電子ピアノとしては贅沢な機能も満載です。

電子ピアノは高価な買い物ですが、メンテナンスさえすれば一生使える宝物にもなります。興味がある方は、楽器店などで実機体験してみましょう。その面白さに間違いなくハマるはずですよ。

※記事内容は2018年5月現在の情報を基に作成。

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